印刷ブログ
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冊子の上下と小口にシルク印刷

某大学の卒業アルバムらしい、よくある冊子上のカタログのような厚みがあるタイプで、本みたいな感じだ。

本と同じなので背以外は白い紙が無数にページとして存在している。その白い部分に黒ベタと4色のシルク印刷をしてほしいという依頼が来た。とりあえずの試作なので何部か支給してもらいテストをしてみたが、問題はなさそうだ。

治具は本たてを100円ショップで2つ買い、あとは余っていた塩ビの板をアルバムの大きさより多少小さくきって治具として用意した。

上と下は黒ベタ1色なのでそれほど難しいとは思わないが、小口の部分には4色+黒ベタをのせなければならない。ここが一番難しいとは思うが版を調整して週末に集中すればおそらく大丈夫だとは思っている。予備を多く支給してもらったので気持ち的にはかなり楽にできる。

こういった変わったシルク印刷、弊社では日常茶飯事です。問い合わせてみてください。
book

ポリエチレン(LDPE) の袋にシルク印刷

ASKULで売っているポリエチレン(LDPE) 製のビニール袋に1色でシルク印刷があった。枚数は弊社にとっては多く500枚、色は1色となる。

ポリエチレン(LDPE) 素材への密着は意外と面倒かもしれないが、インクさえ見つけてあげれば後はそうでもない。以前LDPE製のボトルに回転印刷をしたことがあった。PPインクでもSG740でも密着しないが、きちんと密着するインクは存在する。ただそのインクが、、、寒天状に固まってしまうインクで使い勝手が悪い。もちろん新品の納品されたてのインクを使えばまだ寒天状になっていないが半年もたたないうちにすぐに寒天のようになる。

まずはその寒天をドロドロのインクに希釈するのが作業の始まりとなり、あとはT-950の遅乾溶剤をいれて印刷すれば問題はない。PEプラのリサイクルマークがついていなかったので、マークも一緒に印刷。これで法規制に適合しているビニール袋になり、公の場で使えるようになる。

何かしらのイベントで使いたいらしいが、メーカーの印刷ロットで500枚はだめらしい、ということで小ロットのシルク印刷で対応。納品され2日に分けて印刷したが、目詰まりもすくなくスムーズに終わった。

ポリエチレン(LDPE) のビニール袋へのシルク印刷、小ロットでも可能です。お問い合わせください
(写真は逆さまですが、なぜかuploadすると逆さまになってしまいました。。。)
LDPE

文字が細ければ何回も版を洗浄

文字やデータが細かい場合はデータを多少なりとも調整することを先方にあらかじめ確認をとるが、それでも綺麗に印刷するには連続で印刷ができない。

データの調整は見た感じ1-2回くらいで目詰まりがおきそうな極端に細い線であったり、使用するインクが目詰まりしやすい場合に調整を行う。 ある程度調整したら、印刷をしながら目詰まりを確認して版を何度も洗浄する。

データを限りなく太く・大きくできれば目詰まりが出ないかといえば、そうでもなくインクの種類によってはいくら大きなデータでも目詰まりを起こす。どのくらいで調整すべきかはもう勘にたよるしかない

ABSインクで密着するポリスチレン風の素材のミラーだったが、個数は100個ほど。データは調整してあるが、細い線があるのでメッシュは300、15個くらいで中断し版を洗浄、これを6-7回繰り返した。綺麗に均一に印刷するにはこのくらいの手間暇を惜しんではいけない。印刷は手間暇かかる仕事なので手間暇が嫌であれば印刷など最初からできない仕事でもあったりする(笑)

無事終了、ばらつきも少なく完成した。7回洗浄したが1時間ちょっとですべてが終わった。やはり綺麗に印刷ができると気持ちがよい

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吸わぬなら吸わせてみようバキューム台

クリヤーファイルや紙など、版にくっついてしまう素材や薄い素材はバキューム台という印刷台をつかって、素材を吸い込んで吸着しておきながら印刷する

そうすることにより印刷後に素材がくっつかずにじまないできれいにできる。 重量のある成形物であれば吸わなくとも重みで大丈夫だが、薄い素材や軽いものはNGだ。

クリヤーファイルにたくさんのポケットがついているファイルがあり、そちらの印刷が少々大くはいってきた。吸引台ではやりにくい形状だが、スプレーのり等をつかうと素材が汚くなってしまう。サンプルはそれでよかったので最後にアルコールで綺麗にしたが、本番で1000枚を超える数をアルコールで綺麗にするには少々時間がかかる。

吸引台でなんとかできないかと思い、土台が高めな独自のバキューム台を自作し、印刷部分にはドリルで小さな穴をあけ、吸引できるように改造した。あとはこれを台にセットして隙間をテープで埋めればかなりの吸引力がでるのでスムーズに印刷ができ、表紙の裏面を汚くせずに印刷ができる。こういった工作が好きなのでまったく苦にはならないし、素材もあまっている破材で作ったのでコストはゼロ、時間だけとなる。大した吸引力ではないかと思えばきちんと吸引してくれるところまで確認ができた。

ちょっとした工夫をすることで印刷の効率が劇的にUpする。PPTインクを使うので目詰まりが多いので、スピードが大事だ。おそらく50枚くらいは連続で印刷ができるようになるとは思うが、今週の作業開始でどのくらいの効率でできるかを感じることになるであろう
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コルクでできたコースターにシルク印刷

コルクを砕いてできたもので作ったようなコースター、おそらくワインのコルクの再利用だと思われる。

こちらになるべく大きく全面でベタのヌキ、細かいデザインをシルク印刷することになった。データはかなり細かいのでこれはもう外注の工業製版でフィルムを出してもらい、300メッシュで自社にて製版を行った。

コルクなのでどんなインクでもよいとは思うが、データが細かいのであえてSG740で希釈をせずに100回連続印刷することになる、おそらく20-30個で目詰まりが起きたりコルクのごみが付着するとは思うので、一応20回で1回洗浄するような感じで印刷をすることにしている。

濡れたグラスを載せて放置しても問題なし、セロテープ剥離もOK、それよりは素材のコルクが弱いのでそちらが剥がれてしまい、印刷も一緒に剥がれてしまう。これはもう素材の問題なのでどうにもならないが、インクの密着は問題はなさそうだ。

100個のコルクのコースターへのシルク印刷、細かいデータでも可能です。お問い合わせください
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パレットに現場でシルク印刷

貨物を運ぶ大きなパレット、2mx2mくらい、1つの重量は10kg以上。これの側面にシルク印刷をしたいらしいが、こればかりは現場に出張して印刷しなければならない。

印刷は問題なく、PP製のパレットなのでPPインクを使えばよい。あらかじめ1個サンプルを預かり、プライマー処理をしてPPTインクで印刷をしたが、まったくびくともしないのでOKと判断した。プライマー処理がないテストも行ったが、やはりプライマー処理をした方がインクの密着が強い。

あとはこのパレットにすっぽりとはまる治具と版を作製、現場で1つ1つスムーズに印刷ができるよう準備を行わなければならない。重量もあるので、そう簡単に進むとは思わないが、治具さえしっかり作成してあとは遅乾溶剤とインク、スキージに洗浄用のウエスなどを持参すれば現場での印刷が可能となる。一番のカギは治具だと思っている。

合計で600台くらいあるので、1日でどれだけ進めることができるかにより作業効率が異なる。両面なので1日で200台もできればよいと想像しているが、本音は300台、2日間で仕上げたいという思いがある。そうすれば土日ですべてを終わらせることができ、通常業務に支障なく出張印刷ができるからだ。もっとも子供の相手ができず週末不在になってしまうが、、、近くに宿でもあればつれてゆき妻子で遊んでもらっていてもよいのかもしれない

運搬が困難な製品への出張シルク印刷、お問い合わせください

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クリヤーファイルにフルカラー両面でシルク印刷は。。。

表題の見積もり依頼があったが、フルカラーで写真入り、しかも両面で300枚ほど、こうなったらシルク印刷ではもうお手上げで専門の業者に頼んだ方が早い。

しかし枚数が小ロットなのでフルカラーでも割高となり、しかも両面だとなお高い。こうなれば色数や写真を落としてもらい、無理やりシルク印刷でできるくらいの色数にすれば希望の予算内に収めることができる

一応最大で4色、カラー分解は無し、両面で見積もりを出すことになった。以前3色で2000枚くらい、単価30円以下という毎年出ていたクリヤーファイルがあったが、3色で2000枚だと工程で6000回となる。かなりのしんどい作業ではあったが、流れてしまえばそれほど難しくはない。幸いにも1年に1回だったのでなんとかなったが、このような感じで毎日だとシルク印刷ではなく、専門の業者に依頼したほうが良いとおすすめすることにしている。

インクも100%の密着ではないが、PPに密着するインクはある。最近は海外製のファイルでベトナム製が多くなってきた、再生素材も混ざっているので密着が悪くなっているがいまのところはなんとか密着はしている

クリヤーファイルにシルク印刷は可能です、色数とご予算、枚数によってはシルク印刷の方がお勧めです

アクリルに印刷

アクリル素材への印刷はよく手がけている。写真は頻繁にやってくる印刷だが、以前他社のブログでも全く同じものを拝見した事がある。もしかすると全国的に何かしら行われており、その面版なのかもしれない。

アクリルにはいろんなインキが密着するが、弊社ではSG740かMS8を使っている。どちらかといえばMS8の方がいい感じがするので(単に感覚で、、、)MS8を使うようにしている

アクリル素材への印刷、小ロットでも歓迎です。

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コクヨの市販ファイルへシルク印刷

どこのホームセンターでも、100円ショップでも売っているようなコクヨ又は類似の紙製のファイル。こちらの表紙と背表紙にシルク印刷ができる。

数が少なければ手書き、又はシール対応すれば安いかもしれないが、ある程度の数になってくるとシールを貼るのも手間隙になってしまう。そんなときは直接シルク印刷をしてしまえば手間隙が省けるし、シールが剥がれるなどの心配も無い。

20枚でも30枚でも、いや、その場合はシールを貼ってしまうか。。。50を超えれば印刷したほうが早いかもしれない。私は小ロットは版代を無視しているので、お手ごろ価格で印刷ができるマーケットを構築している。小ロットで版代を考えてしまうとまず決まる案件が無い。

小ロットは1式価格でこのくらいという予算をお客様と相談しながら柔軟に決めております。まずはお気軽にお問い合わせ下さい

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布製の法被に白で印刷

布系は、、、あまり得意ではないが、たまにやってくる。それもノベルティ系なのでTシャツやポロシャツの型がいらず、代わりに自分で自作した型と治具を使い印刷している。

Tシャツやポロシャツなどはそれ専用の型があったりインクがいろいろあったり、主にバインダーだ。弊社にはバインダーは無いが、布に密着するインクがある。白も高濃度なのでかなり出が良い、素材によっては1回で白が再現できるし、メッシュも70メッシュを使い厚盛の乳剤を使うのでシャープに出せる。

今回は急ぎで法被5枚への印刷依頼があった、できるかできないか、というよりはできるであろうという想定で行い、まずは自分の似たようなシャツにためし刷りを行い、本番の5枚を刷った。

法被なのでかなりサイズが大きい、恐らく通常のTシャツやポロシャツを刷る台だと面倒なのかなぁと思い、なぜ急ぎで弊社に来たのか少々考えたが、やれないことは無いのでとりあえず自作で法被に入る型をウッドラック風のやわらかい素材で作成、印刷をした。

小ロットすぎるのと形が大きいので嫌がる業者が多いのかもしれないが、私は何もわからずとりあえずやってみようというスタンスなので何でもやるようにしている。しかしアパレル系はあまり好んで受けないようにしているが、それ以外は何でも印刷はできると思っている
HAPPYHAPOI

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