印刷ブログ
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不織布へのシルク印刷

不織布でできている折り畳みができるうちわがノベルティグッズとしてあるらしい。

折り畳みができるので使い勝手はよさそうだ、100枚に白1色で名入れ印刷。 不織布なので繊維系のインクかと思い、テストでSG410を使ってみた。折り畳みなのでなるべく伸縮性のあるインクが良いと思い、合成繊維に適しているインクなのでちょうどよいと思ったが、不織布の穴の部分にインクがはいるとそこがテープ剥離でとれてしまう。しかし穴になっていない部分は剥がれない、、、

恐らく何かしらの素材を混ぜて作っている不織布だとは思い、ルーペで詳しく見てみるが見たところで素材がわかるわけがない。いろいろ調べたところどうもPP(ポリプロピレン)を配合して縫っているようだ。

PP用のインクでテストをしたら問題なく密着が確認でき、そのまま印刷をした。ところが裏表が微妙に存在する不織布で裏面に印刷をすると綺麗にできない。しかし表裏を確認するのが非常に難しい素材であり、ある程度は勘に頼るしかなかった。表だろうと思って刷ったら裏だったものが何枚かあったが、これはどうにもならない。

おまけに位置あわせもすべてずれているような取っ手なので上手くはいかない、、、かなり厄介な商品ではあるが一応印刷はできた。

不織布への印刷は何が入っているかわからないのでインクのテストは必須 = 予備で1枚は必ず欲しい商材です

beauty

いろいろなサイズの傘にサンプル印刷

とある会社様より様々なサイズのビニール傘に名入れサンプルを依頼されている。50cmサイズから75cmサイズくらいまで、合計で6本ほど。

60-75cmは同じ版でできるが、それ以下は別に版を作りデータを小さくしてあげないと入らない。横長のデータなので版を2つ作成、夕方に少し時間を見つけて1つ1つサンプルを仕上げた。

素材はポリエステルなのでそれに密着するインクを使用する。何度か印刷をしてある傘で、剥離試験も行っており、密着の強度は確認できているので特に心配は無い。

あとは取っ手の部分にも名入れサンプルをしてほしいとの事なのでそちらはパッド印刷にて版を作成して、印刷しようと思う。取っ手の素材表記が無いが見た感じPPなのでPPインクを使えばよいと思う。パッド印刷でPPは相性が良くは無いがなんとか印刷できるコツを掴んでいるのでそう心配でもない。

今週中にはサンプルを仕上げ発送をしておこうと思っている。新潟県は今日も雨だが、明日からは晴れ、本格的な夏がやってくると思っている。
kasaforblog

クロスカットは大変だ

美容室で使用するクロスカットというエプロンのようなものがあるが、こちらに名入れをする案件が年に何回かある。

印刷そのものは問題は無いが、問題は印刷する時の位置あわせに終わったあとの折り畳み作業がある。綺麗に元通りにはできないがなるべく綺麗に、となるので、印刷の手間隙よりは折り畳み・梱包の作業の方が時間がかかってしまう。

クロスカットになるべく安く印刷をしたい、という方がいれば梱包を無視してもらい、自社で梱包をするなりでOKであればかなり魅力的な価格にて印刷はできます。

クロスカットへの名入れ印刷、小ロットで3枚5枚でもやっております。お気軽にご相談ください。梱包の有無もお知らせいただけますとだいぶ助かります(汗)

karifu

市販の60cm傘への印刷

市販の傘でポリエチレン製(PE)がある、これは恐らくどこでも売っているような傘だとは思うが50cm~70cmという感じの大きさがあり、透明で使い勝手がよさそうな傘だ。

店頭に置く傘でお客さんに使ってもらったり、いざ戻ってこなくてもそれほど損をしないという価格帯かもしれない。そこに名入れを小ロットで行う印刷会社があまり居ないらしい。 

形になっている傘なので印刷は面倒に見えてしまい、嫌煙する印刷会社が多いのであろう。しかし工夫と知恵を絞れば小ロットでも十分に印刷はできる。今回はなるべく大きな印刷面でということだったので、20cmx20cmくらいの大きなデータをそのまま製版、印刷テストをしてみたが全く問題はない。 インクの密着も問題なくクリアできた。

市販の形ある傘に印刷するので一番大変なのが、、、、乾燥させる場所だとは思う。いくら乾きの良いインクであっても印刷後30分前後は乾燥させたい、それまで開いたままにしておかなければならないので場所が大変だ。小ロットでも100を超えると乾燥場所に困ってしまうが、半分ずつにわけて印刷すればそれほど大変にはならない。朝に50本、夕方に50本というサイクルを組めば1日で100本、乾燥は30分くらいで常温乾燥OKなインキなので翌日にはすぐ出荷もできる

市販の傘に名入れ印刷、小ロットでも可能です。

kasa

コットンバッグへの名入れを続ける

リピートで多い大きな取っ手がついているトートバッグがある。厚手タイプでデニム風の色のバッグには白で、コットン風の肌色のバッグには黒で印刷する

だいたい100個前後が多いので比較的やりやすく、小ロット印刷といえるが、黒を印刷するときと白を印刷するときで時間と加減がことなる。

黒の場合は元々の色が強いので普通に一度印刷すれば問題はない。その分進みも早く、スムーズにできる。100個であれば1時間くらいで問題なく終わる。

白になるとそれが異なり、インクの希釈はまったくゼロで粘粘のインクをそのまま使うことにより版の目詰まりがおきる。メッシュは70をつかっているし、ジアゾの乳剤も厚盛の版を作っているので目詰まりはおきにくいのだが、さすがに細かい線などがあるので100回連続はできない。ジアゾも油性で溶剤に強いと書いてあるがあっけなく剥がれたことがあるので、版の洗浄にはかなりの注意をしている。白の場合は100枚刷るのに3回ほど洗浄し、インクはそのまま、あとは印刷するときの圧力とインク返しでのコツが必要となる。スムーズにいけば2時間くらいで100枚が終わる。黒の2倍の時間がかかるわけではあるが、白を白で出すにはこれをしなければならない
mozaic

ジアゾ乳剤が取れた

昨晩はデニム風のバック200枚に白で印刷を行った。その前日から開始していたが、急ぎの案件がはいり、こちらのデニムは来週納期であったのでいったんstopし、今日に繰り越した。

版は厚盛ができシャープな刷り上がりができるイタリア製のジアゾ乳剤を使い製版を行った。途中特に何もしていなかったが、ジアゾ乳剤が溶け出してきた。溶剤はほとんど使っていない、インクの固さが重要なので希釈はほとんどしていない、それどころか耐溶剤のジアゾなので溶けるとはおかしいと思った。

もしかしたら湿度の関係だったかと思い、ドライでエアコンをつけ、自社製版ができるのでその場ですぐに乳剤を塗布し製版を行い、再開をした。途中の版のトラブルがあったので遅くなったが、21時に始めて23時には終わった。これであとは数日ほったらかしで乾燥させておけば来週の納品に間に合う。

布製品への白の再現はなかなか難しい、特殊なインクを使わずに技術と印刷の圧力、そしてスキージのスピード、いろいろな要素がすべてぴったりになったときにほぼ100%の完璧な白印刷が再現できる。これも慣れかもしれない。

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デニム生地への白の厚盛

写真では見えるか見えないか、、、デニム生地に白を印刷するときはやはりインクの沈みが気になる。

もちろん発泡インクやゴムインキ等の高価なインクを使えば白が100%で再現できるが、その設備とインクがない場合はどうすればよいのか?!

油性インクを入手して自分なりにいろいろと試してみた。版も80メッシュ、イタリア製の乳剤を使い膜を厚めにしたが、膜が厚いからといって厚盛印刷になることではなく、線がシャープに出るだけだ。ではどうすれば厚盛になるのか。。。

いろいろと試行錯誤で試した結果ある1つの方法が有効であることに気付き、今ではそれを実践しているがほぼ完璧に近いまで完成度が高まっている。誰も教えてくれなかったが、自分で見つけた方法。もしかすると普通に知られている技術なのかもしれないが、自分で見つけた方法は技術として保持しておきたい。

白をより白く、濃く再現、まずはお問い合わせください
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ネオプレーンへの印刷試作

ネオプレーンという素材があり、ウェットスーツ?に使うような柔軟性のある素材でインクののりが悪い。密着とインクの伸縮に関しては解決はできているが、この素材に綺麗に印刷を行い、なおかつ白を再現するのが難しい

以前行ったものは形になっていなかったほぼ平らな状態のネオプレーンに印刷だったので、2度3度の重ね印刷ができた。今回新しく依頼があったのが形になっているかばんのような形状が数種類あり、そこに繊細な印刷をしなければならない。

データも頂いているが細かい部分は細かいので重ね印刷をするのが難しい。ましてや成型物になっているので難易度は非常に高い。これはなんとかして1回で白を再現する方法を見つけなければ代替の利く商品ではないので失敗が許されない。

とりあえず昨日のうちに厚盛できるような乳剤を注文し、そちらを使って製版をしてみようと思う。うまくいけば新しい印刷の方法として今までの白の再現性を解決できることになるので楽しみにしてはいるが、反面失敗できないという成型物なのでそちらの緊張感の方が高い。

ネオプレーン素材へのシルク印刷、お問い合わせください
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メガネのバンドに白で印刷

サングラスに引っかかっているようなバンドに白1色で印刷。素材が合成繊維のような特殊な素材で伸縮性があるので、通常のインクでは密着しないと思い、SG410にてテスト。

引っ張ってもひび割れたり取れたりもしない、ということでSG410で合格。あとは白の再現だが、被印刷体が黒、青、赤とありどれも白が負けてしまう。コンクホワイトで印刷しても白の再現率が50-60%ほど。発泡インクやゴムインクなどで印刷すればよいのであろうが、弊社にはその設備が無い。

設備投資をしてもいつ回収できるかわからない世の中、こういった場合は知恵と手間隙をかけるしかない(笑)

メッシュは80メッシュで弊社にある一番粗いメッシュ。世の中には60メッシュもあるが今回のデータの細さを見ると80での製版が限界。それでもかなり大変な製版ではあった。

あとは2度の重ね刷りをする。とはいっても1回目を乾燥させなければほとんど変わらない。ということで手間隙かけて1回目を印刷してからすぐにドライヤーで乾燥、そして2回目を印刷。ここでコツもつかんだ。1回目はかなり強い印圧で印刷、2回目は1回目の乾燥したインクの上にやさしくなぞるようにインキを載せてあげる感じで印圧は弱めにする。そうすることにより1回目のインクがはがれるようなこともなく、綺麗に白が再現できる。

幸いにも小ロットの60個ほどだったのでこのような手間隙ができたが、これが大量ロットであればそうもいかない。

小ロットの印刷、ウェルカムです

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綿素材風のポリエステルバッグ

見た感じは綿素材ではあるが、クライアントいわくポリエステル製らしい。言われなければわからない、そして原材料名の表記もなかった。

インクはSG740で全く問題が無く、密着はOK。あとはロゴ印刷はメッシュを180程度、そして小さな文字列の方は80メッシュで刷った。ロゴも80メッシュで印刷すれば1回でよかったが、できるだけシャープな仕上がりをさせたかったので、180メッシュで2回の重ね刷りをした。

表の中心に印刷、そして下の方がギリギリなので別工程で1回、最後は裏面の内側に1色となるので、折り目をつけて1つ1つ印刷しなければならない。見積もり当初は裏面だと思ったが指示書がきてからは内側に印刷となっていたので、手間隙的には増えてしまったが、やるしかない。

最終製品は誰でも知っているとは思われる某化粧品メーカーらしい

最後は乾燥させ、日曜に発送すれば月曜の納期に間に合う。金曜にゴーサインが出て合計で150枚x3行程、超特急の仕上げとなった。その他来週早々の納期があるので今週末は休む事ができないと思っている

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