印刷ブログ
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こんな時期に塔婆にシルク印刷

こんな時期、、、かと思いながら墓場の塔婆100枚にシルク印刷、両面なのですぐには刷れない。しかも支給されたポジは縦長なので製版のときにズレる。

 

結局は裏表、上下それぞれを位置合わせし、4行程で400回の印刷。ポジがしっかりしていれば半分の200行程だが、、まぁ仕方がない。あまり増えるような印刷物だとは願わない方が良い。5年に1回くらいの頻度が良いのであろうか。。。 何事もプラスに考え、前向きに生きよう!

ナイロン布に白でシルク印刷

ナイロン布はインキを吸い込みやすい、まして黒い生地に白なのでなおさらだ。SG740でも密着はするが、沈みが激しい。もっと粘度の高いSG410を希釈せずに刷ると濃くなる。SG410はある意味つかいにくいインキではあるが、慣れれば使える。

 

メッシュは150で製版、とりあえずの校正だが、無理をせずに1回刷りで提出。こちらでOKが出れば越したことは無いし、数量が多いので校正1枚で無理をして重ね刷りをしてしまうと量産が大変だ。私が全部刷ればよいのではあるが、そうもいかないので、誰が刷っても同じようになる想定で校正をださなければいけない。

 

コロナウィルスの影響でGWも静かになっているが、ロットの少ない案件や校正案件等、一人で静まり返った場所でコツコツできる仕事をやっている

巾着袋に白でシルク印刷

白を再現する場合、インクジェットでもできるらしいが、白を出せるインクジェットは高いらしい。再現できたとしても薄いのでどうしてもシルク印刷になることが多い。簡単に言ってしまえば、インクジェットでも濃くできるが、その分顔料を多くいれる、つまり粉の容量を多くするのでノズルが詰まるからできない、という事だと思う。

 

シルク印刷の場合、通常の白でも濃いが、それよりも濃い高濃度白やコンクホワイトという濃い白が存在する。それを更に重ねて数回刷ればもう白100%に限りなく近い。今回の巾着袋のデータは太いデータだったので重ねて刷っても問題は無い、2回刷りで濃く出たので2回刷りで100枚を仕上げた。

 

中に固い板を入れ、セットして効率よく30分で100枚を仕上げる。コロナウィルスの影響で世の中が変化すると思うが、私的にはもう1日8時間労働は不要だと思う。時給制、月給制をやめてしまい、個々人の能力で差がでる能力給や出来高給にかえてみてはどうであろうか。頑張りたい人は頑張ればよい、そうでなく食べれればよい、という人はそれで良いと思う。急げ、綺麗に、効率よく、早く~と言い続けた事で世の中が疲弊してきた、そしてストレス社会、鬱等様々な社会現象が出ていると思う。これを機に変わることにしよう

EVA エチレン酢酸ビニルにシルク印刷

EVAという素材、エチレン酢酸ビニルという素材だ、素材そのものは問題は無く、印刷はできる。しかしその表面加工が曲者だ。。。強い撥水加工がされているのでそれを何かしらの方法で除去しなければインキがはじかれて密着しない。

 

無理もない、雨水を弾くために塗布されている油のようなモノなので、水と油以外には印刷ができるシルク印刷といううたい文句の油に匹敵する。とある方法で印刷面の撥水加工だけを除去し、すぐに印刷をすることでインキが密着する方法がある。

 

今回はレインコート200着程、胸と背中だ。印刷は問題は無い、あとは1つ1つ仕上げるだけだ。今日はこのレインコートで1日が終わりそうだ。しかしフワフワするレインコートなので場所をとる、、ラック50段に25枚しかおけない、乾燥が早いので幸いにも回転は悪くない。

青い封筒に白はシルク印刷で

青い封筒にキャッチコピーを白でいれたいらしい、白なのでインクジェットではNGだし、枚数が4000枚なので時間もかかる。であればシルク印刷でやってしまう。

 

インキの沈みがないようにQセットインキの高濃度白を使用、かなり強い白が再現できる。2000枚で2柄、通常であれば時間はかかるが幸いなのかどうなのか、コロナで多少スローなので二日で仕上げる。あとは念をいれて1日乾燥させ、梱包をすればOKだ。

成形物の難しいシルク印刷

箱型の成形物、突起している部分ギリギリへの印刷、他社でやっていたそうだが、その方が高齢で脳梗塞になったらしい。しかしこんな手間のかかる難しい事をやっていれば無理もないと感じるくらいだ。。。

 

設計の段階で変更すべきか、又は成形物の設計を変えるかでもしないと印刷加工する職人が疲れてしまう。なんでも言われたことだけをそのままやるのではなく、こうすればよい、こうしたほうが良い、という融通が利く世の中になってほしいと思うことが多々ある。

 

よく感じるのが一度決めたことを変えたがらない風潮がある。今回のコロナの影響で感じたが、いままで紙ベースの融資の資料が多すぎた、それが一転、金融公庫ではネットで申し込みができるようになっている。なんだ、やればできるではないか、、どうして今までやらなかったのか。。

キャンピングチェアを仕上げる

キャンピングチェア95台、乾燥の場所をとるので土曜に印刷し、月曜の朝まで倉庫に広げっぱなしにしておく、平日だと朝から邪魔になってしまい、生乾きが心配だ。

 

それよりもSG410インキは硬いので、T-980超遅乾で希釈をする、そうすると刷りやすいが、それでも2回重ね。T-980は乾燥が遅いので夕方にすって翌朝に完全に乾いているかわからないので、念には念をという意味もある。土曜の夕方に仕上がり、日曜は快晴、そして月曜の朝までほったらかし、これで完全に乾いているはずだ

キャンピングチェアにシルク印刷

ゴルフの大会で使用されるらしく、毎年100台前後刷っているが今年はコロナウィルスの影響で中止になったらしい。しかしいずれ必要とのことですることになった。

 

校正時にTシャツの印刷台でやってみたらドンピシャでできたので、それをそのまま量産で使う。以前より早く、効率よくいける。これでどんどんできる自信がついた

 

素材はポリエステル生地なのでSG410、コンクホワイトで2回重ね刷り。かなり濃い白を再現できる。

大きなビニールシートにシルク印刷

実際の印刷面積はそれほど大きくはないが、ビニールシートそのものが大きい、、、長いもので恐らく5mはあるであろう。取り回しが大変だ。刷るのは早い、そこまでもっていく下準備に時間がかかってしまう。

 

かといってロットが多いわけではないので、小ロット扱いだ。たまたま時間に融通きくときなので、先日丸1日かけて仕上げる。梱包も大変だが、終わればホッとする思いだ

ご朱印帳に3色シルク印刷

ご朱印帳というものがある、表裏に合計3色、300冊。 布地?だがインキは希釈をせずに固いままでSG740. なんといっても刷りやすい、密着は問題は無い。本当はSG410を使いたかったが、金、銀粉との相性を考えるとSG740の方がまだ良い

 

布で沈むと思ったので150メッシュで製版、再現性はよい。あとは希釈をするとつぶれやすいので、故意に希釈をせずに固いまま刷る。十分乾燥させたいので、急がずに仕上げ。今週中には全て終わり、納品ができるであろうと思うが、この緊急事態宣言で世の中がどうなるのかわからない。

 

もう踏ん張るしかないというところまできている。

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