印刷ブログ
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市販の軍手にシルク印刷

これは難題だった、そもそもシルク印刷でやるには特殊インキを使わなければならない。ゴムインキ風のプレス乾燥ができるアパレル用のインキであればよいが、弊社にはそのインキと設備がない。

軍手なので伸びちじみがあり、伸縮性のあるインキを使わなければならない。さらに発色をよくするためには白を印刷してその上に特色となるが、軍手のような成形物ではそれができない。

1回で色を出すためにはなんとかしなければ、、、と無理やりの解決方法だったが、ノベルティ扱いなのでそこまでの強度や再現性を求められているわけでもなかった。個人的には完璧に仕上げたいが納期が週明け月曜に先方着なので金曜に材料が届いても土曜に仕上げるしかない。

治具作成からアイディアをしぼり、なんとか希望のパントーン色を2回の重ね刷りで弊社にあるアパレル用の伸縮性のあるとりあえずのインクと蛍光パウダーで仕上げた。

急ぎでなければきちんとした伸縮性にも対応できるインクを扱える業者を紹介いたします。急ぎでもうなんとかしなければ、、ということであれば弊社でも対応できますが、今のところあるインキが黒と白なのでこの2色でよければ大丈夫です(笑) 特色の場合は、、、インクを取り寄せすればなんとかなりますが、納期が必要です
gunte

塩ビシール3色をシルク印刷

塩ビシール3色のシール印刷、小ロットなので200枚、シルク印刷で終わらせることになる。2日で3色、スピードをあげれば1日で終わるが、年始早々急いでも仕方がないし納期は来週まであるので焦ることはない。

木曜中には露光機のランプが届くので届き次第すぐに露光機にセットして原因がランプ切れなのかを確かめなければならない。今週中には仕上げたい案件が何点かあるので、急いで製版をして流の作業を一旦とめ、新規の案件に集中しなければならない

幸い流の案件のぶんは年末年始にやってあるのでそれほど焦らなくてもよい。露光機の件が夢にまで出てしまっている、相当きになっているのだろうと朝目覚めて思っていた

marujyu sticke

ポリエステルの傘にシルク印刷

年内最後の仕事はポリエステルのビニール傘にシルク印刷となった、冬場のインキは固まり寒天状になるので、温風をあてての作業となる。

幸い年末なので案件もそれほどなく、場内いっぱいに傘を広げて予定の120本を1日で終わらせた。あとは年始にゆっくり傘をたたんで梱包すれば納品できる。

今日12/30は最後の仕事納めとなるが、支払や流の仕事、そして年始にほしいという急ぎの案件を仕上げて、夜はのみにでも出かけようと思う。明日も細かい作業を行ったりして、今年を締めようと思う
kasa for year end

デニム風のエプロンに極小ロットシルク印刷

先日はデニムでできている生地のエプロンにシルク印刷を行った。版はデータ入稿と同時に作成していたので、一昨日の露光機トラブルに関係なく、印刷をすることができた。

6種類のデザインで、枚数は各社3~5枚という小ロット中の小ロットだ。セットアップを工夫すれば6版あってもスムーズにいく、午前中に半分を仕上げ午後に残りを、1日かからずすべて仕上がった。少々場内が寒いのでドライラックに乗せ、そのまま温風乾燥したので、今日の夕方に出荷をして年内納めにしようと思っている。

今日は引き続きビニール傘への印刷を行ったり流の案件を進行したりといろいろあるが、電話も来客も少なくなり作業がどんどん進むとは思っている

小ロットのエプロンへの印刷、お問い合わせください
denim apron

示温インキ

示温インキという温度でインクが消えるインキの依頼があった。私自身使用はしたことがないし、恐らく高価なインキだと思いいろいろ調べたがUVインクらしく弊社では使用できても硬化ができない

溶剤型で示温インキがあるか否かを調べてもらっているが、自分で調べた感じでは存在はしない感じだ。しかしなんとかしたい、、、でもどうにもならないかもしれない。結果を待つのみではあるが、メーカーで扱いがなければ自分でインキを調合して自作するかもしれない。

今週の急ぎの案件が月曜になんとか無事終わったと思う、火曜に検品をし問題がなければ梱包、出荷又はデリバリーをしようと思う。年末年始の急ぎ、31日納品でも構わなければまだまだできます(笑)

ポリプロピレンへの密着を強化する

とあるポリプロピレンのノベルティグッズへの密着強化テストを23日の祝日に行った。静まりかえった祝日はテストがしやすいので、いろいろとやってみた。

ポリプロピレン素材にはPPインキを使用すれば問題は無いが、それでも100%密着はしない。メーカーに聞いても爪ひっかきテストでかなりの力で擦ればインキが剥がれる、しかしそんな力で何度も爪を立てて引っ掻く人はいないであろうというやり方だ。

今回はサンプルを預かりそちらのj引っ掻きもテストしてみたが、やはりインクがあっけなく取れてしまう。PPへの強化密着印刷は何度か行ったことがあるので、自分なりのアイデァと工夫でテストをやってみたが、それなりに密着度が上がっていると思う。アイディアとやり方を公開したいとは思うが、それなりに苦労をし試行錯誤したやり方なので今の時点では非公開にしようと思っている。それほど難しい内容ではないのだが、、、

テストサンプルは返却しなければいけないので、試行錯誤でテストをした単体はそこまで引っ掻かずに、クライアントに送付してテストをしてもらおうと思っている。

同じものがもう1つあれば自分でいろいろテストをするが、1つしかないので来週のテスト結果報告を待つことになる。こちらの密着が良好と判断されれば量産になるのかもしれない。

ノベルティの鏡にシルク印刷

美容室でノベルティで配る小さな鏡がある、こちらにシルク印刷。

素材はABSなのでABSインクでもSG740でも密着はするが、弊社の剥離試験ではなぜかABSの方がよかった。SG740でも密着するはずだが、セロテープ剥離と爪ひっかきで比較するとやはりABSインキの方が良い。しかしABSインキはアルコールに弱いのでどちらのインキが良いのか、最終的に悩んでしまう

個数は500個、弊社にとっては大ロットだ。それでも1日もあれば仕上がる、乾燥させ翌日に梱包、取引先にお届けというスピードだ。
mirror black

シルクスクリーンで厚盛り印刷をする

厚盛り印刷といえばバーコ印刷やUVインクの厚盛りが有名ではあるが、シルクスクリーンでもできる。どこまで厚くできるのか?と言われれば素材により異なるが、先日たまたまやっていたビニール傘、ポリエステル製で1mm程の厚を形成することができた。たまたまだったので、これは消去したが、どのくらい厚くできたかを画像だけ残そうと思った

特にやろうと思ったわけではないが、ポリエステルの傘はインクを吸いこむのでメッシュも粗い版を使い、インクも沈まないタイプで密着するものを使わなければならない。今回は濃い色の素材に白印刷だったのでなおさら沈みが目立ってしまう。

恐らくアパレルでも同じような印刷方法だとは思うが、それと同じやり方でポリエステル製の傘に白印刷を行った、少々厚盛りにしたかったが、みな綺麗に白が再現でき、沈みもほとんどない。

写真は厚くなった部分の再現だが、やはりフラットに綺麗に厚盛りはできていない。そもそもそれは無理な話だとは思うが、時間があればいろいろと実験をしてみたいと思う課題の1つにはなっている。

厚盛り印刷、蓄光インクのテスト等、やりたいことがたくさんあるので年末年始に時間を見つけてどちらかをやってみようかと思っている。

市販の傘、ビニールでもポリエステルでも、小ロットでの印刷可能です。お店の販促や予期せぬ雨に対応するサービスで揃えると良いかもしれません
atsumori

ポリエステル製のスタジアムクッションにシルク印刷

スポーツ観戦などで座席が硬いのでその上に敷くようなマットがある、ポリエステル製の表面で中にはスポンジ?が入っている感じのようなノベルティ商品だ。

こちらにロゴを印刷することになったが、このクッションが黒でそこに明るめの色を印刷しなければならない。本来であれば白を印刷、そしてその上に指定色を乗せれば完璧になるが、位置合わせができない商品なので1発勝負しかない。

本当はSG410インクがあればベストではあるが、あいにく希望の色を満たすにはマゼンタとウルトラオレンジが足りない。インクメーカーに少量売ってもらえないので各色を1kg買わなければならないが、SG410は高価なインクなので1kgも買ってしまえば赤字になってしまう。 どうすればよいかと解決策を考えなければならないが、幸いにもSG740がポリエステルに密着することは実験済みなので、寒い工場の中で希釈をせずにコンクホワイトとマゼンタ、そしてウルトラオレンジを混ぜ硬いSG740を作った。すぐに使うとやわらかいので故意に時間を経過させインクが硬めになるのを待ち印刷する。

沈みもあまりなく希望の色が再現できている感じだ、あらかじめ沈むと言ってあるので問題はないが、思ったよりも沈ますいい感じで再現ができている。版も120メッシュで作成したのでインクの出る量も多いが、細かい線もあるのでこれ以下のメッシュではできないと思っている。厚盛りができる乳剤も使用し、今日100枚を仕上げようと思っている。納期が木曜日なので水曜の夕方には発送しなければならない、場合によっては乾燥窯に入れなければならないかもしれない
leasure sheet for blog

とあるメーカーのポリカーボネート成形品へのシルク印刷

一見それほど難しくはないポリカーボネートの成形品へのシルク印刷、はい、難しくはありません(笑) ただインクが素材にしみこむのでやり直しができない素材となり、少々緊張気味ですが、弊社には素材を侵さずに消すことができる特殊溶剤があるので、とりあえず一安心ともいえます。この溶剤との出会いは数年前の見本市だったが、当初は臭いが少ない洗浄溶剤のサンプルとして提供されたものが、今では宝物になってしまっている。

こちらのポリカーボネート成形品だが、一番難しいのがそれを担当している方の柔軟性の無さと現場を知らないという理由かもしれない。。。 当初のメッシュは270だったが、それでもガタがあるというので、300に変更、それでもNGだったので、今回は355と写真製版の高性能フィルムで仕上げた。これでもNGとなればお手上げになってしまう。

位置もコンマmm単位でずれているという指摘があり、そこまで細かい精度を要求するならばと専用の治具を加工屋さんから作ってもらうことになった、そのコストがかかるが、、、それでもよいらしい。。コンマ何ミリズレたからといって色を重ねる案件でもなくまったく関係は無いとは思ってしまうが。。。なんとなく100という仕様を100に仕上げないといけないという担当者の方なのであろう。シルク印刷ではスキージの移動で多少のズレがでる、これは仕方がないが、ズレが出ても問題が無い案件とNGな案件もある。

こちらの案件を土曜の夜に仕上げ、日曜に発送。土曜の夜は飲みに出かけてたまたま取引先のスタッフの方と落合、そのまま意気投合して朝まで飲んでしまった。。。 そろそろ師走まっただ中、今週も忙しくなるので呑みすぎ注意かもしれない
porika

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