印刷ブログ
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月曜日はいろんな印刷だった

週明けの月曜日はいろいろな印刷が始まった。午前中はPP印刷、そして午後からの布製のデニムバッグへの布印刷が2種類、初めての形だったので少々手間取ったが、最後にはコツをつかみ、白が綺麗に再現できていた。途中何枚か失敗してしまったが、予備があったので幸いにも助かった。布印刷はまだ始めたばかりなので、コツを掴んでいないが、ここ数週間で何種類かの布を手がけ、数百枚を刷った。

ある程度のコツとやりかたを掴んだので今後は失敗も出ずにスムーズにセットアップをして印刷ができるようになると自信がもてた。これでできる仕事がまた増えたことには経験として重要だとは思う。今までは布系はあまりやらなかったが、これからは自分である程度は手がける事ができる。しかし布系は本来はインクの違い、版そして乳剤の違いがあるので多少は初期投資が必要になるが、私は既存の道具を工夫して使い、インクは必要最低限でそろえて印刷をすることにする。

月曜の夜は急ぎのパッド印刷で円錐形でも曲がっているようなAS樹脂のタンブラーにロゴマークを1色、特色で100本行った。これも1日おいて出荷すれば納期に間に合う。今週の後半は付き添いで通訳の仕事が入っているのでバタバタするが、夜は印刷を行い、そして週末も印刷をすれば十分に間に合うスケジュールとなっている。7月も予定でいっぱいになりそうで、気が抜けない

想定外の遅れ

ドイツよりもどったと思えば途中の乗り継ぎの中国の空港で12時間以上も遅延が出てしまい、予定していた戻りより1日遅れてしまった。早く帰って仕事をしたいのだが、電車がなければ移動もできないので、仕方なく羽田空港付近に泊まることになってしまった

納期があった件もここ2-3日のメールですぐにほしいという依頼になっているので、今週は手が抜けない。それもいままでやったことがない案件の即納を依頼されてしまっているので、どうにかするしかない。

今週は時間との戦いになりそうだ

細かい文字や網点をきれいに印刷する

引き続き欧州のDrupa見本市を視察したが、欧州での印刷レベルが高い。良い刺激になっている。

網点の印刷、高メッシュでの製版、そして厚盛り印刷での白の再現。どれをとっても私の中では課題になっていたことがどんどんと解決されてきている。先日のブログでも書いたことではあるがイタリアのシルク印刷のレベルがものすごく高いのには驚いてしまった

ドイツでのパッド印刷のレベルとインクの解決も探したが、某ドイツインク会社の博士号をもっている方といろいろと話をしたが私の求めているインクはない、という結果になった。しかし彼からはとあるヒントをおしえてもらい十分な参考になった。さっそく帰国してから試してみようと思う。

週末は昔別の仕事で住んでいたドイツ、ハンブルク市にてその当時一緒に会社を設立して同じ釜の飯を食った仲間二人と食事会を行うことになっている。6年ぶりの再会、はたして元気でいるであろうか

厚盛り印刷の乳剤

先日の朝早くに見本市会場であるデュッセルドルフという町に到着した、ほぼ睡眠なしでの24時間移動、そのまま6時間ほどの会場巡りであったので身体はそうとうまいってしまうかと思ったら意外と問題なく切り抜けることができた やはりある程度の収穫はありそれよりは欧州イタリアのシルク印刷技術が進んでいることに驚かされた。ドイツのほうが進んでいるかと思えばアパレルや布関係に関してはさすが本場イタリアということもあってか、相当な驚きを得ることができた。 弊社はアパレル関係はあまり印刷はしないが、面白そうなものがあったので試してみることになるかもしれない。今日も引き続き会場を巡ることになるが、駆け足で回ることになるであろうと思う。 出先でも引き続き印刷依頼のメールが来ている、帰国したらすこしあわただしくなるかもしれないが、忙しいことはよいことだと常に思っている

drupaという世界最大の見本市

今日からdrupaという世界最大の見本市にでかけている。そんな遠くまで田舎の小さな印刷工場がいく必要があるのか、といわれればわからない。しかし常に先の技術を、業界のトレンドを、そして印刷といえば欧州ドイツが発祥だ。

何か学ぶこともあるとは思うし、緊張感、そしてある意味良いプレッシャーを獲得することができるということが必要だと思う。1つの目的にあるインクを探していることもある。日本では買えない、売っていないインクだがドイツにはあるという話を聞いた事があるので、それを探すことも目的の1つだ。イタリア、ドイツの印刷産業が先を進んでいるので、2日間という短い日程ではあるがフルに吸収しようと思っている

常に挑戦し続ける心

印刷は常に挑戦だと思っている、日々同じ案件を繰り返す事が無い。紙印刷だと恐らく似たような作業を繰り返すことになるかもしれないが、シルク印刷やパッド印刷となると日々異なる成型物に色、そして数、デザイン、いろいろな環境が変化している。

同じことを繰り返す事が好きな人にとっては億劫な仕事になるかもしれないが、幸い私の性格からして止まる事が嫌いで同じことを繰り返すのがあまり好きではない。ちょうど性格と仕事があっているのかもしれない、これが天職ともいえるのだろうと思っている。

今日から週末まで少しハードなスケジュールで移動することになるが、これも弊社の印刷技術の向上を目的としているのでつらいとは思わない。帰ってきたら沢山やることがあるとは思うが、ある程度終わらせてあるので大丈夫だと思う。6月もハードスケジュールになる、7月もいろんな行事が待っている。8月のお盆あたりまでは落ち着けないような感じかもしれない

印刷に対する想い

月曜日は多忙になると予測しているので、あらかじめ前日の日曜中に月曜のブログを予約投稿することにした。今日は天気が良い、夕方前には子供とどこかでのんびりして明日に備えようと思う。ブログも平日はよほどのことがなければ毎日更新している、それが日課にもなっている。かれこれ5年ほど継続している

私が父親の末期がんにより急に家業のシルク印刷を引き継ぐことになってかれこれ6年が経過した。その間いろいろなことがあり、商売も良いときもあれば悪いほうが多かった気がする。どちらかといえばほぼ畳む準備をしていた家業を何も知らずに引き継いだので何もわからないまま何とかこなしたら6年も経過していた、というのが正直なところであるかもしれない。

昔からやっていた平面へのシルクスクリーン印刷はどんどんインクジェットや機械にとられ、売り上げや仕事は激減していた。そんなところに私が知らないで入ってしまったので、どうやれば印刷の案件を増やす事ができるかで相当悩んだのが最初の2-3年ほどであった。その間お金が足りなくなればアルバイトで出稼ぎにも出たこともあった。仕事が全くなければなんとかしなければならない、生きるためには仕事をしなければで死ぬ気でやっていた。

他社と同じことをしていても誰も弊社のような小さな印刷工場を見つけることは無いと思い、同じ長岡市でも新潟県内でも、そして全国を探してもあまり他社がやっていない、やりたがらないような案件を手がけることにした。最初は大変だったが徐々になれてくるとお客様よりのお礼をいただいたり、できないことができたという感動だったり、自分の技術力がUpしていくことを実感できる毎日となった。

人によっては儲かるんですか?とストレートに聞かれる方もいるが、私は儲ける儲けないばかり気にして仕事をするタイプではなく、正直お金ばかり気にする人間はあまり好きではない。もちろん生きるために仕事をしてお金を稼がなければいけないのは重々承知しているが、そればかりにとらわれて仕事をしたくは無い。それよりもやってよかった、面白い、そして感謝される仕事の方が何十倍も楽しく、ストレスというものが全く感じない。 世の中には仕事に行くのが嫌だとか仕事がつまらないとか、時間を気にして仕事をしている、などなど、いろんな方がいる。 以前とある企業の社長さんの隣に座った事がある、私もまだ20代だった頃だと記憶しているが、彼が言ったのが ”あなたは世の中の為になる仕事をしているか?” ということだった。仕事とは世の中の為になることが仕事だといわれたが、その時の会話がいまも記憶に残っている。

仕事が楽しくてしょうがない、儲かりは関係なく世の中から必要とされている難しい印刷を仕事にしている。そして全国各地から弊社のような小さな工場を見つけ、依頼をしてくるお客様がいる。私にとってはそれだけでありがたい、そしてそれが毎日のようにあり充実している、仕事があるだけ幸せ者だと感じる事ができるようになってきた。 今後も難しい印刷、チャレンジする印刷や小ロットを続けたいと思う

MIGAKIタンブラーへ極小回転シルク印刷

新潟県にはMIGAKIというブランドが燕三条地域にあり、そこでタンブラーを作成している。

タンブラーの製造までは燕三条地域でやっており、そして印刷も恐らくできるとは思う。しかし今回弊社に舞い込んできた案件は極小ロットの限られた予算での7個のMIGAKIタンブラーへの名入れ印刷だった。

個数が少ないのである程度の値段がかかるとは思うが、クライアントの予算に合わせて印刷を行い、そして納品まで行うことになった。 7個の印刷のために費やす製版、冶具設定、印刷のテスト、焼付けは恐らく通常の印刷会社ではやらないかもしれない。

こういった極小ロットが得意な弊社は喜んで受けることになる。このような極小ロットでもシルク印刷でなければインクが密着しない案件も数多いとは思う。  写真の右側がタンブラー、ちなみに左側はアルミアルマイト加工されている日本酒のお猪口への回転シルク印刷及びパッド印刷の小ロットです

極小ロットの印刷案件、まずはお問い合わせください。

ochoko

布系に印刷

布類にはアパレルインクがあるが、それでも絶対にアパレルインキを使わなければならない、というわけでもない。某インクメーカーのインクを使えば沈みも少なく、特に黒であればほとんど沈まないで大丈夫だ

一番沈みが激しいのが黒い素材に白インクでこれは高濃度の白を使ってもやはり白100%にはならない。それはそれで仕方がないといえばそれで終わってしまうが、2度刷りをしたりいろいろな方法で解決策を探すことになる。

データの細さによっては2度刷りができない場合もあるので、それはあらかじめクライアントにお伝えして了承をえることにしている。

布系の素材へのシルク印刷、可能です

ふわふわした素材

素材がよくわからないがふわふわしている素材への名入れだった。100個というロットだがあらかじめサンプルをもらっていたのでそこに印刷をテストしてみたところSG740のインクで問題なく密着が確認できたので、あとは製版をして刷るだけとなった

形が形位置あわせが難しい、しかしそうも言っていられない。なんとか知恵を絞り、やりこなした。

最近思うのが、最初から無理だ、面倒だと断る印刷会社が多いように思える。もちろん人間なので面倒なことはやりたくない、そして面倒だからお金が沢山欲しい、当たり前のことかもしれないが私はそれがすべてではないと思っている。もちろん従業員を抱えるようになれば、そうもいってられないかもしれない。なので私はあえて従業員を抱えたいとは思わず小さくこじんまりとやるか、私のバカな経営に賛同してくれる共同経営者を探している。

世の中仕事がいやでたまらない人が多いと思えるが、私はお金や給与よりは毎日仕事があればそれだけで幸せだと思う。仕事が無いときが一番つらい、そしてそれがストレスになる。死ぬときゃお金をもって死ねない、と思えば金儲けが商売だとは思わない。
fuwafuwa

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