印刷ブログ
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コクヨファイルの背表紙

市販のコクヨファイル、よく見かけるファイルだが、こちらの表紙と背表紙にシルク印刷がある。

表紙は問題は無いが、背表紙は1つ1つの個体差があり、さらに幅が狭いのでなかなか厄介だ。スキージは小さ目で、インキは固め、あとは治具に固定して印刷をする。綺麗に出る場合がほとんどだが、たまにNGになってしまう。そうなると紙素材なのでやり直しがきかない。紙素材の場合はあらかじめ予備でもらっておかなければならない。

ある程度のロット数になればfile-daichi
シルク印刷をしてしまった方が早いかもしれない。
その数100~200程度。

10月も最終週

なぜか時が経過するのが早い、紅葉を楽しもうと思っていた週末だが土曜は子守をしながらの仕事、日曜日は障子の張り替えや部屋の掃除など、冬の寒い時期になる前にやらなければならない家事を行っていた。

溜まった疲れがどっと出たのか知らないが、障子の張り替えを全て終らせた頃には子供と2時間も昼寝をしてしまい、そのまま急いで夕飯をつくって夜は早めにねることになった

今週も気が抜けないが、冬に向けて気持ちを入れ替え仕事に励むことにしたい

インクの調合は薬剤師のような感じ

インキを混ぜて特色を作る時にいつもかんじるのが、まるで薬剤師のような感じだということだ

自分は薬剤師でもないしなった事もないので勝手な想像ではあるが、いろいろな薬を混ぜて最適な薬を調合、提供する。いろいろなインキの色を混ぜて希望の特色をつくり、時と場合によっては様々なインキを混ぜて密着しない素材にも密着するように試行錯誤を重ねる

言われた事をそのままやっていても何も変わらない、創意工夫、人間に与えられた脳というものは未知なる世界の可能性をもっている。それを機械ができるような仕事で終わらせては折角の脳がもったいない。

今日は子守をしながら仕事をすることになるが、明日が晴れれば少しは紅葉でも見に行けたらと思う

制御装置の面板にシルク印刷

とある某制御装置を開発・製造している会社様より、毎年くる注文で、制御装置のパネルにシルク印刷がある。

塗装されているパネルなので恐らくSG740で良いとは思うが、これは10年以上も前から行っている案件でいつも1000シリーズ+硬化剤を使っていたので今更変えようとは思わない。仮にインキをかえるとしても事前のテストをしなければならない

細かい文字やエッジギリギリの文字等もあるので、黒1色の印刷ではあるが、工程は3工程に分け、200個x3工程、そして80℃の焼き付け乾燥。

ドライラックがそのまま入る大きな乾燥炉があるので比較的楽ではあるが、近年の小ロット化でそろそろ小さな電気窯が欲しいと思う。いつかお金が貯まったら購入を検討しようかと思っている

機械パネルへの印刷、ご相談ください。小ロット大歓迎です

ebara

いろいろな経験ができる

自営業をしているので全ての業務を自分でこなさなければならない。それが大変だと感じる人もいればそれが楽しいと言う人もいる

いろいろな経験ができるからそれが残り次へとつながってゆく。今朝は少しバタバタしているので、ブログはここで終わらせることになるが、秋晴れで気持ちが良い日が続きそうだ

この先10年20年をどうするか

シルクスクリーン印刷やパッド印刷がもう何十年も前から続いているのは確かではある。私の知る限りでは先代の父親が始めたのが昭和40年頃なので、もうかれこれ50年はある印刷技術かもしれない。

パッド印刷はタンポン印刷ともいい、ドイツ発祥の比較的新しい印刷かとは思うが、シルク印刷が先なのかパッド印刷が先なのかと言われるとどちらなのかがわからない。

インキジェットや転写技術が発達してきたので、昔と比べれば仕事量は減ったと言われるが、私はあまりそうだとは思わない。 仕事はいくらでもあるはず、その需要に対応できるなりの設備(道具と創意工夫)と変化を備えているのか、という部分がおおいと思っている。

確かに昔とくらべれば単価が安くなっているとは思うが、版の製造コストやポジフィルムのコストも下がっているので相対的に見れば単価だけが落ちて困っているというわけでもない。

それよりは昔の単価が良すぎたともいえるし、バブル時代はどこも儲かっていたと聞いたことがある。今はそんな時代ではないし、ぶら下がっていても生きてゆくことはできない。自分で考え、自分で行動し、そして自分でリスクをとる。いろいろな補助金が行政から出ているが、私はあまり頼りにしようとは思わない。やはり所詮人の金、あぶく銭という感覚で補助金を使う事業にかける努力と本気度が異なると思うからだ。もちろん自己コントロールができきちんと補助金を活用する企業は飛躍するとは思うが、人間甘えが出るのでなかなかそうもいかない。

世の中の景気が良いだの悪いだの、貧富の差が出ている等、いろいろとニュースでは騒がれているが最後に頼れるのは自分しかいない事を覚えておかなければならない。

細い文字の角2封筒

角2封筒という企業で使う通信封筒のようなものがある

枚数が少ないとメーカーでも名入れはしてくれないらしい、中小企業が必要としている100-200枚ロットではシルク印刷がお勧めでよく手掛けている。

文字類も住所などが入るので細かい場合がある。紙用のインキを使えば良いのだが細かい文字は版の目詰まりが起こりやすいのでそこはあえてSG740インキを使い、目詰まりを避ける。乾燥に時間がかかるが作業性からすればSG740の方が断然使いやすい。金曜か土曜に印刷して週明けまで自然乾燥させればインキが乾いているので問題はない

kaku2

フィルムのノズル不良

大判ポスター用におおきなフィルムを外注したが、どうもノズル不良だったらしい。

せっかく遠方からこられたデザイナーの方のポスターを1日で仕上げようと製版も行い、いざ黒版を印刷、、、ところがデザイナーの方よりの指摘でどうもデータと違う、、細かいデータなので私もそこまでは気づかなかった。

データを再入稿し再度フィルムを出してもらい、今週中に黒版を再度つくることになる。幸い今週から来週は天気が良いので落版に製版がやりやすい気候だ

大判ポスターの小ロットシルクスクリーン印刷、ご予算にあわせて行いますのでご相談ください
filmbure

お猪口に小ロット名入れ印刷

お猪口100個程に回転シルクスクリーン印刷を行った。小さいのでなかなか印刷が難しいが、小さいゆえに家庭用のオーブントースターで乾燥ができる。

ちょうど150℃くらいまで問題なく温度があがり、1回に20個くらいのお猪口を入れる事ができたので、5回焼けば終わった。大きな窯だと温度があがるまでに2時間、その後30分も焼かなければいけないので時間もかかるし電気代もかかる。

小さな被印刷体に関してはオーブントースターが使えるので印刷しながら焼き付け乾燥をしたので、2時間ほどですべてを終わらせることができた。

お猪口への小ロット名入れ印刷、ご相談ください
ochoko

さようなら半自動スクリーン印刷機

弊社にあった平成初期製造の半自動スクリーン印刷機、当時はメーカーの案件や国内での印刷、製造が多かった時期なのでだいぶ活躍していたはずだ。ロット数も今とは違い継続するメーカーの大ロットで十分使用した機械だとは思う

近年の海外製造移管、人件費などでメーカーの工場が海外に出て行くにつれ国内の大ロット印刷やメーカーの流れ案件はほぼ皆無となった。この半自動印刷機を動かしたのがいつかもわからないほど全く動かす機会が無い機械だとは思う。

中古で引き取ってもらえる業者さんがいたので、無事搬出まで全て行ってもらい送り出すことができた。恐らくこのような機械を使う案件は弊社には来ないと思っているし、そのような案件よりも小ロット多品目の印刷に集中することにする

これからの時代はますます小ロット多品目への印刷が増えると予測している、それに対応できるようなアナログの印刷が弊社の強みでもあり、そういった印刷に対応できる道具は全て揃っている。1つも動力が無いアナログ的な物ばかりだが、印刷の仕上がりは印刷機と変わらない

この機械を送り出すのはなぜか寂しい部分もあり思い出が湧き出てきている。時代の変化と共に印刷も変化している、同じやり方ではいつまでも通用はしない。国も政治も同じことが言えると思っている、いままでのやり方を続けても変化には対応できないし、いつかどこかで決断をして進まなければならない。

これからは益々小ロット多品目のシルクスクリーン印刷、パッド印刷に集中する決断ができた日でもあった
kikai

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