印刷ブログ
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インクも小ロットが欲しい

印刷ニーズの小ロットが増えている中で、唯一対応できていないのがメーカーのインキ販売だと思っている。

最低でも1kg缶、価格はインクの種類により異なるが、それでも1kgを全て使いこなす案件の場合はそれなりの印刷面積があり枚数が万単位でなければなくならない。100個くらいの小ロットの案件でそれもパッド印刷ともなれば1kgのインクを消費するにいったい何年かかるであろうか。

100gとは言わないがせめて500g単位くらいで販売してほしいと思う。インクに消費期限は無いとは思うが、メーカーのHPではある程度の消費期限を設定しその範囲内で使用しなければ性能が劣ると書かれている。そうであればなおさら小ロットで販売してほしいが、メーカーの意向としては恐らく工場のラインを想定したインキの使用なんだと思う。

もし弊社のブログを拝見されている同業の方でインキが小ロットで必要であればお互い助け合う事ができるのでは、と思っている。FacebookやなにかしらのSNSを使い、シルクスクリーン印刷業のグループを作り、インキや資材のわけあいをやったら需要があるとは思っている。

シルクスクリーン印刷の教室

ここ何か月か思っていた事ではあるが、ブログのアクセス検索に出てくる用語と何度かの問い合わせ、近くの長岡造形大学の先生との会話の中でシルクスクリーン印刷に対する認知度と理解度が少ないという事に気づいてきた

それはそれで良いのだが、若手のデザイナーの方や印刷の営業職の方にもっと知ってもらおう思い、年内にでも地元長岡市のまちなかキャンパスでシルクスクリーン印刷教室をやってみようと思いついた

1から10まで説明するわけではないが、デジタル化されているインキジェットの裏側で何がどう動いてカラーになって印刷されてくるかをアナログの印刷 4色カラー分解のCMYKシルク印刷で実演してみようと思う。

色の重ねでほぼフルカラーの印刷ができる、ということを再現すればどれだけの手間暇がかかり色の掛け合わせで無限大のデザインの可能性ができることも理解してもらえるとは思う。

最近感じるのが綺麗なデザインで色数も多いデザインが多くそれを成形物に印刷したいという方が増えている。3次元に印刷できる高価なインキジェットで高いお金を払えばできるであろう、しかしいったい末端価格がいくらになるかがわからないような物がある。

色数を少なく、そして末端価格をある程度適正価格にできるような物をつくらなければ販売するのは難しいのかもしれない。もちろん学生の時は斬新なアイディアで無理であろう物を作ることは素晴らしいとは思う。それを何とか再現するもの我々の仕事なのかもしれない

アルミアルマイト製品への印刷

アルマイト加工されたアルミのポケットライト、海外の製品だが特に問題はなさそう。

アルマイト加工されているので1400Nインキが最適ではあるがそこまで弊社には在庫が無い。恐らくSG740の硬化剤で問題なく密着はするであろうし、小ロットなのでインキを1缶注文するわけにもいかない。

SG740は汎用性のあるインキなのでほとんどの場合はこのインキで対応するようにしている。白1色なので1690Nでも可能だとは思うが、もう少しテストしてからどのインキを使うかを決めたい

今回はライトの本体に名入れ1か所、蓋部分に1か所、蓋部分は細かいデータなのでパッド印刷で1回、本体部分は太いロゴ風のデータなのでパッド印刷で3回重ね印刷。より白が白くなっている。

黒い素材の場合は白が弱い、そのため何度も重ね刷しなければならないが、治具をしっかり作成すれば重ね刷をしてもずれる事が無い。

Futablog

梅雨時期の印刷

6月の最終日となった、昨年と比較すると忙しさは続いているがその内容を見るとまだまだ弊社としてはやるべき課題が多くのこっていると感じる内容でもある

新規の問い合わせも増えているしいままでやったことが無い素材や成形物への印刷も増えているのでうれしい事だが、まだまだ軌道にのっているとも言えない。

少しでも経済が悪くなれば多少なりとも影響を受けるであろう、しかしいろいろなプレッシャーや悩み、そして案件の推移をみながらそれに対応できるよう常日頃試行錯誤することにしている。

今はギリシャのディフォルトが問題になっているが、遠い1万キロも離れた国の事がここ新潟の零細企業に影響するとは思えないが、これだけ世の中が繋がり始めているので少なからずなにかしら出るかもしれない

梅雨がまだやってきていないような感じではあるが、そろそろ乳剤の乾きに湿気が多いような気がする。印刷にとって大敵の季節に突入しそうだ

週末は東京だった

土日と用事があったので東京へ子供をつれながら2日間でかけた。さすがに車で行くと途中疲れてしまうが、帰りの時間を早めにして東京を出たのでいつもよりは疲れが少なかったと思う。

幸い関東地方は天気も良かったので群馬県途中まではPAで何度かとまりのんびりしながら戻ってきた。

今日からも引き続き大きなベニヤ板への印刷があるので、それを続ける事になるであろう。こちらの板は大きいので体力を使う、印刷した後の疲れはいつもより多いがそれでも気分的にすっきりする

1週間が早かった

気づけばもう金曜日となっている。この1週間は急ぎの納期に難しいマグカップへの回転シルク印刷で終わったような気がする、明日明後日も上京してやるべきことがあるので一寸の間も休めない。

来週からは弊社にとっては大ロットになる案件が舞い込んで切るのでそれのまえに大型のベニヤ印刷を終わらせなければならない。こちらは長い納期があるのでそれ程心配ではないが場内スペースに関して言えば少々心配でもある。

いろいろな調整、治具に印刷、この先何週間は忙しい日が続くであろうと思う

シルバーはあまりお勧めしない

今回は黒いマグカップ300個に両面、シルバー(銀)1色となった。マグが陶器なので焼き付けをしなければならない。今日反対側を完了させるので、そのまま釜に入れて高温で焼き付けすることになる

陶器の場合はそれ専用の印刷とインキがあるが、シルクスクリーンだとおそらくセイコーアドバンスの#1000か#1690になるだろう。どちらも性能的には確認できているのである程度の密着は確認できている。

しかし今回の色はシルバーなのでメジュームという透明インキに銀ペーストを混ぜる。つまり粉を無理やり密着させることになるので通常の原色とは異なり密着度は良くない。

あんまりお勧めはできないが先方の希望なのでシルバーで印刷。ゴールドも同じく粉を混ぜるので密着は悪いが、ノベルティとして使うので恐らく問題は無いと思う。

マグカップへの小ロット印刷、可能です
muglots

治具つくりがカギとなる

今週は急ぎのマグカップへの名入れ印刷がある。印刷は難しいとは思うが治具さえできればそれほど難易度は高いとは思っていない。

しかしマグカップの場合はいつも取っ手が邪魔をするので回転治具を作るのが難しい。回転治具さえクリアすればあとは位置合わせと印刷の度合いが良ければすぐにでも量産できるが、治具と位置合わせに試し刷りで恐らく丸1日はかかると思っている。

取っ手がなければ楽なのだがマグカップの場合はどうしても避けて通れない

無限大の可能性 成形物への印刷

シルク印刷やパッド印刷という印刷方式は通常の紙媒体への印刷(製本、雑誌、チラシ、ポスターなど)と比較すると全体のパイの小さな部分だと感じている。

世の中の印刷を100とすればおそらくシルク印刷やパッド印刷は10満たすか満たさないかかもしれない。あるネット上の相見積りサイトに登録しているが、99%がチラシやポスターとなっている。こうなるともう価格勝負だけになるので弊社のような中小企業では勝ち目がない。

インキジェットも同じだとおもっている。ある程度デザインができればあとはインキジェットに紙やシールを差し込んでボタンをおして印刷するのだと思う。こうなればできるできないの領域ではなく高い安いという判断だけになってしまうであろうと思う。そうなれば資金力のある大手や大きな会社が勝つことになる。

こういったどこでもできる印刷分野に手を出そうとは思わない。最後は大が小をのみこんでしまう市場で戦っても意味がいない。 こういった理由で私は小ロットのシルク印刷やパッド印刷、曲面印刷などを手掛けている。手間暇がかかる、いままでにやったことがない成形物の印刷依頼がほとんどなので、いろいろな試行錯誤が必要となってくる。

しかし頭を悩ませ試行錯誤を行いなんとか完成させる。このような手間暇を惜しまずにできるのは我々中小企業の強みなのだと思っている。

来週からもいろいろな案件が待っている、マグカップに印刷、ガラスのお猪口に印刷、大きなベニヤ板に印刷など、印刷の可能性は無限大だと思っている 

チューリッヒ

わけあって今週はスイス・チューリッヒに滞在することになっている。その間も遠隔でできることは行い、出発前も昼夜関係なくできるだけの仕事をこなしてきた。すべてが急ぎだったが、ある程度先に納期を見据えて終わらせたのでそう急ぎが今週入るとは思わない。

どこにいっても職業病から印刷されているものを手にとってはインキの密着具合や印刷の品質を見てしまう、さすが印刷の発祥国ドイツに近いだけあって欧州の印刷クオリティは高い。

弊社もまだまだ見習わなければならない部分があると感じるが今一番課題と感じているのがガラス成形物への名入れ、それも小ロットである。高温の窯を買えばある程度解決できるのだが、その窯に資金を投じてもやるべき事業なのか(対象成形物なのか)がまだ判断できない。

600-1000度まであがる窯はそう安くはない、ある程度の覚悟が必要となる。またはUVシルク印刷にしようかとも考えているが、こちらもインキの価格とUV投射機の価格を回収できるだけの仕事があるのかと言えばなんとなくなさそうに感じてしまう
zrhnow 

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