印刷ブログ
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小さな細かい文字をシルク印刷

写真のような小さいPP製の容器がある、こちらの側面に肉眼でなんとか見れるような大きさの文字をシルク印刷しなければならない。写真のところにクリップを置いてみたのでどれだけ小さいかが想像できるかもしれない

製版とデータ調整でだいぶ時間がかかった。すべての文字を細くすると目詰まりをおこすが、かといって大きくすればつぶれが出る。何ともサンプル印刷し、文字1つ1つをパスのオフセットで調整、なんとか綺麗に印刷できるまでに調整ができた。

問題は目詰まりだが、これはどうにもならない。溶剤は超遅乾を使っているが希釈が強いと文字が潰れる。1度に刷れる個数は20個くらいが限界であるが、それももう少しテストしてみようと思う。

版も普段より乳剤を厚く塗布しているのでインキの盛り上がりも多い、よって目詰まりは少なくなった。いろいろな試行錯誤が続いた案件だが今月から量産が始まる模様である。弊社にとっては久しぶりの流れる案件となる

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市販の傘に名入れ印刷

市販の傘に名入れ印刷、これはよくリピートが来る。年々増加傾向にある感じ?かもしれない。

もともとは名入れするとなれば形になるまえのビニール上で印刷するとは思う、そうなるとロット数が多いはずだ。弊社は形ある傘のまま外側でも内側でも印刷をしている。

ロット数も数十本だったり100本単位だったり、しかし開いたまま乾燥させなければならないので本数が多いと場内の身動きがとれなくなってしまう(笑) 本数が多い場合は数日にわけて印刷をする。

ナイロンインキを使えば密着も問題が無い。市販の傘への名入れ印刷、可能です

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焼酎の瓶にパッド印刷

表題の件、パッド印刷では全く問題ないのだが、、、今回の案件は中身が入ったまま。焼酎が入っている瓶にそのまま印刷しなければならない。

割れないように、飲まないように(笑)、と気を付けて。しかし焼き付けができないので、インキの本来の密着は期待できないが、自然乾燥でも一応密着はする。一度空ければ再度使用するような瓶では無いのでそこまでの密着も要求されない。

中身の入っている飲料への印刷、可能です。

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週末は中国だった

土曜に出発し昨晩遅くに中国から戻ってきた。知り合いの事業を手伝う目的での渡航、とんぼ帰りだったが中国が生産地から消費地に変化している感覚を感じる事ができた。

幸いにも難しい印刷は金曜に終わらせることができたので中国での案件に集中することができた。今日からもまたいろいろな挑戦が続くことになるが、気を引き締めてやっていかなければならない。

china

Bicライターに名入れ印刷

とある企業様よりの急ぎの依頼で名入れを行ったのだが、、、印刷できるまでにいろいろな苦労があった。しかしその苦労も今は経験として残っているので結果としては良かったと思う。

そのままではインキが密着しない素材なので下処理、弊社に設備が無い下処理方法だが小ロットの為に買うわけにもいかない。市販品の器具で代用、無事フレームの下処理ができた。

あとはSG740インキに硬化剤を入れて通常のパッド印刷、トータル200本だが無事納期までに間に合う事ができた。

ポリアセタール素材、デルリン樹脂素材への小ロット名入れ印刷、下処理の方法さえ事前了承できれば印刷は可能です。

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デルリン樹脂にフレーム処理

デルリン樹脂というポリアセタールに似ているインキの密着が困難な素材に印刷が入った。

弊社には下処理をできる装置等無いので、どうした処理をするかで悩んだが、行き着いたところは市販のトーチ(お寿司屋さんである炙りにつかうタイプ)を使う事となった。その他に借り物のガスバーナーも使ったが、大まかな下処理はガスバーナーで、あとはトーチで微調整という感じでできた。

専用のフレーム処理装置を買えば何百万円もするであろう、小ロットの印刷にそのような設備投資はできない。市販のトーチであれば数千円程度、何度でも自在に使う事ができる。

但しフレームの温度の処理や角度、距離などいろいろと試す必要があるので完璧な処理を求めるようであれば専門の機械を買った方が良いと思うが、処理されてインキが密着することが目的であれば恐らくこのような方法で印刷は十分に可能だ

ポリアセタール、デルリン樹脂素材に小ロット名入れ印刷、ご相談ください

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難題に直面

先日はテストの繰り返しとなった、デルリン樹脂という成形物に印刷なのだがこれがインキが密着しないポリアセタール(POM)素材と同類の樹脂となり、想像通りすべてのインキ試験でNGとなってしまった

自作で作ったフレーム処理風のやり方で表面処理を行ったがそれでもインキが密着しない。ということはコロナ放電以外方法がなさそうだが、もう少しだけインキのテストをしてみることにする。

小ロットなのでコロナ放電の装置や処理を行うような事であれば予算的に合わないであろう、なんとか処理をしないで密着する方法をみつけたい

データを加工する

線が細かったり極端にかすれそうなデザインなど、さまざまであるが、そういった場合はあらかじめ製版の前にデータを加工しなければならない。

加工すると言っても人間の目で見たくらいではわからないほどのコンマ.0何ミリという細い調整になる。それでもパッド印刷の場合はこういった細かい調整で版の出来具合が異なり、そして仕上がりの色の出具合も異なってくることになるので重要な作業の一部でもある。

通常最初は普通に製版、そして試刷り。そしてデータ加工・調整してから再度製版をすることになる。パッド印刷の版は落版ができないタイプなので失敗した製版はコストとしてのってしまうので慎重にやらなければならない。

綺麗にできない時は4回も5回も製版を繰り返すことがあるが、そういった場合はコストがかかってしまう。しかしそれを請求書にあげるわけにはいかないので、ロスが多い印刷もあればロスが比較的少ない場合もある。最近は露光機を変えたので製版が比較的失敗せずにできるようになってきた

100円ショップの物に印刷

基本可能です、ですが、、、100円で買った物に100円以上の印刷代がかかるのですか?と言われる・思われる場合が時にあります。そうなるとどうにもなりません。。。100円ショップの物は大量生産・大量購入で単価(原価)を安くしていると思います。ぶっちゃけ100円ショップで買わない方が安い、、なんてものも?! 

何でも100円で揃うから楽という事で、私は100円ショップが安いとは決して思いません。物にもよると思います

さて印刷ですが、ノベルティグッズは100円ショップはそろっています、なので小ロットで買って印刷依頼、単価100円以上になる成形物もあります(平面で無い物等は特に)。

心理的な意味合いが大きいと思いますが、どうにもなりませんね。100円ショップのノベルティに印刷、
可能ですのでお問い合わせください。ただし印刷単価が100円以上になる”場合も”あると覚悟の上ご相談ください(笑)

30秒に1つしか印刷ができない

土曜日はほぼ丸1日を利酒グラスへのパッド印刷で過ごすことになった。総数量は500個とそれほど多いわけでも無いが、インキの特徴があるのでパッドに転写してからすぐに印刷できない。

パッド上である程度インキを蒸発させ、転写させなければ綺麗に全てのインキが転写されない、つまりパッドにインキが沢山残ってしまう(ということはインキの膜が薄いという事になる) パッド印刷の弱みはインキの膜がシルクスクリーンのそれに比較すると非常に薄い所にある。それなのにパッドにインキが残っているということは更に薄いという事なので印刷品質としてはNGとなる。

およそ15~20秒程の間をおいてから転写となるので、早くても1個30-45秒はかかってしまう。結局焼き付け乾燥が終わるまでトータルで10時間ほどかかったことになるが、最後の焼き付けも150℃になるまでに1時間半の時間がかかった

しかし今回使用した1690Nインキのガラスへの密着はかなり良い結果となっている。もちろんガラス専用のインキとは異なるが、シルクスクリーン印刷・パッド印刷でできる印刷としては良いインキだと感じた

kama

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