印刷ブログ
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ブログを始めて

なんとなくブログを始めて早3年ほど経過することになる。当初はある方のブログを拝見しているうちに、自分も書こうかな?という簡単な感覚ではあったが、毎日継続するという目標を立てた。時と場所によっては投稿ができず何日か飛ばした日もあるが、それでも継続して毎日書いている。

書く内容は印刷の情報、こんなことをやった、こんな素材に印刷した等、たまにはプライベートな事も投稿する。印刷業を始める事(引き継ぐ)になり、ホームページを作成しようと思ったが、商品が無い。そして印刷する成形物は毎回異なり素材も変わる。何をどうホームページに載せればよいのかが絞れないのでブログで投稿することにした、という理由もある。

もうすぐで1万人のユーザーの方がこんな私のような小さな町工場の印刷会社のブログを訪問した履歴となる、嬉しい事ではあるが、常に継続することを忘れないようにしたい。

今日も急ぎのタンブラー回転印刷がある。メーカーでは印刷名入れ範囲がかぎられているが、弊社ではそれ以上の大きさで印刷を仕上げる事になる。メーカーが範囲を固定しているのは手間暇と効率、あと版の大きさではないかと思う。弊社は他社が断る仕事を率先してうけるようにしている

ダンボールに印刷

注文ではないが弊社の別事業で使っている輸出用のダンボールに印刷をしてみた。いつもは コワレモノ と英文で書いてあるテープをダンボールの周囲に巻きつけているのだが、その作業がだんだんと億劫になってきた。

テープもそれなりのコストがかかると思い、インキであればいくらでも余っている。ちょうど古い償却したいQセットのインキがあったので、それを使い、ダンボールに直接印刷をした。

やはりダンボールなのでインキを吸う、かなりのインキ量を使ったかと思うが、テープの費用を削減したと思えば安いと感じている。

ダンボールへの印刷は通常グラビア?又はオフでやる場合もあると思うが、ロット数が多いと想像する。小ロット、単色又は2色程度であればシルク印刷の方が安く仕上がる

写真は4か国語のコワレモノ表記、日本語、英語、マレー語、中国語。そう、弊社は多言語翻訳も得意としております。隠れたサービスも提供できうる、グローバルな印刷工場?!(笑)

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ガラス瓶に印刷

ガラス瓶200本程への名入れ、高温焼き付けで乾燥させればある程度の密着が確認できたのでセイコーアドバンス社の1000インキで印刷。本来であれば1600が良いのだが、高価なインキでそこまでの密着度も変わらない(試験済み)

ピンポイントでパッド印刷にてピンクを1色、あとは窯に並べて40分ほど90℃くらいで焼き付け。密着は問題なし、白インキが混ざっているのであまり高温にしてしまうと白が茶色くなってしまうので注意が必要だ

ガラス印刷は水転写シート、またはガラス専用のインキとなるが、小ロットや予算によってはシルク印刷かパッド印刷の再現・密着でもよければという場合もある。ガラス専用だと600℃くらいの窯で完全硬化、ガラスと一体化するのでまずインキが落ちる事は無い。しかしそれなりのロット数と価格にはなるとは思う。

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アクリルにベタ印刷

写真のような薄いアクリル板。カッテングシートを貼れば良いような小ロットではあったが、弊社ではカッテングシートが無い。それでは印刷してしまえばと自社製版、そしてベタ印刷。

ベタ印刷はムラが出やすいのですが、なるべく気を付けて印刷。いつかはカッテングシートを貼る練習もしないと(笑)

アクリル板等、印刷できますのでお問い合わせくださいscrilic

赤ベースフィルム

すっかり使わなくなった赤ベースフィルム。インキジェットプリンターの水生インキでできるポジフィルムが出る前は赤ベースフィルムでポジフィルムを作成がほとんどでした。カッティングシートのような感じで、プロッターでカット。

今はほとんど使わない赤ベースですが、ベタ面が多い印刷のポジフィルムを作成するときは、赤ベースが便利です。ベタ面が多いフィルムはインキを多く使うので、最初から赤いいろのついているフィルムを切ってポジフィルムを作る方が簡単で割安です。

しかしむしり取り作業が大変(笑) これもまた仕事ですね

akabesu

湾曲した板に印刷

全体的な印刷をのせる事ができないが、写真のような湾曲した板2枚にそれぞれ異なる絵柄を印刷することになった。

印刷面が平ではないので、なかなか難しい。製版の時も故意に紗張りが緩い版を使い、枠も細めのものにした。テトロン紗張りだと張が強すぎるのでナイロン風の紗張り、いつ張った紗張りなのかもわからないくらいだったが、久しぶりの出番だったとは思う。

絵柄の違うものを2個印刷、表面には塗装がされているのでSG740と念のために硬化剤を入れた。失敗は許されないので、1つ1つシールで試し刷りを行い、問題がなければそれを剥がしいざ本番。

失敗できない素材への印刷のコツとは、、、そうあるんです。 

もう ”エイっ!”と、躊躇せずに手を止めず、最後まで同じ力で刷りぬく!(笑)

これだけですね。ホント、途中で手を止めたり躊躇すると必ず滲んだりおかしくなったり。最後には自分を信じで手を止めず刷るだけです。でも意外とこれが一番良いコツだというのが、、、気づきました

sukeboforblog

ようやく春が来た感じ

週末もなにかしら作業が入り、連日夜遅くまで仕事が続いたが、週明けになってほっとしている。

今週も気が抜けない、いろいろな作業が入っているが先週と比較すればそれほど納期に追われているわけではないので、気持ち的にも楽にはなっている。

難しい印刷もあるので今日明日で準備を行い、明日以降は現場で集中しようかと思っている

日曜日は快晴で10℃以上になった、新潟にもようやく春が来たと感じた週末だった

ガラスコップとマグカップ印刷

ここまで小ロット、極小ロット(サンプルではあるが)は私もなかなか経験が無い。ガラス製のコップ、そして陶器のマグカップ、それぞれ1個だが色が違う。

どのくらいの密着度なのかを確かめるよいチャンスだとも思い、セイコーアドバンス社の1000インキ+硬化剤、そして140℃程の高温で焼き付けを行った。爪引っ掻き、テープ剥離はもちろん合格だったが、塩ビ等の素材をおかすくらい強い溶剤でゴシゴシ擦っても落ちない。何度か強く擦っているうちにウエスに若干インキの色がついている感じではあったが、それでもまだ落ちない。最後はカッターで強制的にインキを削ってやっと落ちた。

ガラスコップの印刷は比較的やりやすかったが、マグカップは取っ手があるので治具と版に干渉しなかなか位置決めと綺麗に刷れない。ああだこうだしている間に3時間ほどたち、もうすぐ夜中になりそうなときまで続けたが、最後はなんとか仕上がった。これが量産であればそのまま終わらせるのだが、1個なので折角しあがってもそれで終わりなのでなんとなくさみしい(笑) 

ここまで擦る方もいないではあろうと思う。もちろん長期間洗浄し食器洗い機等で何度もつかえばいずれは落ちるインキだが、そこまでの耐久性をもとめない用途であれば十分だと思う。

陶器やガラスせんもんの水転写はあるが、その価格とロットを考えればアナログなシルクスクリーンでやったほうが安く仕上がる可能性もある。いろいろな技術が世の中に出回っている、4月はビックサイトでちょっとした見本市があるので視察にいこうかと思っている。
cupandglass

沢山のサンプルに1つ1つ印刷

昨晩の夜中12時まで、サンプル依頼のあった1つ1つ異なる素材に1つ1つ異なる色でいろいろな印刷を行った。

パッド印刷からガラスの回転シルクスクリーン印刷まで、様々であったがなんとか終わった。パッド印刷の方はまだ課題が残っているが、こればかりは100%解決には至らなかった。どうしてもインキ膜が薄いという弱点がパッド印刷にはあるので、それをどう解決するか、細かい細い文字等も含まれているので何回も重ね印刷をすると滲みがでてしまう。更に手刷りなのでミクロ単位でのズレが出るとすぐにわかってしまう。

1つ収穫があったのが100円ショップで売っているようなガラス製のコップに1000インキで印刷、硬化剤をいれて120℃くらいで焼き付けをした。そのご剥離をしてみようと強力な溶剤でゴシゴシと何度も擦ったがいっこうに落ちない。かなり頑固に密着してしまい、サンプルで2か所刷ってあり1か所は剥離試験用だったが落ちなくなってしまった。

どうしようかと最後の手段はカッターでインキを削り落としてなんとか元通りにもどった。幸いにもガラス素材なのでカッターで削ってもキズなどが残らない。ここまで高温で焼き付けを行ったのは恐らくあまりないが、完全な密着になっていたので、良い結果だとは思う。しかしながらガラス素材はそれ専用のインキと硬化をしなければならないので、完璧な密着を希望する方はガラス専門の印刷屋さんに問い合わせた方が良いかもしれない

cups

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