印刷ブログ
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百万塔へのパッド印刷

百万塔という法要に使用する塔がある。こちらの台座にぐるっと名入れができないか、という問い合わせがあったのが数か月前。

案件がきまり回転シルク印刷ではできない事が判明し、さてどうやればよいかの試行錯誤が続いていた。サンプルを1つ預かりそこそこできるところまでいったが、、、金曜日にその百万塔が納品され参ってしまった。

1つ1つ手作業でつくってあるので塔の大きさがことなり、凹んでいる部分の凹みも皆ことなる。折角うまく回転する受け治具を作成したが、サンプルと本番の傾斜が異なっているので全く使えない治具になってしまった。

これを考えて作成するまでに何週間も悩み続けたが、土曜の午前中でそれがパァになったと気づいた時には本当に参ってしまった。それから再度いろいろな調整を行い、土曜日は調整が終わったかと思えば、結局はその形が異なることに気付いたのが量産を始めようとしていた日曜だった。午前中から午後までなんとかならないかといろいろと考え、ようやくうまく回転することができる治具にたどり着き、量産を始めた。

しかしやはり形が異なるのでうまくはいかなかった。ロスもでたが、木材なのでインキが乾燥してから表面を研磨すれば印刷を消すことができる、不幸中の幸いかもしれないが、その方法でNGになった品は研磨を行い、再度印刷をすることになる。

こういうときに限って納期が無い、金曜にもちこまれて火曜までにほしいという事だったから、なおさら精神的にも参ってしまい、胃が痛くなっていた。ここのところ何年も胃が痛くなることはなかったが、久しぶりに過度のプレッシャーがかかったのだと思う。

3/4は完成しているので、あとは研磨とやり直しだけなので、今が気が楽になっているが、今週もまた慌ただしい日々が続きそうになっている。
100man
今回の百万塔へのスライドパッド印刷が今迄で一番難しい印刷になったとは思うが、解決するアイディアを手に入れることができた。これでどんどんまた印刷できる成形物が広がっていくと思う

ABS製のセイコーの置時計に印刷

デジタル式のセイコーの置時計40個程、こちらも立職記念ということで名入れをしたいとのことで急遽もちこまれた

しかし形状からしてシルクスクリーン印刷ではできない場所に名入れを希望されている。少々難しいと思ったが、実際に試行錯誤をしてやってみたら、パッド印刷でなんとかできた。

パッドも時計にあたってしまうので、インキを転写した後にパッドを移動・固定し、そこに置時計をセットしなければならなかった、印刷後もそのままでは置時計がパッドにあたってしまうので、パッドを移動させてから印刷後の時計を取り出す。

40個という小ロットではあるが、こういった小ロットのパッド印刷が弊社は得意だ。ABS素材なのでSG740で密着する、色もゴールド1色指定なのでやりやすい。ゴールドの場合はパッドインキを使用しなくとも十分な発色をするので比較的やりやすい

難しい形状のパッド印刷、まずはご相談ください
tokei

追加で1個パッド印刷

香合というお仏壇の焼香を入れる器のようなものがある、正式な名称はわからないがこちらの蓋の裏側に記念の名入れ印刷を20個程。

印刷は終わったが1個商品不良があり、追加で1個だけ印刷をしてほしいという依頼だった。セットを全部外してしまって位置決めも最初からしなければならないので、少々大変ではあるが、実際にパッド印刷をやっている人にしかわからない。

幸いにも位置決めや印刷もそれほど難しくない形状だったので、5分ほどで完了。セットがしたままであれば30秒もかからない。昨晩は同じくパッド印刷でしかできない形状の時計40個程に印刷をした。

今週はパッド印刷が多い、来週も難題を控えているがなんとか解決することになるとは思っている
shoukou

日本酒のグラスにパッド印刷、 60個程

小ロットの得意な弊社には2ケタの数量の印刷物が多い。今朝も地元長岡市で使うらしい透明の日本酒グラス2ケタへの印刷依頼があった。

色はゴールドで回転シルク印刷ができるかと思ったが、湾曲しているのでパッド印刷に切り替えた。パッド印刷は面積が限定されてしまう、特にガラス製品の場合はパッドを強く押し付けすぎるとガラスが割れてしまうので印刷面積はガラスの湾曲角度と厚みを見てからでなければ決めることができない。

回転シルク印刷でできる円柱形であれば印刷面積が限定されずにぐるっと1周印刷ができる。

写真は焼き付け前の小ロット専用のオーブン。小ロットの場合はこういったオーブンでも十分焼き付けができる。ガラス製品への小ロット印刷、商品の画像とご希望のデータ(おおよそで構いません)を添えて、お問い合わせください。
nagaokasake

PP素材 ポリプロピレンにパッド印刷

PP(ポリプロピレン)にはインキの密着が悪いが、それでも各インキメーカーよりPPに密着するインキが発売されている。密着というよりは無理やり付着させている、といった方が良いかもしれない。

いろいろな処理を行えば密着度が増すが、完ぺきに密着することがないのがPP素材だと思う。

パッド印刷でPPインキを使う場合には少々コツがいる。もちろんPP専用のパッドインキを使いすべてパッド印刷専用で揃えればよいのだが、小ロットの場合はそうもいかない。弊社ではスクリーンインキのPPインキをパッド印刷で使用している。もちろん何の問題もなく使えるがコツが必要だ。

シリコンパッドと転写のタイミング、インキ希釈を上手にすれば連続印刷も可能だが、やはり20-30個くらいで希釈を再度やり直さなければならないので、大ロットには向いていないかもしれない。大ロットの場合はパッド専用のインキを使えば解決する
PPTN

紙でできた花火玉にパッド印刷

先日は紙製でできた直径20cm程の花火玉にとある有名な自動車メーカーの記念品としてパッド印刷で200個程作業を行った

球体なので位置合わせが難しい、ここだという位置に合うまでかなり時間がかかったが、そのあとはとんとん拍子のように200個を午前と午後に分けて問題なく仕上げることができた。

中が空洞になっているので、パッドを強く押しすぎると変形してしまうので、それなりの力と簡易治具を作成しておいた。そのあとに弊社にとっては大ロットになるプラスチック製のケースに某有名お菓子メーカーのロゴを1色でパッド印刷する。こちらは数量が多く、被印刷体が透明なので少々難しい。1つの工程で少なくとも1分くらいはかかってしまうので、1日に数百個くらいしか仕上げることができない。こちらも月末納期でなるべく急ぎなので土日も止まらずに印刷を続けなければ間に合わない
hanabi lexus

パッド印刷が一気にやってくる

先週から見積もり依頼をうけていたパッド印刷でしかできないような成形物への見積もりが決まった。それもほぼ同時にきまりすべて月内に間に合わせ、しかもなるべく急いでほしいという案件なので時間調整とスケジュール調整をうまくしなければならないと思っている。

1つは地元長岡市の有名な花火玉にパッド印刷で記念品の名入れ、もう1つは某有名なお菓子メーカーのおかしいれの丸い部分にキャラクターを印刷する、そして月内に納めなければならない公官庁向けのボールペン2色となる。

どれもロット数としては一般では小ロットになるが、弊社にとっては中~大ロットの作業になる。週末や夜を駆使すれば問題なく仕上がるとは思っているが、3連休も来客があったり子供の帰省があったりでバタバタしてしまう。

花粉症の時期になったのであろうか、最近鼻水がとまらない

花火玉への印刷依頼

弊社がある新潟県長岡市は長岡花火で有名らしい、私は子供のころから毎年のように見ているので、そう珍しいとは感じなくなっているし、今年はみなくても来年がある、という感覚になっている。遠方からこられて鑑賞する方達がいうにはここまでのスケールで打ち上げる花火は見たことが無い、とみなさん感動されている

その花火で有名な地域柄なのかわからないが、先週から今週にかけ花火玉への印刷ができないか?という問い合わせが連続であった。ぐるっと1周だと相当な治具を作らなければならないが、ピンポイントで1色であればパッド印刷で仕上げることができますよ、とお伝えはしてある

直径が大きくなればなるほど大きなパッドを使わなければならないので、機械ではできないかもしれない。弊社には60x60mm角のパッドがあり、それでサッカーボールに印刷をしたことがある。そちらを使えばそこそこ大きな面積に印刷ができるとは思う。
nagaoka firewrosk

支給のボールペンに小ロット印刷

先日は支給されたPS樹脂製のボールペン40本と真鍮製のボールペン50本にそれぞれ印刷を行った。

小ロットの中の小ロットになるが、弊社ではこのようなロット数はまったく問題なく印刷ができる、むしろこういった小ロットの数を歓迎したいくらいである。世の中にはまだまだ100個以下の小ロット印刷が存在するとは思うが、それを受けてくれる印刷所があまりいないと思っている。

手間暇がかかるが、印刷は手間暇なのでそんなことを言っているわけにはいかない。小ロットの印刷、どんな案件でも被印刷体でもお問い合わせください

50pcs of pen

陶器のマグカップにパッド印刷

陶器のマグカップ、中国製なので形が微妙に異なるが、慣れればパッド印刷でもはやい。インクは作業性が良い1000を使った、1690でもよいが、ノベルティなので1690でなくとも1000で十分だとは思った

パッド印刷を長年やっていてもやはり一番難しいのがパッド印刷だと思っている。温度、湿度、データの調整にブリッジ、製版のコツ、そしてインキの希釈にパッドの配置など、そして治具作成。これほど手間暇のかかる印刷はないかと思っているが、どんな形にでも印刷ができてしまうのが、パッド印刷だと思っている。

今回の個数は2種類の版で各144個、弊社にとっては小ロットよりは上の中ロットかもしれない。小ロット=100個以下のロットが多いのが弊社での案件でもあるからだ

ノベルティへの小ロット印刷、お気軽にお問い合わせください。

dairy mug cup for blog again

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