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大至急! 支給ボールペンにパッド印刷

このところボールペンに印刷があまりなかった、恐らく専門の業者やメーカーでできるのでそちらでやっているのだと思う、ある意味価格競争が始まっているので私はあえてボールペン印刷を積極的に宣伝はしないようにしている。

安い業者が多く出ているので単純に価格の比較だけになってしまう。小ロットを得意としているのでどこどこのネットショップで30円以下でできるから合わせるとなると100本でも3000円になる。それでもできないわけではないが価格競争が始まっている分野に零細企業が入り込むと命取りになるとわかっているのであえてやらない。量産体制が整っている大手や専門業者で安くやってもらった方がクライアントにとっても良いと思うからだ。

先日は同じ新潟県内より急な電話があり、火曜にボールペン650本を搬入するので水曜中に仕上げてほしいという内容だった。話の内容からして相当急ぎではあったので、とにかくすぐにデータを送付してもらい製版をし、セットアップを行った。650本だったので一晩でやろうとおもったがさすがに集中力が続かないので、夜に350本、翌朝に300本を行い、そのまま強制乾燥、梱包をしてクロネコヤマトで出した。弊社ではすべて自社内で製版ができるのでこういった急な急ぎでもなんとか対応できてしまう。

相手が困っていてなんとかしなければならないという部分もあったので、火曜の夜は深夜まで作業を行い、なんとか納期に間に合わせた。最後の化粧箱の組み立てと梱包が意外と時間がかかってしまい、間に合うとおもったが集荷に間に合わず、そのままギリギリ19時までに近くのクロネコヤマト営業所に持ち込みギリギリセーフだった。

ボールペンへの小ロット、そして急ぎの印刷、お問い合わせください

凹凸のあるタンブラーへの印刷は?

写真のような円柱形でも多少凹凸のあるタンブラーへの名入れ試作依頼があった。

まっすぐな円柱形であれば私の得意な回転シルク印刷でできるのだが、この形状だと回転シルク印刷には向かないのでパッド印刷でやることになる。素材が透明なので色の透けが出てしまうが、これはどうにもならない。パッド印刷専用のインキを使えばよいが弊社にはそのようなインキがない。

幸いにも白と特色の2色での試作で、白はコンクの高濃度白があるのでそれで印刷すれば透けがあまり出ない。もう1つの特色も白を混ぜるような色なので恐らく綺麗に出るとは思う。

100個の小ロット印刷でまずは1個の試作となるが、来週中には仕上げて送付したいと思っている

タンブラーへの印刷、形状にかかわらず可能です。まずはお問い合わせください

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YKKのボタンに名入れパッド印刷

YKKといえばチャックで有名な企業だがボタンも作っているらしい。そのボタンに刻印するのにロットがかなり多くなったということで、刻印の変わりにパッド印刷でなんとかならないかということでテストをしてみた。

インキはやはり焼付け硬化をしたいので、1000シリーズでもOKだとは思ったが、あえて1690シリーズを使い、ボタンは小さいので300個ほどでもオーブントースターで十分焼付けができるサイズ、ということで1690にした。乾燥後の印刷はまず取れない、ほぼ一生取れないといっても過言でもないかもしれない。

弊社にある1690インクの色はそれほど多くは無いので、在庫色以外の場合は1000シリーズを使うしかないであろう、それでも十分な密着を得られるとは思う。

メーカーにたくさんのロットで作成して在庫を持つよりも小ロットで必要な分だけ作成、足りなくなれば追加作成することにより資金繰りをラクにでき、かつ不良在庫を減らす事ができる。これは企業にとっては重要なことであり、バブルの頃のような行いではなく、必要な分だけを作るいわばトヨタのカンバン方式でもあるかもしれない。そのカンバン方式が印刷でもできる

ボタンへの小ロット名入れ印刷、お気軽にお問い合わせください
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メニューブックのような物に印刷

写真のような喫茶店かしゃれた美容室においてありそうな合成レザー風のクレジットカード伝票をいれるような物の表面にお店の名前を入れたい、ということでテストをしてみた。

写真を公開できないのでなかなか説明は難しいがもじるいは6-8ptほどなのでかなり小さく読みづらいくらいの大きさであるが、ロゴはそこそこの大きさであった。

最初はシルクスクリーン印刷でやってみたが、表面が凸凹しているのでなかなか小さな文字が入らない。ということですぐにパッド印刷に切り替えテストしてみたが、そこそこ印刷が再現できている、しかし100%とはいえない。彫が深い表面なので硬いパッドとやわらかいパッドに変えて両方テストしてみたが、やはり綺麗に入らない。あまり強くパッドを押してしまうと文字がつぶれる可能性があるが、かなりの強さで押してみた。

こうなると解決策はデザインを変えるか商品を変えるかのどちらかになってしまう。そこそこの凸凹でもパッド印刷であれば名入れはできるのだが、今回の凸凹はかなり深いのでNGとなってしまった

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インクを変えてみる - 巨大なプラスチック成型物への印刷

先日は某地元メーカーの小ロットの機器へのパッド印刷を10台分行った。これは2年ほど前からやっているのだがまるでUFOのような形をした大きなプラスチック成型物に会社のロゴと機械のマークを入れる仕事になっている。

大きさがあるので、パッド印刷の台に収まらない。仕方なく別の方法でパッド印刷をしているが、これが難しい。インクの拾いも100%きれいにいっているわけではないが、被印刷物が透明なのでムラがわかりやすい。かといってシルク印刷のように濃い色を出すには何度も重ね印刷をしなければならないが、この成型物の場合はそれができない。

いろいろと試行錯誤をしながら昨日はやってみたがインクを変えて静電気防止を行い、パッドでインクを拾うスピードと転写するスピードを調整しながらなんとかきれいにしあがった。乾きが悪いのでけさ軽くドライヤーで乾燥させて搬出しようとおもっている

指先が冷たいと仕事がはかどらない

寒波が来て数日になるが、ここのところかなり寒い。昨晩もいろいろやりながら帰宅は1時ころになったが、路面は凍結しており、すべるかのように歩いていた。そのまま寝るにもなんか足りないと思い、途中のコンビニでパックワインを買い、それだけを飲んで寝ることにした。ここまで寒いと寝酒の力を借りなければ寝るにも寝ずらい

久しぶりに100円ライターに名入れ依頼のサンプルがきている。もう100円ライターは100円ではなく、かなり安く販売されているが、それでも素材を誤ってしまうと印刷が難しい。BICライターなどで採用されている燃えにくいデルリン樹脂というポリアセタールに類似している素材の場合はフレーム処理を行わなければインクが密着しない。昨年それを知らずに受けた印刷案件で無理やり自作フレーム処理を行い、印刷をしたがガスライターを炎であぶるので何本か爆発してしまった。近くのライター工場でも同じやり方でやっていたそうだが、いつも何本か爆発していたらしい

今回はポリアセタール素材ではないものを見つけたのでそちらを取り寄せてサンプル印刷してみようと思う。印刷は問題ないとは思うがインクの密着だけがきになる部分ではある

マグカップにパッド印刷

先日はマグカップ小ロット印刷の試刷りを行った。治具は比較的よく出来上がったので良かったが、版の出来上がりがあまり良くなかったので、今日再度製版をしようと思う。

パッド印刷の仕上がりを左右するのが治具と版の出来具合だと思っている。この2つがしっかりとできていなければいくら印刷をしても綺麗に仕上がらない。2つさえしっかりとできていればあとはインキの希釈や印刷のスピード、圧等調整できるものとなる。

午前中に再度製版を行い、露光をして午後前にもう一度試しをしてみようと思う。試がOKであればクライアントに写真を送付し、了承がでればあとは量産をするだけだ。全てができている状態で量産にうつれば30個程なので1-2時間でおわるであろうと思う。使うインキが1690Nという使いにくいインキなので5-6個印刷したところで洗浄して再度開始することになるであろう。焼き付けは小ロットなので家庭用のオーブントースターで何回かにわけて乾燥させようと思う

師走まっただ中なのでのんびりはできないが、今週末は子供を連れてどこかにでかけようと思っているので平日のうちにいろいろ遅くまで時間をかけて仕上げたい案件を終わらせようと思っている

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ゴルフボールに名入れ印刷 小ロット

およそ70個程、市販のゴルフボールにパッド印刷で名入れ、黒1色。 硬化剤を入れれば密着しているのを自分で確認ができているインキなのでSG740と硬化剤を混ぜインキを作成

自然乾燥で2-3日もおけばもう硬化しているのでインパクトで直接打ってもインキが剥がれる事は無い。私が近くのスポーツ品店で試し打ちを何回もドライバーで行ったが全く問題はなかったことが証明されている

今回は名前では無く絵柄でベタ面が多いので物によってはディンプルのところに上手く入らない物もあったが、あまり強く印刷すると今度は絵柄が滲んでしまう。

ゴルフボールへの小ロット名入れ印刷、お問い合わせください

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PPインキでパッド印刷

PPインキというポリプロピレン用に密着するインキがある。メーカーはことなるが2種類ほどありそれぞれ多少異なり性質をもっているので使い分けしなければならない。

PP素材ではないが下処理をして印刷すればPPインキが密着する素材があり、それにパッド印刷を行うことになった。

PPインキは乾燥が早い、印刷後簡単な指接触であれば5分もしないで乾燥している。15分もすればもう完璧になっている感じだ。それはパッド印刷のインキ膜厚が関係もしている。

乾燥が早い=パッド上でのインキの乾燥も早い。インキを版から拾うタイミングを間違えればパッド上でインキが乾燥してしまいうまく転写できない。温度と湿度も関係するので今朝早く印刷を行い、版からインキを拾うタイミングも1秒以内というスピードで行った。

半自動のパッド印刷機ではそこまではできないと思う。もちろんパッド印刷用のインキを買えば対応できるとは思うが、価格が半端なく高い。弊社ではシルクスクリーンのインキをそのままパッド印刷に使う、工夫すれば全く問題なくつかえるからだ

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パッド印刷で2色とベタ印刷

今日の午後はパッド印刷の中でも難しい分野にある2色とベタ印刷を行った。基本パッド印刷はベタに弱い、シルク印刷でもベタは難しい、更に線数の高くなるパッド印刷でベタを綺麗に出す作業は至難の業にもなる。

何度かいろいろ試行錯誤を行い、そこそこ綺麗に出るようになったので、ひとまずショットグラス100個程に1色目のベタ印刷を行い終わらせた。明日は2色目の絵柄を今日のベタの上にのせることになるが、失敗したくはない。

位置合わせもグラスの底に油性ペンで線を引くだけ、2色目が終わり乾燥窯に入れる前にこの油性ペンのガイドを消す。円形の物は位置合わせができないのでこういったやりかたしかできない

2色目の失敗=1色の目のベタを全てやり直さなければならない。少しくらいロスが出る事は承知ではあるがやはりやり直しはあまりやりたくはないのが正直なところだ。幸いにも納期は長めにもらっているので多少の失敗を挽回できる事ではあるがその時間がもったいない。

明日が最後の稼働日で13日からお盆休みに入る中小企業も多いとは思うが、私は休みを返上して仕上げる作業やテストする案件が沢山あるので休まずに通常通り仕事をする予定になっている

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