印刷ブログ
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ポリエステルで撥水加工や防水加工

撥水や防水加工されている生地には特殊インキを使わなければならない、特殊といってもそれほど特殊ではないが、インキに硬化剤、最後にベーキングをすればよりよい密着となる。

弊社ではそこまでの強度を求められたことが無いが、最近は個人的に気になる。やはりインキは刷ったら落ちてほしくはない、これは職人としてのこだわりでもあるし、印刷会社としてのモットーでもある。

世の中インキがなかなか密着しないものもあるが、たいていの成形物には密着する。

写真は以前の会社の同僚より頼まれたもので、撥水や防水加工されているアウトドア風のバッグだ。一応密着するであろうインキに硬化剤を混ぜてメッシュ100くらいでインクを多めに出してテストをしてみた。木曜日には剥離テストを行う、どういう結果になるかがある意味楽しみだ
hasui-bag

カットクロスへのシルク印刷

美容室で使用するカットクロスへのシルク印刷が度々弊社にやってくる。

今回は枚数は合計で65枚ほど、同級生が経営している地元長岡市の美容室だ。彼曰く業者に依頼したが全くすすまなかったので、私に直接依頼することになった。

白いクロスには赤金で、黒いシャンプークロスには銀色を。 インキは防水や撥水加工されたナイロンに推奨されるNewスーパーナイロンを使用し、硬化剤を注入している。SG410でも密着したりSG740でも何度もやっているが、やはりNewスーパーナイロンインキの方がなんとなく密着性がよさそうなので使用している。

今後も撥水系や防水素材にはこのインキを使用することにしたいが、溶剤やメーカーが異なるので少々使いづらい場面もある。

カットクロスやシャンプークロスへのシルク印刷、小ロットでもご相談ください。 弊社では3~5枚でも印刷をしております
asia

ポリエステルのポーチへシルク印刷

東京の某博物館のロゴが入ったポリエステル製のバッグとポーチへの追加印刷があった、こちらは昨年も同じものを手掛けているのでその追加ではあったが、赤と青がある。赤の方は白インキで青の方は濃い青となる。

個人的には赤に白インキの方が見栄えがよかったし白もはっきりと出したつもりだが、どうしてか青のリピートが先にやってきた。

白インキはSG410で、青インキは沈みが少ない色なのでSG740で問題なく密着する。硬化剤も必要が無いので、スムーズに連続印刷ができる。

温風乾燥をしたいが素材がポリエステルなのであまり高温にはできないので、常温で2-3日おいてから梱包して発送しようと思う。

ポリエステル製の成形物へのシルク印刷、お問い合わせください
tokyo museum

ポリエステルのポータブルバッグ

ポリエステルはインキが沈みやすい、SG740というセイコーアドバンス社のインキでも問題なく密着はするが、やはり白を使いたいときはSG410インキの方が良い。粘度が高いので刷るときには力がいるが、その分沈みがまったくないので白が白で再現できる。やはり白が力強く再現できたほうが気持ちが良い

希釈もほとんどせずに、硬化剤を入れて200個程印刷。市販のセルトナポータブルトートという折り畳みができる薄いバッグのようなもの。硬化剤を入れてあるので2-3日程乾燥させ、週末前には出荷をすることになる。

開くと梱包が大変だが、留める部分への印刷は開封せずにできるので意外とはやくできる。

ポリエステル製のバッグへのシルク印刷、小ロットから可能です

blog for may 17

土日も稼働した

写真のような傘のシルク印刷が大量にあり、これらは場所をとるので土日もほぼフルで印刷を行った。しかし60本程印刷すれば場内がいっぱいになってしまうので、そこから2-3時間は乾燥で待機しなければならない。

1日にできてもおそらく2-3回転が限界だと思うので、1日の印刷キャパは180本といったところかもしれない。体育館のような大きなスペースがあればよいが、そうもいかない。狭い中でなんとか回転率をあげるしかない。

そろそろ気温もあがり温かくなってきたので、乾燥も早くなるであろうと思う。そういえば土日はとてもよい天気だった、新潟にも春がやってきたと感じることができるような日和だったかもしれない
unbrella

カットクロスへのシルク印刷は慣れてきた

美容室でつかうカットクロスのシルク印刷だが、最初はなかなか難しいと思ったが、インキもわかるようになったし、位置合わせもある程度は慣れてきている。だが、正確ないちあわせまではできない形状なのである程度はあらかじめ了承いただいている。

金曜日も4枚ほどのカットクロス小ロットへ印刷があったが、ここまで小ロットで受けてくれるシルク印刷屋があるとはまだ知れ渡っていないと思う。予算もお客様にあわせるので版代がいくらだとかいわずに、4枚1式でおいくら~ という形式をとっている。恐らく他社の版代と同等レベルかそれ以下の金額になるであろうとは思うが、価格表がないシルク印刷の業界なのでなんとも言えない。

今週は土日も稼働させなければいけないほど忙しくなる感じがしている、少々量の多い案件が2つ重なっているので、そちらをなんとか月内には仕上げて納品ができるようにしようと思う。もちろん他の小ロット案件も引き続き入ってきている
cutcross

ポリエステル傘の内側にシルク印刷

市販されている傘の外側に社名やロゴを入れるシルク印刷は何度も手掛けているが、内側はいまのところ地元新潟県のとある学校地区の1件だけだ。 ここでも少子高齢化を感じるのか、年々本数が減っている、今年は33本という弊社にとってはちょうど良いロット数ではあるが、小ロットの中の小ロットの部類に入るとは思う

内側は意外と難しそうに見えるが私は外側よりは印刷がしやすいと思っている。もちろんどちらでもできるように治具を考案し作成してあるが、内側の方がなんとなくスムーズにできる感じがする

内側に印刷しても何も見えない、、ということかもしれないが、どこの誰に属するのかというネームタグ風に思えば内側に印刷してもよいのかもしれない。

ビニール傘の内側にシルク印刷、可能です。お問い合わせください。
kasanoura

ポリエステル製のレジャーテーブルとイス

キャンプで使うような小さなレジャーテーブルとイスの背もたれのところにシルク印刷、小ロット依頼があった。ひとまずサンプルなので1個セットを仕上げたが、これがまた難しい被印刷体であった。

表面が2層構造になっているのでフワフワしている、そして折りたたみ式なのでシワが多い、これを如何に綺麗に伸ばしてフワフワしない状態で印刷するかでいろいろと試行錯誤を行った。

本日なんとか無事に印刷ができ、写真をクライアントに送付できた。インクはポリエステルなのでSG410のコンクホワイト、素材が黒なので少々色負けが起きたが、それでも白に見える。2度の重ね刷をすれば濃くなるが、今回の素材と形状ではNGだと思ったので1度刷りのみで終わらせた

ポリエステルへのシルク印刷、小ロット可能です。
poriesuteru

ポリウレタンとポリエステル?へシルク印刷

メーカーいわくポリウレタンかポリエステルでできているというポーチにシルク印刷があった。

インキはSG410で問題なく密着が確認できたので、SG410を使用。SG740でも密着はしていたが、インキの粘土が弱いので刷りにくい。データがかなり細かいので潰れが出ないようにあえてSG410を使用。

しかしポーチの表面がふわふわしているので印刷がやりにくい、中に治具を差し込んで印刷はするが、その間にまだ隙間があるのでどうにもならない。印刷の仕上がり具合を確認しながら何度も洗浄し120個を仕上げた。冬場で寒いので温風乾燥させれば出荷ができる。

2週間ほど納期があるので今週のんびり置いてから来週梱包すればOKだ

ポリウレタンやポリエステルへのシルク印刷、お問い合わせください
fake leather poach

シャンプークロスにシルク印刷

美容室で使うカットクロスというものがあるが、こちらにシルク印刷を依頼されるケースが少しずつ増えてきてはいる。これらは小ロット中の小ロットで、枚数も~10枚前後くらいが一番多い。

100枚単位での印刷は恐らくないであろうと思うので、小ロットのシルク印刷が活躍するアイテムでもある。

位置合わせは難しいが着せるときにもずれるのでそこまでシビアな位置合わせでもない。洗浄するアイテムなので弊社では密着性を向上させるためにインクには硬化剤を混ぜている。自社の洗濯試験ではまったく問題がないが、何回洗浄すればどうなるのかの試験まではやっていない。

今回も3枚という小ロット、白いカットクロスと黒いシャンプークロスで色は指定色が2つだった。3枚なので1式価格ではあるが、それでも他社の版代いないで収まる金額での指定だったのでその予算で仕上げた。これほどの小ロットで版代を計算すればまず決まることがない案件だとは思う。

カットクロスやシャンプークロスへの小ロットシルク印刷、お気軽にお問い合わせください
karifu