印刷ブログ
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しわの無いように

70cmの透明ビニール傘への印刷、一見それほど難しそうではないが、実は乳白のポリエチレンと透明のポリエチレンタイプがある。

乳白の方は表面がスムーズでザラザラしていなく、綺麗な仕上がりだ。一方透明のポリエチレン傘は表面の突起が激しく、ほんの少しのしわでもインキが流れてしまう。これを完ぺきになくすのは難しいが、一工夫することでバキューム台で吸っているかのようにできる。

見た目は同じ傘だが印刷にかかる手間暇は全く異なる、こういうちょっとした工夫と知識はやってみなければわからない

ビニール傘へのシルク印刷、小ロット10本でも20本でも、弊社では対応可能です

密着しないインキを使う

通常であればありえない話ではあるが、インキが密着してしまうとNGな案件もある。昔懐かしいスクラッチくじだ。

銀色の部分を爪かコインで削ると下地の当たり・ハズレがわかるようにしなければならないので、インキが密着してしまうとNGだ。

スクラッチくじ用のインキがあるが、これは使用方法が少々異なる。紙素材であればそのまま使用すると染み込んでしまうのでNGとなるので、あらかじめニス引きをしておかなければならない。またはクリヤーのインキでスクラッチ部分に印刷を行い、その上に銀をのせればOKだ。

銀の濃度も薄いと透けてしまうので、それなりの濃さを要求される。今回はPP貼りされているカードの上に銀のスクラッチを印刷テストとなったが、問題なく爪やコインではがれる強度の弱さだったので私的には問題ないと思っている。今日にでもサンプルを発送し確認してもらえば、あとは量産するだけだ。

枚数も数百枚程度なので手刷りのシルク印刷でできる小ロットのスクラッチくじ印刷となる。100枚でも50枚でも、小ロットのスクラッチくじは問題なくできる
scratch

ビニール傘が続く

梅雨時期の前だからだろうか、ビニール傘への社名の名前を入れる案件が続いている、少ない時はロット1箱の60本、お店によっては600本であったり、様々だ。

60本ロットだと恐らく世間では小ロット扱いとなり名入れしにくいのかもしれない、ビニール傘なのでなくなってしまうと思えばあまりお金をかけたくないのが本心であるとは思うが、おもてなしの心をお客様に伝えることができる

旅館でもビジネスホテルでも、名前が入った傘と入ってない傘では入っている方が良いと思う。うっかり忘れた傘を無料で借りることができ、かつロゴが入っていれば返却率もよいかもしれない。それか名前を入れた傘を安く提供してあげるようなサービスがあれば傘代金はともかく、ホテルや旅館の宣伝にもなる絶好な広告ツールになるかもしれない。

傘への名入れ印刷、小ロットでもまったく問題ありません、お問い合わせください

アルミ製らしきカードケース

中国製のアルミ風カードケースがあり、そちら30個くらいにシルクスクリーン印刷を行った。

平らではなく真ん中が膨らんでいるような感じのケースなので、そちらの動きを留める為に治具を作成しなければ綺麗に印刷ができない。いろいろ試行錯誤と練習をして画像のような簡易の治具ができた。これでもしっかりと綺麗に印刷ができる。失敗ができない素材なので3回ほど何度かテストをしながら調整をし、完ぺきになったところで本番の30個を一気に仕上げた

しかし商品そのものが外国製で最初からかなり汚い、、、いくら綺麗に印刷ができても商品がもとから汚ければどうにもならない。まぁ最近の海外ノベルティ物は汚いものが多いような気がする

小ロットのシルクスクリーン印刷、お気軽にお問い合わせください。

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PP製のタンブラー

写真のような日本のブランドでタンブラー類を作っている会社があるらしい。

こちらのタンブラー2個にサンプルで回転シルク印刷を行った。円柱形ではなく円錐形で上部と下部の直径が異なる、こういった場合はデータの曲げや治具の作成で時間がかかるので、簡単にはいかない

もう1つは小ロットのハンドソープを入れるボトルへのサンプル回転シルク印刷だったが、こちらもほんの数個のサンプル試作ではあったが、形が円柱形なので上下の直径が同じであったので、PP製タンブラーと比較したらすんなりと終わった

PP製のタンブラーの方はほんのコンマ2-3mmの違いでデザインが曲がって見えてしまう、これを曲がらないようにデータ調整を行い治具を調整する。テストの際は多少の誤差は許してもらいたいが、本番になればピッタリになるまでに2時間でも3時間でも治具調整に時間を費やす。

見た感じ同じような回転シルク印刷の案件でも形によってかかる時間がまったく異なってしまう。こういった考える仕事をしている時が一番たのしい。今日は期末で3/31となる、今年もすでに3か月が経過したと思えば時間の経過があまりにも早すぎる。
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支給のボールペンに小ロット印刷

先日は支給されたPS樹脂製のボールペン40本と真鍮製のボールペン50本にそれぞれ印刷を行った。

小ロットの中の小ロットになるが、弊社ではこのようなロット数はまったく問題なく印刷ができる、むしろこういった小ロットの数を歓迎したいくらいである。世の中にはまだまだ100個以下の小ロット印刷が存在するとは思うが、それを受けてくれる印刷所があまりいないと思っている。

手間暇がかかるが、印刷は手間暇なのでそんなことを言っているわけにはいかない。小ロットの印刷、どんな案件でも被印刷体でもお問い合わせください

50pcs of pen

日本酒のお猪口に回転シルク印刷

先日はとある県外の、それもかなり遠い酒蔵さんより日本酒のお猪口に小ロットの印刷ができないか?という依頼があった。

もちろんできますよとご連絡を差し上げ小ロットでも問題が無い旨をお伝えした。お猪口への印刷はお猪口を作成するメーカーの方で小ロットでも対応はできる感じだが、かなり単価が高くなってしまう。もちろん焼き付けも陶器の600~800℃で焼き付けるので絶対に落ちないが、ノベルティで配布するには少々割高の単価になっている感じがした。

弊社の場合はその温度帯の設備はないが、それでも150~180℃で焼き付け乾燥をすればそう簡単には落ちない。試しに事務所にあるマグカップに印刷し180℃で焼き付けをしてここ3年ほどほぼ毎朝使用しているが、まったくビクともしない。もちろん飲食店のようなシビアな環境での使用ではNGだとは思うが家庭用やノベルティ用であれば十分だとは思っている。

弊社ホームページにもお猪口の印刷サンプルを掲載してある、これは地元長岡市の国際ビジネス研究会で日本酒で乾杯をする際に使用しているお猪口だ。ほんの30個ほどの小ロットではあったがそういった小回りをきかせることができる。

http://kanpro.net/images/service/pic_curve03.jpg

お猪口への小ロット印刷、お気軽にお問い合わせください

アルミマウンテンボトルに小ロット回転シルク印刷

ちょうどタイミングが良く2つの案件で同じアルミマウンテンボトルに回転シルク印刷の依頼があった。

タイミングよく同じ期間にデータ入稿と商品が届いたので同じ治具とセットアップをそのまま使用でき、スピーディな仕上げとなった。最初の案件は事前に用意しておいたが、2つめは商品が到着したその日の夕方に仕上がってしまった。納期1日という最速の仕上げだが、アルミ製のボトルの塗装面への印刷なのでSG740と硬化剤を使用し高温乾燥を行うので2-3日は乾燥後におきたい。それでも週明けには出荷できるとは思う。

ロット数も1つは80本でそのうち40本は1色、もう40本は別の色だが版が同じなので色変えだけでできてしまう。もう1つの案件は白1色で70本程、こちらのほうがほぼ全面へのぐるっと1周なので難しいが、最初の案件も両面だったので難易度は高かった。しかし無事両方とも終わりほっとしている。

土曜日だが金曜の午前中に来週月曜納期の案件で増産依頼がきたので、土日も稼働しなければ間に合わない。noと言ってしまえばよいのだが性格上なんとかしたいということで、何とかします、と答えてしまった。しかし師走、このくらいでへこたれるわけにはいかない。あとほんの数週間だ、フル稼働で乗り切ろうと思っている
bottles for blog

久しぶりのゴルフボール印刷

今週と来週はぎっしり詰まっているようなスケジュールと納期になってしまった。1寸の余裕も許されないかもしれない、昨日の夜は久しぶりにゴルフボールへのパッド印刷を行ったが、今朝になってクライアントからデータを変更したいという依頼がやってきた。

短納期で2日で仕上げてほしいということですぐに仕上げたがそのよく日にデータを変更となれば1日しかない納期になってしまう。しかしどうしてもやってほしいということなので、すぐに製版を行い、何とか隙間を見つけて印刷をした。個数は2種類x12個なので合計24個。おそらくメーカーに頼んでも断られる数量でもあり、そして納期が1日しかなければ受けてもくれないであろう。そんなことをなんとか対応してしまうのが弊社かもしれない。

ゴルフボールへの小ロット印刷、ご予算に合わせますのでお気軽にお問い合わせください
golf ball

陶器マグカップへシルク印刷

陶器の四角いマグカップ50個へシルク印刷。

小ロットではあるが、なかなか難しい。マグそのものには注意書きでオーブンや高温を避けてほしい、、、となっているので焼き付け乾燥しなければならないインクが使えない、しかし使わなければ密着しない。

本来は1690インクでガチガチに固めたいがそれだと150~180℃まで上げなければならない、海外製の陶器なのでどうなるか不安だ、ということでこのような場合は1000インクで80℃程までで抑え気味に乾燥。それでも十分密着はしているしノベルティとしては問題ない。

陶器へのシルク印刷、小ロット可能です
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