7月が終わり、なんとか回復したかのように思えた7月ではあった。6月は消費増税の反動でほぼ皆無という異常事態ではあったが、7月はいろいろなサンプル案件もあり、それらの試作を行いながら忙しく過ごせたと思う。
今日から3日間地元長岡市の長岡祭りとなるが、来週からの動きがどうなるか読めない。今日は少しバタバタではあるが、気を引き締めて8月を過ごそうと思う
7月が終わり、なんとか回復したかのように思えた7月ではあった。6月は消費増税の反動でほぼ皆無という異常事態ではあったが、7月はいろいろなサンプル案件もあり、それらの試作を行いながら忙しく過ごせたと思う。
今日から3日間地元長岡市の長岡祭りとなるが、来週からの動きがどうなるか読めない。今日は少しバタバタではあるが、気を引き締めて8月を過ごそうと思う
地元バス会社より長岡花火の際に使う臨時シャトルバスの方向サイン印刷依頼があった。
昼間は目立ち、そして夜はわかりやすく、通常のシールでは夜は暗闇に埋もれてほとんど見えない。蓄光インキを使い発光させようとは思ったが、昼間は目立ってほしい、ということなので、蓄光シートを取り寄せて、その上に塩ビ用のインキSG700を使い、印刷をした。
地元の長岡花火は全国的にも有名で今年は土日の開催となる。大勢の人でにぎわう事になるであろう。なんとなく仕事の方も静けさが出てきており、ここ2-3日は暇になるかもしれない。
しかしテスト依頼されている案件が何件かあるのでそちらの方を進めながら今日入荷予定のステンレス製タンブラー100本程に印刷をすることになるであろう
シルクスクリーン印刷に必ず必要なのが乳剤(感光液)である。これは紫外線により硬化する液体であり、それらをシルクスクリーンの紗張り(ナイロン、テトロンと呼ばれる)に両側より塗布して、ポジフィルムをあて、紫外線をあてる。
細かい作業は文章では説明が難しいのでここでは控えておくが、乳剤を綺麗に塗るコツがある。これらは教科書にも載っているわけでは無いので自力で見つけるしかない。
最高に綺麗に塗るには新品の紗張りの版、100%平らで綺麗なバケット、そして均一な力での塗布、であろう。
しかしそれは非現実的な方法であり、版は再利用される場合があり、油膜も残ったりしている。なるべく綺麗に版を洗浄し、乾燥、そして裏側に2-3回、そのまま表側より2-3回塗布する。そうすると細かいメッシュより出てきた乳剤を裏側へ再度押し出すような感じになり、ちょうど良い膜が裏面にできあがる。そうすることによりインキ膜が厚くなり、インキの出具合もよく綺麗に印刷ができる。
言葉では説明が難しいのだが露光機で紫外線をあて硬化させると触った感触で版の出来具合がわかるようになる。
今週末は地元長岡市の長岡まつりとなる。この祭りはそうとう昔から行われており、私が子供の頃には相当な騒ぎではあったが、最近は少子化ということもあり、町中で騒ぐというよりは県外・市外のお客さんでごった返すようになった。
道路も年に一度の渋滞が発生し、なかなか帰宅できない、という状況も出る。今年は妻の親戚が県外からくるので、2日間とも場所を変えてみようかと計画している。
仕事の方はどうなるかわからないが弊社には祭り特需というものは関係がなさそうで、通常の仕事量になるか、あるいは減る傾向になるかもしれない。
こんな時こそいろいろな印刷にチャレンジする時間があるので依頼されている試作をどんどんこなそうと思う
偶にはぶつかりあってもよい、と思う場面があった。別事業で仕事をしている相手と少々ぶつかったが、同じ人間ではないのでぶつかり合いがあっても自然だと思う。むしろなければどちらかが遠慮していることとなり、いずれ爆発する。
私は来るもの拒まずという感覚が大きい、たとえ小さな案件であろうと嫌な相手であろうと、仕事となれば個人感情を入れるわけにはいかない。余程の悪い相手や理由のある相手でない限り、断ることは無いであろう。その点相方は意外と我儘があってそこらへんでぶつかってしまった。
決してもうかっているわけでも無い、逆に今は難しい時期であるのに感情と好き嫌いとプライドで物事を決めだす。個人としてはそれで良いのかもしれないが会社という組織である限り、そうもいかない。そこらへんを理解してくれるのであろうかわからないが、理解してもらうしかない。 人間慢心が出ると事業がおかしくなる、そこら辺を説明してもなかなか理解してもらえる人がいない、やはり人間、楽をしたい、簡単に儲けたい、という生き物であるからだと思う。
連休が明けた、3連休は妻の実家へ運転、昨晩は遅く戻ったがやはり長距離運転は疲れる。特に夜の運転は余計に神経を使うのでなかなかつらいと感じてしまうが、そうもいっていられない
今日からまたやることが沢山あるので、1つ1つやることになるが、7月の結果はどうなるであろうか少しは楽しみである。5-6月とパッとしない月ではあったが、7月はなんとかもちこたえた、と感じる月になるであろうと予測はできる。
かといって気を抜けない、自営ならではの悩みかもしれない
印刷といえば紙に、冊子に、そして雑誌、本、ポスター、なにかと紙媒体に印刷することが主体のように思えるが、弊社が行うような成形物への印刷は印刷ピラミッドの頂点にあるかのような(決してすごいとかいう意味ではなく)、小さな市場のパイの中にある。
どうしても商売がてら大きな市場を狙う方が多いのは自然の法則だとは思うが、それだけ競争と機械化がすすむ。当然単価も落ちれば資本のある大手にはかなわない。
そのてんシルクスクリーン印刷やパッド印刷、回転印刷(曲面印刷)の小ロット作業は誰も受けたがらない、日本全国を探してもおそらく数社くらいになるのかもしれないが、そういった小ロットを弊社は得意とする。企業が在庫を持ちたがらない、平成不況の影響で企業が弱腰になったままなのであろうか、とにかく在庫を持たない。経営としては理解できるが、それを中小企業のスピードとバイタリティで支えているのが今の日本経済なのかもしれない。
短納期でも小ロットでも対応ができる中小企業が(弊社など零細になる)なければ経済活動すらままならないかもしれない。
1個からでもフルカラー印刷ができる特殊なインクジェットも発売されているが、はたしてインキの密着など大丈夫なのであろうか?と思うときがある。先日弊社で行ったサンプル、日本酒の瓶に銀色と金色があったが、これなどインクジェットでは不可能な世界になる。そもそも金銀が存在しないインクジェットの世界では手刷りのアナログとなる。
アナログだから高い、遅い、というのは間違いで、アナログだから早い、そして適正価格(あえて安い、とはいわないようにしている)でできる場合がある。機械を買えば保守費用と減価償却でお金がかかるがアナログの手刷りであれば無駄な費用をメーカーに払わずリスクもない。ただ知恵と工夫、頭をひねって考えだせばたいていのことはできる。