印刷ブログ
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強い寒気の影響で昨晩は雪が降っていた。とはいってもみぞれに近い形ではあったが、とうとう冬将軍がやってきた感じの気温である。

こうなると製版も落版も3Kの仕事に部類されるくらいきつい。どうしても水で現像するので、版が大きければ大きいほど水を多く使う。春先まで落版をしないわけにもいかないので、寒すぎる日などはお湯をもってきてはそこに手を浸してやっている場合が多い

しかしながら冬がすぎればまた春到来、四季があることは素晴らしいと思う

ベタ印刷が苦手なパッド印刷

先日は小ロットのボールペン名入れを行った。ボールペンへの名入れは手慣れたものなので、すぐに終わるかと思えばこれがかなり苦戦した。いつもであれば製版をし、そのまま試し刷り、本番~、となり、早ければ何百本あっても1日もかからない。

今回は文字ヌキのベタ印刷となり、私のなかでもパッド印刷はベタが苦手という事は意識していたが、実際はなんとかなるであろう、と初めて見た。しかしこれがなんとかならない、どうしても色むらが出てしまい、更に一番ムラが目立つ白のベタ印刷であった。

パッド印刷で2回3回と黒で重ねた時は綺麗に仕上がったが、実際の色(白)では何度パッドをおしてもムラが消えない。納期は土曜、実験している余裕も無く、最後の解決方法としてできるか否かでシルクスクリーンの逆さ刷りを行ってみた。

版は270メッシュのバイアス、製版したすぐ横には弱めの両面テープを貼りつけ、うまくペンが回転するように配置、1-2個自宅に余っているペンで試験してみたが、インキのムラはまったく出ず、綺麗に仕上がった(自分ではそう思いたいが、、)。 強いて言えばメッシュを300にすればもっと線が綺麗に出たかもしれないが、インキの膜が少なくなり、地の色が出るかもしれない懸念があったので、あえて270にしてみた。

配置と位置合わせの問題があるが、これは正確な治具を作る時間があれば多分解決できると思う。

100%の方法とは言えないが、ある程度のインキの膜が確保でき、ムラも出ず、ボールペンにベタ印刷ができたので、これでクライアントには納品をすることにした。仕上がりはクライアントに決めてもらい、ご満足いただけるようであればうれしいが、それは私が決める事ではないので、ご判断をおまかせすることにした。

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メーカーが息を吹き返した来たのか?

ここのところ新しい案件があまりないが、年末に出そうな案件やリピートが続いている。メーカーの箱の印刷もあったりと、なんとなく一部の製造業が回復してきているかのように思える。

しかしながら圧倒的な需要は消費者市場にあり、それもノベルティ印刷が多いと思う。その市場をまだ上手につかめていないのではと思うが、少し手ごたえを感じている。消費者市場と言えば持ち込まれる素材が全てことなるので、なかなか手ごわい。しかし、それが楽しくて仕方がない、手間暇のかかる面倒な印刷は断られる傾向にあるが、それがチャンスともいえるし、人と同じことをやっていても面白くは無い。

挑戦あるのみ!

印刷試験

先日は持込のボールペンに名入れ試験を行った。今回はベタ面が殆どなので、なかなか難しい。パッド印刷の苦手分野と言っても良いであろう。

データはいただいたので、それなりに工夫して製版を行い、印刷も1回ではベタが綺麗にならないので、2回3回と重ね印刷をすることになるであろう。

予備が無いので余っているペンに試し刷りを行いながら完成させようと思う

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そろそろいろんな不具合が、、、

秋がもうそろそろ終わりそうな寒さになっている。こうなるとわが社の10年以上も使っているプリンターの不具合がでる。どうしても気温が下がると不機嫌になるのであろうか、フィルム出力の途中で止まる場合がある。これは春になれば直るのだが、今年は何もない事を祈る。

製版の場合も温度が関係してなかなか現像できなかったり、パッド印刷も気温と湿度の関係で刷り上がりが異なる場合がある。室温管理をすれば良いのだが、急ぎの場合や夜中の作業ともなればまた温度があがるまで時間がかかる。その点現在つかっているパッド印刷機械は手で運べるほどの重さなので、台所でもできるし、居間でやろうと思えばできてしまう。

連休も終わり、火曜出発の週となるが、なんとなく忙しくなりそうな気がしてきた

11月

気づけば11月、今年もあと2か月となった。今年はそれなりにいろいろな出来事があり、振り返るととてもよかった年に思える(特に売上が良かったというわけではないが)

いろいろな印刷物への挑戦、できなかった事ができてきた、日々のチャレンジと、今日も何がやってくるのか楽しみではある

金の印刷がとれないように

シルクスクリーン印刷又はパッド印刷で金を再現するには、金色を買うのではなく、メジュームという透明インキと金粉を混ぜて色を作ることになる。

金粉を沢山入れれば金色が強く目立つが、インキが密着しない。金粉が少なければ密着は良いが金の色が弱い。ちょうど良い感じに配合するのが意外と難しい。

今回はエフセル素材という物に金色を印刷したいという案件であったが、これまた金の粉が強く擦ると取れる。普通の方であれば気にはならないが、メーカーなので絶対に取れてほしくないらしい。

いろいろ試してみたが、ベストは金を印刷した上にメジュームを載せればまったく問題ない、という結果になった。

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変わった印刷

ブログ写真にのせれるような変わった印刷がいまのところない、一般に印刷=紙という認識があるので、弊社で行う印刷は全て変わっているとは言えるのだが、流れ作業的な印刷、リピートの物はあまり変わっていると感じない。

これも変人なのであろうか、変わった難しい印刷になればなるほど、ワクワクしてしまう(笑)

今月もあと二日、来月がどんな感じになるか楽しみではある

月末

気づけば月末になっている、、、今月何をやったのかは思い出さなければならないが、それでも時間があっという間に経過したので、忙しかったのかもしれない。後半は流れの印刷が主体になっているので比較的楽ではあるが、来月からどうなるのか、いつも先が見えない。

いつかは自分の市場と商品を持って世界に挑戦したい

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