印刷ブログ
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そろそろストーブが欲しい時期だ

すっかり肌寒くなってきている、そろそろストーブが欲しい時期となれば、製版が楽になる時期でもある。湿度が低いので乳剤の落ちも無く、製版ができるが乾燥に時間がかかる。夏であれば製版のあとに水で現像し、太陽に1分もあてれば乾燥・後露光ができるが、冬場はそうもいかない。

水現像も冷たいし、落版も大変だ。今年は時間のある時を見つけて薄手のビニールシートで作業場を保温効果がでるように自作で仕切りをつけてみた。夏場は保冷という感じで効果がでていたので、恐らく冬場の保温効果も出るに違いない。

それなりのビニール仕切りを注文するととんでもない価格になるが、0.8㎜程のビニールシートをロールで4-5本かって、あとは木材を自分で加工し、そこから吊るすように作ってみた。これで十分だし、経費の節約もできる。

いろいろな部分でDIY(自作)をすることにより、節約にもなり尚且つ印刷にも役にたっている

久しぶりにのんびり

日曜日なので比較的のんびりしようと思えば、、、朝から仕事をしている(笑)

印刷というわけではないが、月末に備えて今できることをうやったり、雨漏りを直したり、落版したり、、、と。

月末には支払いもある、新潟県は珍しく?受取人が振込手数料を払う習慣があるので、少額の請求書であっても相手負担にすればわざわざ現金を用意する必要はない。しかし、そうなると”人の金”だからという考えになり、私は嫌いだ。他人の金だから無駄にすればよい、まるで税金を湯水のように使う政府のように見えてしまう。

他人のお金だからこそ大切に使わなければならない、という考えでなければビジネスの良きパートナーなどできないであろう。経理処理だけをする社員の方であればそんなことは考えないで相手負担で手数料を差し引いてくるが、零細企業の経営者ともなれば1円でも経費削減を心がける(その分呑み代を減らせば?と妻に言われるが、、)

細かい現金を用意するのも大変であるが、人様のお金なので大切に、そしてお世話になっているので手数料など差し引かずにいくら忙しくとも少額であれば支払いを現金で届けるよう心掛けている

出張印刷だった

昨晩は取引先の倉庫へでかけて、大きなコンテナーの側面2か所に名入れ印刷を行った

いつもは搬入いただいたのだが、今回はパレット6枚程になる数量で、トラックで持参するにはあまりにも多く、弊社にも入りきらないと判断したので、夕方の仕事を終えて夜作業するということで向かった。

先方の倉庫は大きいので、一度に30-40個を並べて横から順に1つ1つ印刷。その間プライマー処理を行い、インキの密着は確実となっている。

2時間程かかるかと思えば2時間もかからずに終わり、早めの帰宅ができたので昨日はちょっとばかり晩酌を行った。今日もまだ仕事があるので、どこにもでかけずに仕事をしようと思う

新品の紗張りは気持ちが良い

計測機器の面板に印刷するために、新品の紗張りに乳剤を塗った

やはり新品の紗張りに乳剤を塗るとムラが一切出ないので、気持ちが良い。紗張りが古くなると乳剤の塗布もムラが出たりするので、印刷する物によっては気を付けなければならない。それでも細かいものでなければたいていは再利用の紗張りで問題なく印刷することができる。

毎回新品の紗張りで印刷できれば洗浄や落版の必要はないが、そこまで版代をとれるような時代でも無い。大昔は版代で取れたのかもしれないが、今は版代すらなかなか請求するのが難しい、又は安くなっている時代である。

今週は少し落ち着いたと思えば仕事が続きだしたのでありがたい。明日は現場刷り作業で夜は取引先の倉庫へ行くことになるであろう

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急げ急げ

急ぎの案件があった、事前に可能な納期をお知らせして段取りを組む、、、が急な納期変更。できる範囲とできない範囲がある。素材によってはすぐに乾燥というわけにもいかない、治具が必要な場合もある。

いろいろと事情があるのだが、他の案件をすっ飛ばして急ぎでできる場合もあればできない事もある。いろいろと事前に相談いただければなんとかなるのだが、急な場合は100%対応できるとも言えない。

シルクスクリーンやパッド印刷の原理を理解いただくのも大変なのだが、ボタン1つで印刷できるようなものではないので、ある程度の工程があることを理解いただければスムーズにいくと思うが、そもそもシルクスクリーン印刷やパッド印刷をご存知の方が極端に少ないのが現実であろう

現場で印刷 現場刷り

大きなプラスチック製のコンテナに名入れをすることになったが、素材を弊社に入れる場所も無い、さらに横持ちとなればそれなりの送料もかかる。

幸い発注業者が市内なので、こちらから出かけて先方の倉庫で印刷することになった。そうすれば横持ちの経費もかからず、こちらも作業スペースの心配もない。事前に1つサンプルでもらい、インキの密着試験も終わっている。あとは製版を行い、印刷前にプライマー処理をかけて印刷すれば問題ないというところまで段取りができた

あとは日程を調整して出張して印刷すれば完了となる

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今度はMade in メキシコ

ボールペン10本程の名入れを行った、通常は中国製か日本製だが、今回はめずらしくゼブラの安いペンでメキシコ製だった。

良く見るとこれが、、、また印刷屋泣かせの素材であり、再生プラスチック75%利用となっている。どんな再生材料かわからない。

ひとまずプラスチック用のインキを試してみたが見事に剥がれた。そこでいつものコンビでSG740と硬化剤を混ぜて今朝剥離試験、問題なし。

一安心の朝である

下請けを脱出

弊社は父親の時代に創業、それも私が小さいころで初めは覚えてはいないが、小学生の頃の記憶は良くのこっている。学校からかえるなり印刷補助の仕事や何かしらの手伝いをさせられたのを覚えている。それも特に気にはならず面白かったのでできるかぎり手伝ったことは記憶にある。

その時も暗い部屋で乳剤を塗っていた父親を記憶しているが、当時はなにをやっているのであろう、と不思議に思っていたが、それを今は自分がやっている。

以前はメーカーのロット数の多い仕事で下請けのような仕事であれば営業する必要もなかったが、今はそうもいかない。かといって営業に出る程人材がいるわけでもなく、いまだ自営という家族2人できりもりしている小さな印刷工場と言える。それでも他社ではやりたがらない、やろうとしない、できない難しい印刷に挑戦して、なんとか生き残っている。

これからは下請けではなく、B2Cの感覚で消費者が求める小ロット多品種へのシルクスクリーン印刷やパッド印刷をやっていこうと決め、早2年経過。それなりの展開もあるし、進んだ方向が間違っていないと確信できるようになってきた。

今週もどんな案件がくるのか楽しみにしている

落版

先日はすこし暇になったのでたまっていた版の落版作業を行った。版もそのまま長く放置すると硬化した乳剤がなかなか落ちない、そして紗にへばりつくようになるので、再版予定が無い物は早めに落版するようにしている。

落版する事を伝えるとお客さんによっては版代を取らないでほしい、という方もいるが、そうもいかない。版代は版の枠と紗の為にとるわけでは無く、乳剤の塗布に硬化、そして落版の作業代という手間暇にかかることになる。もちろん新品の紗と何度も使った紗では質が異なるので、紗も消耗品として費用がかかることになる。

精度が必要な印刷には新品の紗を使い、ある程度新品でも綺麗に印刷できそうなデザインや文字であれば再利用の紗でも問題は無い。ここらへんは勘でやるようにしているが、本当であれば毎回新品の紗を使いたいが、世の中版代を高くとれる時代ではないので、どうしても再利用となってしまう。どこの印刷屋さんも同じことをしていると思うが、いまだに新品の紗だけをつかっている会社さんもいるかもしれない。そこまで版代をとれるならば良いのだが、単に知らないで高く支払っているだけのユーザーさんも多いのではなかろうか。

こんなことを本来では書くべきではないのだが、私は正直に何でもお伝えしようと思う。予算があってないような仕事が印刷なのかもしれない

ボールペンに名入れ 重ね刷り

先日はいつもの忙しさがウソのように何もなかったので、頼まれていた持込ボールペンへのテスト印刷をのんびりと行った。

こちらの方は以前持込のボールペンに名入れをしたが、色の濃さがどうも良くなかったらしい。あらかじめご説明するとパッド印刷の印刷膜はシルクスクリーンのそれと比較すれば1/5程度になる。なのでどうしても比較すると薄く見える場合があるのだが、今回は金色を黒のボールペンに印刷する案件であった。

素材の地が黒なので沈みが出てしまうし、一番色の濃いK100%に色をのせるわけなので、どの色でも負けてしまう。比較的のりがよく負けない色が金か銀となる。金銀の粉をメジュームという透明インキに混ぜて色をつくるのであるが、濃くするには粉を多くいれる。しかしながら粉を入れすぎると密着しない。今回の素材は中国製の正体不明のボールペンなのでSG740インキに硬化剤を入れてやっと密着できたくらいである。

先日は色の濃さをパッド印刷で解決する為に、1回、2回、3回とパッドを押した。ズレも全くでないように治具と固定する方法を発見できたので、見事に綺麗にできた。もちろん3回押せば1回よりは濃く見えるのだが、2回でもそこそこの濃さなので2回程で納得いただければと思う。

写真では見づらいかもしれないが、現物を見るとはっきりと違いがわかる。持込のボールペンで小ロット印刷をやる印刷会社がなかなか無いのが現状かと思うが、弊社では何個でもどんなペンでも(一部インキのつかない素材があるが、それでも何とかしてしまう。ゴム素材を除けば)快く引き受けしている。
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