印刷ブログ
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クリヤファイルに名入れ印刷

台風が来ている模様だが、、、仕事はとまりません。さて、クリヤファイル(よくある市販の1枚10円以下の物ですが)に名入れ印刷の依頼が多くなるのが期末あたりです。

学校であったり会社の案内であったりと、何かと新年度付近に集中するのですが、これもまた専門の業者がいる感じです。多分それなりの設備投資をして専門にやっているのでしょうが、簡単な単色から~3色程度の印刷であり、尚且つ小ロットであればシルクスクリーン印刷でやれば安く仕上がります。

100枚以下のクリヤファイル印刷を希望されている方も多いとは思いますが、専門の業者だとなかなか受けてくれません。その点アナログな弊社では10枚でも20枚でも、逆に1万枚、、、などとなれば断るかも(笑)

ファイルもまとめて買えば1枚6-7円程度でホームセンターで買えます。そこにちょっとした名入れをするだけでノベルティとしての宣伝効果もあるので、小ロットのクリヤファイル名入れをお探しの方はご遠慮なくお問い合わせください。もちろん予算等も含めて

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創立40周年

昨晩は弊社取引先の創立40周年記念パーティに招かれた。世界で1つという技術と商品をもっているので非常にユニークな企業であり、弊社はそこの計測器にシルク印刷を行っている。

競合が全くいないという技術と製品には驚かされるが、やはり社長の人柄や経営方針がそうさせているのかもしれない。世界に出荷するセンサーの翻訳も私の方でお手伝いさせてもらっているが、昨日の式典でのお話を聞いてうれしく思った

まだまだ日本企業でも世界で活躍できる場があるので、頑張っていこうと思う。

薄~い和紙にシルク印刷

先日も急ぎ、であった(どうもここのところ急ぎが多い傾向にあるが、それになんとか対応できるのが自営の強みである)

薄い和紙、角もふわふわになっているので位置合わせが難しいが、枚数は10枚ちょっとなので、比較的問題は無い。墨1色、1つ1つ名前が異なるので多少の手間はかかるが、今日の午前で問題なく終わるであろう。

気づけばもう金曜日、、今週は早かった。3連休となるが、休みも気にせずに仕事になる。仕事があることは嬉しい、感謝しなければならない

washi

印刷と調味料

たまに思う事があるが、印刷は調理人のような存在かもしれない。

色合わせ等でいろんな色を混ぜたりするが、素材の色によって変わる。先日も色の濃さの問い合わせがあった、既に名入れ済みの物であったが色が薄いと言われたらしい。素材は黒、そこへゴールドのインキを乗せる仕事であったが、素材の密着性が悪く(これまた粗末な中国製らしきものであったが、どんどんとふえている中国製の物へ対応できなければ商売にはならないと思う)、硬化剤を使用する事になった。

メジュームに金粉を入れて金をつくるのだが、金粉をいれすぎるとインキが付かない。金粉が多ければ濃い金ができるが、密着性の悪い素材なので入れすぎるわけにはいかない。こちらとしては限界の濃さでやってみたが、やはり納得がいかなかったのであろう。こういうこともあるが、素材に色と様々な条件が重なると難しくなる。

もちろん白を下地に印刷してその上に特色を乗せれば濃い色にはなるが、その場合は2色印刷となる。当然単価もあがるわけだが、ノベルティに単価をかけるわけにはいかない、というユーザー様が多いので、なかなか解決できない問題ではある。2度3度と印刷すればよいが、デザインによってはにじみがでる(更にインキによっても異なるので一概には言えない)

いろんな調味料を混ぜ合わせて同じものができない料理の世界と同じく、印刷もいろんなインキに素材、希釈液に硬化剤、温度、湿度、印圧等様々な条件が重なってできることになる。しかしこれが面白く毎日異なる仕事なので飽きが来ない

今週もフル回転している、来週も納期がある物が待ち構えているので月末までは気を抜けないであろう

無事印刷完了 ポリプロピレン素材へ印刷

先日は進めている大型ベニヤ印刷を2色程こなし、午後からは密着試験の完了しているフードポットへの名入れパッド印刷を行った。あらかじめインキの試験と治具は作成してあったので、あとは印刷するだけとなった。

これはいつもつくであろう汎用性の高いセイコーアドバンスのSG740と硬化剤でやってみたが、あっけなく剥がれてしまった。もしかして?と思い、ミノグループのPP用インキ(こちらは弊社がいつもプラダンにつかっている普通のインキである)で試したが、やはり強く擦れば落ちる(とは言ってもあそこまで強く擦る人もいないであろう。。。。)。そこへ物は試しでSG740の硬化剤を混ぜて印刷してみたら、どんピシャリで密着した。強く引っ掻いても強力なテープで剥離しても取れない(もちろん100%取れないわけではないし、絶対落ちないインキは存在しない) 他メーカーの硬化剤を混ぜるのはインキ業界ではご法度なのかもしれないが、何事も試さなければならない。

これであれば問題ないであろうと、小ロットではあるが1時間程丁寧にやって終わった。3回パッドを押して色を濃くしなければならないので、絵柄の出具合を見ながら途中何回か版の洗浄を行った。遅乾溶剤を入れてはいるが、いれすぎるとパッドを3回押す間に乾かない、かといって入れないとパッドがインキを拾った直後に乾いてしまい転写できない。環境と勘を頼りに調整しなければならない。

何度も思うのが、印刷は調理みたいな感じであると思う。白い素材に色を乗せる場合は紙媒体に印刷する感覚で1度印刷すればほとんどの色がでる。しかし素材が白でない場合は一度白をのせなければ画像・紙で出力したサンプルに近づける事はできない。かといって白を乗せた後に本番の色を乗せれば2色の単価になってしまう。しかもズレも懸念されるので、できれば1発の色で出したい。そんなときはかさね刷りをすればよいがパッド印刷の場合は治具次第で決まることが多い。シルクスクリーンは比較的インキ膜が厚いのでよほどの素材でなければ1回刷りすればかなり濃く力強いインキが出るが、パッドはそれの1/5程度の膜なのでどうしても薄く見えてしまう。

濃くなった味噌汁にいくら薄味の味噌を入れても薄くならないという感じであろうか?濃い素材に対して薄い色を印刷する場合は1度ではまず色が再現できない(例:黒いボールペンへ黄色の名入れ等とくにそうだ)

今回の出来具合は私の中では良かったと思うが、最終判断はいつもお客様となるので、最後まで気が抜けない

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大型印刷が続く

先週からの急ぎで大型のベニヤ板への印刷が急ピッチで進んでいる、予想するに消費増税前の住宅建築で使う物かと思うが、これなどまさに増税前の駆け込み需要を感じさせる印刷物ではある

1mちかいベニヤ板に4-5色の印刷をしなければならないが、なかなかここまで大きなシルクスクリーン印刷を手掛ける場所も無いのかもしれない。弊社でも年に何回か出るくらいの頻度であったが、最近になってはなんとなく大型シルクスクリーンの案件が多いように思える

こちらも急ぎでやらなければならないが身体全体を使うのでなかなか急げない、しかも乾燥に時間がかかるので1日によくても1色できるくらいであり、2色目をやるとなるとどうしてもくっつき気味になる。今週中には仕上げて納品予定になっているが、他の案件もあるので今週も忙しくなりそうだ

あっという間の週末とJGAS

土曜日はJGAS見本市に参加する為に朝一で東京へ出た、ついたのが8時過ぎだったので少し余裕があり東京駅をうろうろして、一番安価なバスで会場となるビックサイトへ向かった。バスでなければゆりかもめ交通となり、運賃もバスの2倍ほどの値段になる。なぜこんなに高いのかはわからないが、日本の交通システムの値段の高さは他の先進国と比較しても割高だといつも感じてしまう。

JGASはホールの隅から隅まで2回程見て回ったが、結論としては弊社の仕事にはまったく関係の無い見本市になっていると感じた。ほとんどの企業がデジタル機器の展示やそれ関連の資材展示で、シルクスクリーンやパッド印刷には無関係な物ばかりであった。デジタル化社会だと思うのは間違いではないが、全てがデジタルで解決できるわけでもない。アナログ的な手刷りがまだまだ活躍する場面があるのだが、そのような印刷に対しての資材を展示するような展示会は無いであろうと言っても良い。

あとは工夫をして試行錯誤で解決する世界であるので、次回のJGASの視察はしないことにした。

今日はJGAS

土曜日は終日東京の予定になっている、2年ほど前にお客さんから聞いたJGASという2年に一度のだかの印刷見本市があるというので、一度は行ってみようと計画していた。朝から回れば午後までにはすべての興味があるブースを見る事ができるであろう

シルクスクリーンやパッド印刷には無関係でデジタル関連ばかりかもしれないが、一度行ってみればわかると思うので、今回参加することにした。弊社はすべてアナログの手刷りなので最新機器などとは縁が無いが、それでも最新の印刷業界の動向を見るだけでも違うと思う。

そのまま夕方には秋葉原周辺で打ち合わせを兼ねた会食を入れ、最終の新幹線で新潟に戻る予定だ。

日曜日は子守もあるが、朝又は夜には仕事をすすめようと思っている。来週もいろんな案件があるので、できるだけやれることはやることにしている

ポリプロピレンに密着するインキ (続き)

昨晩は一昨日から密着試験を行っている中国製のPP ポリプロピレン素材の物につくインキの試験を続けた。

一昨日の密着では不十分と判断(かなりの強さではあるが爪でこすると取れた)したので、今度は様々な方法でやってみた。一応黒なので幸い数種類のインキの在庫があるので、これはいけるであろうコンビネーションを4種類試してみた。

中国製の素材にはかなり悩まされる。通常のシルクスクリーン印刷やパッド印刷屋さんではまず受けないかもしれない。それもそのはず、剥離試験だけでかなりの時間がかかりロット数が20数個と極端に少ないからである。弊社は自営業なのでそこらへんは気にならない(気にしてはいるが、好奇心がいつも勝ってしまう 笑)ので、コツコツと試験をした。

今朝の結果では意外ともいえるコンビネーションのインキと硬化剤が剥離試験に成功している。100%とは言えないがこの頑固な素材にここまで密着すれば合格、と言っても良いであろう。それでもダメであれば高価なUV印刷か特殊な印刷に高いお金を払うしかないが、そのような案件でもなさそうである。

インキメーカーに問い合わせればそれにあったインクを紹介してくれるのかもしれないが、今回の場合はそれでも密着はしない結果なので、独自の試行錯誤で解決できた。あとは治具をつくり、印刷すれば納品できる段階まできているので来週中に仕上げようと思う

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