印刷ブログ
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スーパーで見かけたクリアボトル

最近のリサイクル志向かもしれないが、エコバッグやマイボトルを多く見かけるようになった、新潟県にある有名なスーパーで見かけたクリアボトル。

 

既存で黒1色で印刷されている、ABS樹脂の透明ボトルだ、こちらはよくみかけるタイプで弊社でも何度も印刷をしている。これならば弊社でもできると観察をしていたところ1個個体不良を見つけた、おそらく乾燥時に印刷面がくっついてしまったのであろう

 

普通に見ればわからないが職業病の私は見てしまう、、、そして密着テストも(笑) 密着は問題ないが、インキ付着が気になった、しかし誰も気づかないレベルであろう。。。

 

今週はいまのところスムーズに進んでいる、日曜日の天気次第では農園にでかけて畑を耕そうと思っている。

ピンホール

写真は先週の中国の知り合いのマンションのエレベーターボタン。

 

ちょうど弊社でも裏刷りで似たような拡散印刷をする案件があり、ピンホールに気を使っている。もちろん作業はクリーンルーム内、チリ埃が0とは言えないが、そもそもそこまでの高性能のクリーンルームは無いし、そこまで要求される場合は相当な初期投資になり、おそらく生きている間に回収できない金額だ

 

それでも知恵を絞ればかなりチリ、埃を除去できる。中国のエレベーターのボタンだったが、職業病で気になった、しかしおそらく私だけであろう。。。

 

なんだか梅雨が始まりジメジメになってきた、製版がやりにくい。夜に乳剤を塗布して朝製版をするが、朝に湿気を飛ばしてあげなければ製版ができない時期だ。これも時期的なもので工夫をしなければ製版のスピードが落ちる。乾燥しているときは乳剤を塗布してほったらかしでもよいが、梅雨時期は乳剤が水分を吸収してしまうので、それを飛ばしてあげなければならない。

 

朝にきて乾燥していると思いそのまま製版をすれば間違いなく崩れる。

新潟県だから農業をやってみる

週末土曜日は子供が友人と出かけていたので、仕事に集中し、月曜納品の案件を済ませ、月曜の用意をしたり5月の帳簿をまとめたりした。夜にはだいたいおわったので、少し息抜きをし、晩酌をした。

 

来週はそれほど大急ぎはないが、引き続き小ロット案件が続く、いろいろと段取りもしなければならないが、気持ち的には問題なく進められそうな週になりそうだ。すべてできるであろう案件、以前やったことがあるものが多い、少し工夫が必要だがなんとかなる

 

日曜日は朝から夕方まで子供と出かけ、近く長岡市の山中にある山古志村という錦鯉と棚田で有名な場所の地主さんを訪問した。趣味ではなく、農業を事業としてやろうと思っているからだ。月から金まではあわただしい気疲れしてしまうことが多く、これをこの先何十年もできるかといえばおそらく厳しいであろう。息抜きと人間らしさの生活を求め、せっかく自然豊かな新潟に住んでいるので農業を事業として小規模で始めたいと思い、模索していた。農業といっても普通の農業ではなく、自然栽培、化学肥料や農薬は使わず、除草剤も使わない。

 

弊社の印刷と同じく手間暇がかかりしんどい作業だが、人間の体を形成する食物に化学薬品を投入したくない。子供のアレルギーが現代病と言われている中、添加物と化学肥料だらけの作物を大量生産しやすく市場に投入すれば病気になる人間が育ってしまう。普段有機溶剤を使用して印刷をしているので、せめて週末だけでも自然に戻りたい、という思いが強く、さらにアレルギーが無くなる世の中に貢献したいという思いもある。私自身も微量だがアレルギーに悩まされるときがあるからだ

 

そのほか不況対策としても農業は充実させたい、いくら不景気がやってこようとも人間食べることはやめないからだ。PRとしてのノベルティ印刷は不況に弱いと感じる、製造業関連もあるが、すべて順調にいくとは思っていない。収入がなくなっても食べ物があれば生きて行ける、そういう思いもあるからだ

 

自然豊かな中でリラックスして作物を育てる、同時に仕事のアイディアや知恵もわいてくると思っている。人間らしさをとりもどしたい思いがあり、小規模ではあるが農業に参入することにした。おそらく最初は妻に任せて私は土日や祝日を農作業にあてることになるであろう、小ロットの案件は朝と夜に集中すればできる

小さなガラス瓶に回転スクリーン印刷

30mmほどの容量の小さなガラス瓶、こちら2種類に100個。セットを行い、数時間。途中調整が入ったが、なんとか夜中前には完成。一度インキをつくると硬化剤を入れるのでどうしても使い切りたい。これこそ貧乏性だが、コスト削減になる。

 

窯も一度温度を上げるには時間がかかるので、一気に焼き付けをしたい。今週末に予定していたいろいろな案件をなんとか進めることができたので、日曜は少し休めるかもしれない、その代わり土曜はフル稼働でサンプルや試作、難しい案件に集中することになる。

 

航空会社のPPイヤフォンをガリガリ

別事業の案件で出たくはない平日に中国に飛んだ。案の定現場の仕事がたまってしまい、今週は土日も含めてのフル稼働になる。こうなるとは予測されていたが、どうしても平日でなければという相方の事情でこうなってしまった。予感はしていたが、予感的中だ(汗)

 

通常は金~日で移動をして所用をすませているが、今回だけは異例だった。それなりに準備をしたのである程度は問題はなかったが、やはり難しい仕事は人には説明ができないので自分でやるしかない。こればかりは遠隔でもできず、教えるわけにもいかない(教えるべきだが、自力で考えて仕上げることをやらなければいつまでもできない工員で終わってしまい職人にはなれない)難しいところだが、1つ1つできることをやり、弊社をたんなる印刷工の集まりではなく、技術者職人の集団にしたいのが私の考えだ。これが10年かかるかもしれない、5年かもしれない、それはひとそれぞれの技量と器用さとチャレンジ精神なので平均にはいかない

 

毎回恒例の航空会社のヘッドセットだが、今回はANAだったので、やはり職業病で爪でガリガリ、、私しかやっていないであろう。前回は別の航空会社J〇Lだったが、あっけなく落ちた。今回はANA、かなり強くこすっても落ちない。迷惑行為かもしれないが、職業病だからどうにもならない(汗) 下処理がきちんとできているようだと思った。

 

ターポリン バスのフロント幕3色をシルク印刷

ターポリン素材というものがあり、地元長岡市のバス会社で使用するもの、毎年やってくる。ターポリンなのでインキはACTを使用。 SG740でも問題はないが、どちらかといえばビニール系に強いACTの方が密着が良い。

 

しかし数年前からACTの価格が高騰している、おそらく使用する材料の高騰なのであろう、ACTインキは匂いが強いのであまり使いたくないが、弊社ではターポリンやPVC素材に使用している。できればSG740の方が良いが、やはりACTしかない。。。

 

今週もいろいろな案件が続く、天気もよさそうでまだ梅雨ではないが、製版がやりにくい時期なので、梅雨は昨年のように小雨であることを願いたい

ポリエチレンの給水バッグにスクリーン印刷

どうみてもインキが密着しなさそうなPEの透明袋、もちろんPEインキを使用すればそこそこ密着するが、それだけでは足りない。

 

こちらにどうしても印刷したいということで試行錯誤、3つの工夫を活用し、弊社なりに印刷、密着させた。インキメーカーは公表しないやりかたで密着をさせる、下処理、インキ、そして特殊な硬化剤。これらを組み合わせればほぼ完ぺきに密着する。もちろんPEなのでインキは浸透しないで表面に付着する状態だが、これは現実だ

 

その密着度をUPする工夫をするだけだ、こちらの案件も他社ではNGだったもの、弊社の仕事になれば幸いだと思う

テニスボール1000個印刷が終わった

月末納期最後の難題、テニスボールへの1000個の印刷が終わった。土曜までかかると覚悟したが、やはり1年ぶりにやるとコツを思い出すのに時間がかかったが、最後は順調に綺麗にどんどん進み、金曜の夜に仕上がった。あとは梱包して出荷するだけだ

 

そのほか試作もあったが、これら2つは通常のやりかたではインキが密着しない方法を弊社独自の方法で解決し、密着させている。こちらも週明けに先方にサンプルが到着するように手配し、案件につながりそうだ。他社ではできないことをできるように工夫する、これが仕事であり弊社の強みでもある

 

月末がやってきた

今日で5月が終わるが、いったい今日が何曜日なのかわからないくらい毎日仕事をしている。土日のほうが作業効率が良いのでここのところは土日に稼働するようにし、平日と土日の区別をつけないようにしているが、だんだんと見えてきている

 

平日の朝や夜に難しい案件に集中し、昼過ぎは電話やメール対応、翌日の用意。それでも思い通りにいかず、スケジュール調整を行う日々が多い。とくに5月はGW明けが暇になったが、それ以降は急ぎや難しい案件が連続してしまい、てんてこまいになっている。

 

それでも私一人だけあわただしく行動するような、他人にすべて任せてできる案件が少ない。これはもう自力で考えてなんとか仕上げるというレベルで、1つ1つ教えるわけにもいかない。なぜならば教えている間にすべてが終わってしまい、その案件のリピートがないからだ。毎日同じ作業が連続する案件であればある程度教えれば独り立ちできる、しかし毎日異なる小ロット多品種の場合は教えるわけにもいかない。自分で考え、自分で最後まで仕上げる力を養うしかない。これはもう本人の努力次第だ。

 

ここ数年だが、同じスクリーン印刷の業者が廃業していると聞く、どこも小さな家族経営で、弊社もそれに近い。少人数だが、世間から見れば零細企業だ。おそらく廃業する=子供が跡を継がないのであろうと思う。私も東京や海外でサービス業に携わっていた時があるが、それに比べれば給与は悪いし、しんどいことばかりだ。しかし私の場合は楽しんでいるし技術取得と物をつくりあげる喜びがあるので続いている。毎日難しい案件をやっているとさすがに気疲れしてしまうが、程よくやればこれほど楽しいことはない。しかしそんなことは言っていられないし、食っていけるように効率も考える、相反することもある

 

5月が終わる、帳簿は来週か今晩整理することにして、今日は明日出荷の案件に集中しようと思っている。

テニスボールに回転印刷

硬式テニスボールへ印刷、通常はフロッキー転写だが弊社にはその設備がない、毎日やるようであれば設備を入れるが、設備投資するほどの量ではないので、知恵をしぼって印刷方法を模索

 

毎年やってくるが、これで3年目。専用の回転ジグを作成、版は70メッシュでインキが多く出る、あとは位置決めと印刷のコツだ。毛羽立っているボールなのでちょっとしたコツさえつかめばフロッキー転写に近い状態で回転スクリーン印刷でもできる。もちろん同じにはならないが、顧客よりはOKの了承を得ている。

 

金曜までに仕上げ、これで今週の難題はなんとか終わるが、来週も引き続き試作や急ぎが来ている。なんとかやりくりして仕上げなければならない。梅雨時期の製版は苦手だ、今年はどうなるのか、天気と妻の機嫌だけは読めない(笑)

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