印刷ブログ
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夜に全神経を集中する

サンプルで出した突起のある1mm以下の成形物の文字列の上に、オレンジでの印刷の試作が入った。商品がもちこまれたのが昨日、そのまま夕方からセットを行い、夜23時には仕上がった。

 

電話や来客、日中の場内での調整がある私にこのような難しい仕事は夜以外はできない。週末があれば良いのだが、翌日納期なので待っていられない。全神経を集中、コンマ0.1mmでもズレがでると綺麗に仕上がらない。何度も拡大鏡で位置を合わせ、もらった練習用サンプルでスキー時の角度、方向、力を試いざ本番。

 

朝まで徹夜は覚悟していたが、おもったより順調に進み、23時には終わった。これで今日は他の案件に集中できる。しかし連日の神経を使う作業で頭が疲れている。体はなんとか寝れば回復するが、頭の方は連続の神経をすり減らすような仕事でどうにもならない。今週はまだまだ小ロットの試作が続くが、土日をフル稼働させて全て仕上げようと計画をしている。それまでは量産でやらなければならない案件をどんどんこなす体力仕事が待ち受けているが、これは気力で乗り切れる。

 

難しい案件の試作も時間さえ割けばなんとかなるものばかりだ、土日は電話も出ずに休業サインを出し、集中しようと計画している。

乾燥不良

とある塗装されたアルミ風のケースにパッド印刷、今までは60~80℃ほどで焼き付けをしていたが、今回も同じく同温度。しかしインキが密着不良として出てしまった。

 

文字列が細かい、細いので、その分の接着面積が狭いからが原因か、又は温度の低さが原因かはわからないが、120℃まで温度を上げ、30分ほど効果。引っ掻き、テープ剥離両方とも問題がない結果となったので、再度量産。お客様にはご迷惑をおかけしてしまったが、幸いにもまだ消せる状態だったので、すぐに消去し、再度印刷。硬化剤も規定通り入れ、120℃で30分ほど。あとは梱包をして送付するだけだ。

 

こういったミスは避けたいが、いろいろな成形物と素材、そしてデータがやってくるので日々試行錯誤の繰り返しとなる。今回の件でこの筐体への乾燥温度やコツを覚えたのでこれが経験となり次回は同じことを繰り返さなくなる。ミスは避けたいが、やはり人間の仕事、ミスが出てしまう。いかにミスから学ぶか、日々前進しなければならない。

 

今週は他にタイトで難しい案件が1つ迫っている、こちらも先週試作が完了、あとは量産だが、3種類のうち2つは成形状態がサンプルと異なり、特殊治具を作成しなければならない。火曜日の夜に行う予定だ。この位置合わせにシビアな印刷、日中の慌ただしさの中ではできない。誰もいない静まり返った場内で一人コツコツやらねばならない仕事が待ち受けている

レーヨンに白を印刷

レーヨンという絹の素材がある、こちらに白をなるべく強く印刷をしてほしいという依頼。 レーヨンに密着するインキが3種類ほどあり、そのうち一番作業性が良いインキでトライ。

 

あっけなくNGだった、、、レーヨンに吸い込まれてしまい、白の再現が恐らく20%程度、SG740だった。こちらのインキがOKであれば作業性が良いのだがあきらめるしかない。SG410でもトライしてみたが、やはり素材にインキが吸い込まれてしまい白の再現性が80%程。どちらも希釈はほとんどしていない。

 

最後に弊社にある特殊高濃度インキでトライ、、、ドンピシャだったが、問題が、、、密着はOKで白の再現性もほぼ100%に近いが、作業性が悪い(汗) 印刷は問題はないのだが、、、粘度の高いインキなので作業性が悪く腕力を相当消費する。合計で1000枚、恐らく終わっている頃には腕の筋力が相当つくであろうかの量産だ。しかしここはお客様の再現性を優先し、やるしかない。仕事をしながら運動ができると思えば一石二鳥だ

突起している成形物にスクリーン印刷

わずかに突起している成形物、そこに社名が突起している。ピッタリにオレンジ色で印刷をしたいという。コンマズレがあってもNGだ。

 

これは難題だと思い、とりあえずチャレンジしてみたが位置合わせをしっかりすれば問題はなさそうだ。問題は発色で、黒い成形物にオレンジなので色負けがおきる。3回重ねてみたが、そこそこ指定色に近いのでこちらでとりあえず見てもらう。白を印刷し、その上にオレンジを刷ったサンプルもあるがやはり同じデータなのでコンマ0.1mmくらいであろうかズレが出た。さすがにこれをピッタリ合わせるとなると難しいし、量産で続くとなれば尚のこと、そして消せない素材だ(汗)

オレンジに白を少し混ぜれば見た目は違うが刷った時の色が指定色にちかくなるはず、量産前の急ぎなのでサンプルは(恐らく展示会であろうか?納期が短い)3回刷りで、本番量産の時はもう少し試行錯誤が必要になりそうだ。しかし今年は難し印刷が多い、今日は妻の誕生日なので少しだけ早く仕事を切り上げでかけようと計画しているが、週末は小ロットに印刷イベントでフル回転だ

 

小さな布にスクリーン印刷

リボン状の布、3m程あるものがもちこまれこちらを35mにカットし、25枚に印刷。カットは弊社にいる昔縫製業務を行っていたプロに任せ、私は印刷に集中。やはり縫製業務をしていた方は早いし上手い。

 

印刷はロゴだけで太いので、3ストロークの重ね印刷で白を再現。枚数は小ロット。もちこまれたその晩に仕上げ、翌日納品の超スピード納品。平面のスクリーン印刷だからできるし、治具もいらない。治具が必要な成形物はここまでは早くはできない。今週は2件ほど治具作成が必要な案件をかかえているが、週末にじっくり作成し、仕上げる予定だ。

 

もう1つ、大きな2mを超える面板の出張印刷の用意で大きな板、クランプ2つを購入し用意をしている。3月に印刷が出るそうだが、今週中には専用の印刷台を完成する予定だ

レインポンチョへスクリーン印刷

とあるノベルティ会社様よりレインポンチョへ印刷が可能か否かの問い合わせ、印刷は問題はないが、問題は撥水加工だ。

 

強い撥水の場合はインキが弾かれてしまう、今回はPEVAというポリエチレンビニールらしき素材、溶剤で軽く拭いてみたが弾きがあったので撥水加工が施されているのは間違いが無い。試にPE用のインキで印刷したら、テープ剥離でNGだった。なのでもう1つの撥水加工用のインキに硬化剤を入れてテスト。硬化剤注入なので熱乾燥150℃くらいがベストだが、素材からして溶けてしまうので、温風乾燥と自然乾燥で様子をみる。 本番と同じで再現をしなければならない

 

火曜の朝には結果が出るであろう、楽しみでもある。こちらが問題なく密着すれば仕事が1つ増えることになる

寒くて冷たい製版

冬場の製版は水商売だ、冷たい水で現像した版を洗い流す、月曜は祝日ではあったが、大きな2m程の製版をしたかったので、そちらを製版、ついでに今週行う1000枚の袋の製版もやった

 

首都圏は雪の模様らしかったが、新潟県は晴れのち曇り、それほど寒くはなかったがやはり場内は一けた台の気温、ストーブをつければよいが一人だけなので節約ということでストーブなしで製版、さすがに寒いし冷たい。手がかじかんでしまったが、無事に製版が終わった。祝日は電話もならないし来客も配達もないのである意味のんびりとやることに集中できる。こういうチャンスを逃したらもったいないので、祝日が休みでもできることをやらなければならない

巷では土日祝日が休みで有給休暇を取得させるという法律が始まったが、零細企業で人手不足になっている企業ではそうもいかないが、法律なので仕方がない。しわよせがやってくるのが経営者だが、私は仕事が好きなので気にならない。家族が犠牲になってしまうが、理解してもらうしかない。有給取得100%を目指して今年度はチャレンジしてみるが、果たしてどうなるのか

 

私的に思うのが子供のころから学校で宿題や塾通いが当たり前になっている、これは子供の残業ともいえる。子供のころからこの宿題や塾通いと言う残業に慣れてしまっている日本人に大人になってから残業をしてはならない、有給をとりなさいといっても如何なものかと感じる。子供は宿題などせずに若いうちにしかできない遊びを満喫すればよいと思う。嫌々言われてやる宿題(残業)や皆が通っているからといっていく塾通いは効率が悪く、本人の為にもならない。働き方改革よりは日本人の意識改革が先決ではなかろうかと強く感じてしまう

マグへの回転スクリーン印刷

とあるホテルのマグ、ここ最近増えてきている、担当者と打ち合わせをしたら今後店舗数を増やすので徐々に増えるらしい、私一人でやっていては間に合わないのでできそうなスタッフにやってもらった。

 

治具、版、セットは全ておこなってあるので、あとは慣れでコツをつかんでもらうだけだ。初めてだったが、ほぼ問題なく完成。陶器なので焼き付けをするまでは簡単にふけるのでリスクも低い。どんどんとチャレンジしていただきたいし、今年は職人育成でいろいろな案件をやってもらおうと思う。そうすることにより私はもっと難しい案件や急ぎの案件に対応できるようになる。

 

世の中急ぎが多い、そして小ロットも多い、そういった需要をこなしてゆくにはやはり機械ではなく人間の手で行うことが絶えないと強く感じる

PET製ボトルへ2色回転スクリーン印刷

こちらの案件はとあるペット製品を取り扱う会社様で、数年前に弊社をみつけ、そこから小ロットのボトル印刷が始まった。いまのところ定期的にやってきている、2色で200本程。

 

細かい文字が裏面の原材料表記であるので、メッシュは300、表が金、裏が黒なので重なりが無いのでやりやすい。最初はなかなかうまくいかなかったが、今はNGはほぼゼロ個で全数を仕上げている。納期も治具があるので、時間さえ見つけてしまえば2日ほどで終わり発送ができるが、回転スクリーンの機械がうまっているときはすぐにはできない。しかし極力早くやるようにしている

 

今週は新潟県に春がやってきたかのような陽気で道路の雪が全て消えてしまった、今週末に再び寒波がやってくるらしいが、寝雪にはならないであろう

現場印刷の用意

大きな塗装板への現場印刷が決まりそうだ、まずは黒い塗装板にどれだけ白が再現できるかを確認してもらうために、A4程の板にサンプル印刷

 

実際の板とほぼ同じ、メッシュはシャープに印刷をしたいので、270、塗装済みの板なのでSG740と硬化剤、コンクホワイトで80℃乾燥。綺麗に仕上がったと思う。

 

あとは原寸データをもらい、準備をすれば1日で終わると思うが、板そのものが2000mmを超え、重たい物なので助手がいるはず。土曜にできれば土曜1日を使い全て仕上げたい。60台程なので恐らく問題なく連続印刷ができ、仕上がるであろう。

 

今年は現場印刷がこれで2件目だ、昨年はコンテナ1000台程があったが、こちらも2日かかった。今後もこのような需要が増えると思われる

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