写真のような文具店やホームセンターで販売されているコクヨのファイル。表紙へのシルク印刷は問題はないが、背表紙は少々段差があったりかなり狭い。
ここにもシルク印刷?という場所ではあるが、コツさえつかめば問題ない。今日も100枚ほど届き、表紙と背表紙を仕上げた。納期は1週間以上あるが、今週は比較的暇(なので心配でもある)なので、どんどん来た案件を仕上げる。
到着日の翌日にはほぼすべてが仕上がっている理想の納期ではあるが、毎回こうもいかない。
新潟県では慣れている事ではあるが首都圏での大雪、ニュースを見た感じでは雪国育ちの人間でもこれは結構積もったな、という降り具合ではあった。
雪の粒をみるとだいたい感触でわかるが、これはなかなかやっかいな積雪だと思われる。気温が低いままだとこんどは雪が消えない、そうなると首都圏の物流がマヒしてしまい、恐らく2-3日間は物流がおかしくなるとは思う。
自然相手なのでどうにもならないが、無理をせずに仕事をしてもらい、納期など伸ばせるものは伸ばしてまずは安全な行動をすることが先決だと思う。無理に急いだりして事故やけがをしてしまってはもともこもないからだ
弊社は通常通り稼働しております。
表題の件は難しい、が、過去にいくつかやったことがある。重ならないデザインであり多少のずれを承知いただければなんとかなる。
しかしやはり綺麗に、完ぺきにやりたい、完ぺきにはいかないが、極力近づけたい。金曜の夕方は取引先の営業の方10名ほどに持たせる傘で社名とロゴで2色シルク印刷。
合計12本程の極小ロットではあったが、多色印刷のコツをつかんだ。もちろん完ぺきなズレが無いとは言えないが、いろいろ試行錯誤すればかなりの精度で出来るコツをつかんだ。こういう研究と努力の積み重ねが技術となる。
あとは単価、、、が合うのかといえば、正直ビニール傘は使い捨てのようになっているので、傘の代金の方が安く、多色印刷だと単価が合わないことが殆どだろうと思っている
ということで世の中の需要は恐らくほとんどが1色にはなるとは思うが、多色もできる、という技術を習得に向けて前進している
アクリルの板10枚ほど、シルバーのベタ印刷を行った。ベタといってもシルバーやゴールド系はムラが目立たないので比較的気が楽だ。
白や黒もあまり目立たないが、それ以外の色はムラがものすごく目立つ、メッシュを細かくすると綺麗に出せるがそれは素材が硬い物の時に限られる。柔らかい布などにベタを刷るときは一番難易度が高い。
かといってそれを説明しても理解してもらえることはほとんどが無いので、何とか仕上げるしかない。モノによりベタの仕上がりが異なりそして難易度が異なるという事実、インキジェットが主流な時代になっているので説明する原理も難しい。
土日は東京からおいでの方を弊社にお招きし、パッド印刷の説明や魅力などを語っていただいた。実際の作業はほとんどなかったが、これは慣れで自分でやってみて失敗して覚えるしかない。一度聞いたからすぐにできることではなく、本人のやる気次第と工夫次第でどうにでも変化する武器に代わる。
単なるオペレーターで終わってしまう人もいれば水を得た魚のように変化して職人に化ける人もいるとは思う。言われたことをコツコツやっているだけではオペレーターの域をぬけることはできない。そうなれば半自動の機械を買ってしまいあとはとる作業だけをするだけの人がいれば誰でもできてしまう。
簡単に誰でもできる仕事はすぐになくなってしまう、そして機械や海外にとられてしまい先が無い。人間楽をしたい動物なのでそれは仕方がないが、それと戦う気力をもたなければ仕事などすぐになくなってしまう。AIやIoTは無関係という印刷業界かもしれないが、そんなことも言っていられない。
この先どう生きてゆくのか、会社に任せるのではなく、一人一人が緊張感をもち考え行動する社会がやってきていると強く思う。