印刷ブログ
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すっかり忘れてしまった

ブログを書いたつもりだったが、昼前にみたら書くのを忘れていたことに気付いた。

午前中は先日まで印刷したものの梱包におわれ、ほとんどが梱包で終わった午前でもあった。午後からはまだ先だがバッグ300枚へ印刷をするセットアップをしたので、300枚を一気に仕上げようと思う。17時には会合があるのでそれまでに300枚を終わらせなければならないが、布製品への白1色印刷なのでスピードは遅い。しかも力をつかうので、夕方までに300枚終わったとしても肩こりが出るであろうと思う。

今日はものすごく天気がよく気持ちがいい、春がやってきた。今週末はフキノトウでも採りにでかけようかと思っているが天候次第だ

お猪口への回転印刷が終わった

週末中にセットアップとテストが完了したお猪口500個への回転印刷が無事に終わった。午後から初めて夕方までには無事終わったが、途中20-30個ほど円柱形に製造されていないお猪口がありお猪口がうまく回転しなかったのでやり直しや版の洗浄などを行ったが、遅乾溶剤を入れたので細い線もほぼ問題なく再現ができた

あとは火曜日にのんびりと乾燥させるだけだ、乾燥窯に入れれば一度に500個焼き付けができるが、100度にUpするまでに相当時間がかかってしまう、こういうときは家庭用のオーブンで100度まで上げ、それを4-5回繰り返して焼き付けをした方が効率が良いし電気代もそれほどかからない。

色は黄緑色で発色の良い色になっているので屋外であればきれいに見えるだろうと思う。水曜には発送、新潟県よりは遠い地域の酒蔵さんの依頼ではあるが、来週のイベントには十分間に合いそうだ

お猪口への小ロット、100個以下のイベント用など、お気軽にお問い合わせください
ochoko

私なりの考えを述べたい

新年度が始まった。これから社会にでる社会人も多いとは思う、学校に行きだす子供たち、私の長女も今週からは一年生になる。

今までいろいろとあった。人生も波瀾万丈であったとは思うが、6年前に父親の急な他界で継いだこのシルクスクリーン印刷業に関しての思いもある

いかにしてこの印刷業を続けるか、成長させるか等、自分なりにいろいろと思いはあると思っている。よく聞くのが儲かるのか?という事だが、私は世の中の大勢の社会人がこの儲けやお金におぼれているのでは?と感じている。

私の直感で感じるのが、世の中の人がやりたい仕事や商売より、まずは儲かるのか儲からないのか? が先(目的)にきてしまっている。本来良い仕事と良い商品をつくれば売れるようになり、それが儲けとして戻ってくる。つまり儲けというものは後からやってくるものだとは思うが、それを先へ先へと考える方があまりにも多いと感じてしまう。

それを感じるのが儲かっているのか?という問いに対して、私は儲かってはいない、というようにしている。儲かっていると言えば儲かっているからやる、という中途半端な考えの人が参入してくる。シルク印刷やパッド印刷は中途半端な考えと構えではできない、最初はとんでもない労力を使うし、インキもさまざま、慣れていなければ1つの案件を朝までかかって仕上げるようなことさえもあった。(もちろん慣れていても朝までかかる仕事もあれば3日3晩考える仕事もある)  逆に儲かっていないと言えば、そんな仕事・商売はやりたくない、という安易な考えになるからだ。

私も後継者や印刷の楽しさを他人にわかってもらいたいが、儲けだけが先にくるような相手には共感がもてない。職人の仕事は儲けではなく、難しい事をいかに打破し仕上げるか、という気力が一番大事だからだ。その中には儲けという秤を超えた努力と気力に創意工夫が含まれる。そして結果それが独自技術になり商売となって儲けにつながると信じれるくらいの器がなければならない。

先週までTVのニュースではとある学園の土地だの芸能人の不倫だの、不愉快なニュースばかりでレベルが低い世の中になっていると感じてしまう。テレビ局も結局は視聴率という儲けだけが気になり、くだらないスキャンダルばかり流しているように思えてしまう。

批判ばかりしても仕方がないが、新年度が始まった今、私は自分の考えを貫き、そして今まで以上に難しい印刷や他社がやりたがらない印刷を率先してやってゆこうと思う、それが儲かるか儲からないかは二の次だ。

お猪口が500個

よくあるお猪口500個への回転シルク印刷がある、来週納期だが早めに動きだそうと思った。

今まではピンポイントで1か所、または裏表の1か所というデザインが多かったので回転治具も簡易なものでできたが、今回はほぼ半周するくらいのデザインなので簡易治具ではできないと思い、治具屋さんに相談してそこそこのものをつくってもらった

最後には調整を行ったが、自分でもつくれたとは思う。今回は1周ほぼぐるっと1回転を想定していたので、プロに頼んだ方が早いとは思ったのだが、よく試行錯誤してみれば簡易治具でも十分機能したのかもしれない

500個ロットなので弊社にとっては大ロットになる。印刷はおそらく1日で終わるが、高温乾燥させるにすぐ焼き付けができない。1日経過してインキがある程度自然乾燥で乾いた後に高温の窯にいれなければインクが変色してしまう。今回はノベルティなので1000インキを使うことにした。本当は1690インキを使いたいのだが、在庫している色では指定色を再現できない。1000インキでもノベルティとしては十分な密着力があるので問題はない。

お猪口への小ロット印刷は得意とする、100個くらいがちょうどよいかもしれないが、20個でも30個でも、まったく問題はありません。お気軽にご相談ください
ochko

PP製のタンブラー

写真のような日本のブランドでタンブラー類を作っている会社があるらしい。

こちらのタンブラー2個にサンプルで回転シルク印刷を行った。円柱形ではなく円錐形で上部と下部の直径が異なる、こういった場合はデータの曲げや治具の作成で時間がかかるので、簡単にはいかない

もう1つは小ロットのハンドソープを入れるボトルへのサンプル回転シルク印刷だったが、こちらもほんの数個のサンプル試作ではあったが、形が円柱形なので上下の直径が同じであったので、PP製タンブラーと比較したらすんなりと終わった

PP製のタンブラーの方はほんのコンマ2-3mmの違いでデザインが曲がって見えてしまう、これを曲がらないようにデータ調整を行い治具を調整する。テストの際は多少の誤差は許してもらいたいが、本番になればピッタリになるまでに2時間でも3時間でも治具調整に時間を費やす。

見た感じ同じような回転シルク印刷の案件でも形によってかかる時間がまったく異なってしまう。こういった考える仕事をしている時が一番たのしい。今日は期末で3/31となる、今年もすでに3か月が経過したと思えば時間の経過があまりにも早すぎる。
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しわしわのポリエステル素材にシルク印刷

しわしわになっているポリエステル素材でできたキャンプ用品の椅子とテーブルにシルク印刷依頼があった

ロットは弊社の得意とする小ロットなので、30個ほど。まったく問題はないが、表面がしわしわになっているので印刷が難しい

テーブルの方はしわを伸ばして平らになるような治具を作ったので問題なく終わった。問題は椅子の方だ、印刷をする面がしわしわになっている + 中に空洞ができているのでその空気を抜かなければならない。それが抜けないし平らにならないので、もう1発勝負になってしまう。失敗しても消せない素材だし、黒に白インキなので難しい。

途中版が崩れてきたので再度作り直して木曜に残りを印刷しようと思っているが、椅子はかなりの難題ではあった。こういう難しい印刷を行い技術レベルをUpさせたい。簡単な流れの印刷も大事ではあるが、技術Upにはつながらず結局は他社の競合を恐れるだけになってしまう。

競合や競争は大事だが、私はあえて競争がこないような面倒で大変なそして小ロットという誰もが嫌がる仕事を好んでするようにしている。競合ができる事=値段だけですぐに印刷工場を変えられてしまうからだ

世の中インターネットの普及により楽に稼ぎたい、という人が多くなっているような気がする。これだけは言えると思う、楽に稼げる仕事など世の中に存在しない、存在したとしてもそれはすぐに廃れるか競争が激しくなり、資金力のある大手が呑み込んでしまう。私のような零細企業は技術を磨いて人様の嫌がる仕事をすることで生き残ることができると思っている、そして私はそれが楽しいと感じる。
chair

なんとかパソコンを復活

期末で大忙しの時に事務所のパソコンの調子が悪くなった、机に座って解決しているわけにはいかない、私はスキージやパッドを動かす仕事なのでパソコン関連のことはどうしても後回しにしなければならない

それでもメールの確認やイラストレーターでの作業など、どうしてもパソコンを使うことが出てくる。ここ2-3日は夜遅くまで奮闘してはなんとかしていたが、ようやく解決ができる感じになってきた。

日中は作業場で印刷を行い、夜は眠い目をこすりながらパソコンとの奮闘、期末なので無理をしながらやっているが、今後このような問題が起きないで印刷に集中できるように体制を整えようと思う。

31日までに仕上げる案件や難しい案件もおおよそのめどがたってきた、今週末はのんびりはできなさそうだが、来週の週末は新潟県で桜が開花するであろう時期なので、日曜日だけでも休もうかと思っている

グラデーション 網点 をシルク印刷で再現する

A1サイズのポスター全体にグラデーションの網点を再現する依頼があった。

2つを張り合わせると大きなポスターになるらしい、両方ともに網点のグラデーションが入っている。ここまで大きいそしてグラデーションのポジフィルムは弊社ではできないので、外注した。線数は80くらいにし、メッシュは225を使用

7-8枚のポスターだが、グラデーションは目詰まりを起こしやすいので、あえて紙用のインキを使用せずに、SG740のブラックで印刷をした。紙のインキではないが、SG740を希釈すれば目詰まりが起きずに連続印刷ができる。材質も紙なので2-3日も乾燥させれば問題なく乾燥されている。紙用のインキをつかってグラデーションを連続印刷すればおそらく2枚目くらいから目詰まりを起こしてしまい、版を全部洗浄しなければならないだろう。A1サイズより大きな版を使っているので洗浄にはとんでもない時間がかかる

そういった作業性を考えながら製版やインキの選択を行わなければならない。シルクスクリーンのポスター印刷、小ロットでも可能です、お問い合わせください
amiten

スクリーンインキをパッド印刷で使う

パッド印刷にはパッド印刷専用のインキを使うように言われる、しかしながら毎回そうもいかない。流れで数量が多い案件ならばパッド印刷専用のインキを使えば作業性が良い。

小ロットの場合はそうもいかない、なにせパッド印刷用のインキは高い。100個のパッド印刷でインキを1缶買ってしまえばおそらく赤字になってしまう。

そんな時になんとかスクリーンインキをパッドで使用できないかを模索する。簡単に使えるインキと色もあれば工夫が必要なインキと色もある。そのまま使えないので顔料を調整したり、希釈を調整する。

それなりの経験と知識が要求されるが、何度もやってなれればインキの癖を理解できるようになり、スクリーンインキをパッド印刷で使うことができる。

fujiya

パッド印刷は温度と湿度、インキ希釈率が重要だ

連日のパッド印刷だが、だんだんと先が見えてくるようになった。当初の予定よりは早いペースで進んでいるので、今行っている某有名お菓子メーカーのロゴ印刷はなんとか今週末中には全数仕上がるかもしれない。

温度と湿度、インキの希釈状態を調整しながら行っているが、パッド印刷程シビアな印刷は無いと思っている。少しでもインキの粘土が高かったり湿度が低ければ髭が出るので、注意しなければならない。もっとも虫眼鏡で見たらわかるくらいなので、気にならないのかもしれないが、1つ1つ検品をしながらやっている私には気になって仕方がないのですぐに希釈の度合いを調整する。冬場の場合は20回も印刷すれば希釈してインキを調整するのでかなり手間暇がかかる作業ではあるが、こういった面倒な職人作業をすることが仕事だと思っているので楽しい

それが終われば期末までにボールペン500本に2色が待ち受けているが、ボールペンの方は早くできるので、2色だが2日で仕上げようと頭に入れている。その他大判ポスターや美容室のカットクロス、角2封筒、防犯カメラステッカー等、いろいろあるがなんとかなりそうだ。

残りは4月納期の案件だがお猪口500個が待ち受けている。これは1回でほぼお猪口の前面に回転シルク印刷ができるように治具屋さんに依頼をだしている、来週くらいにはできあがると思っているが、それが使えれば500個であっても1日で仕上がるであろうと思う。

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