印刷ブログ
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シルク印刷とインクジェットの比較

今週はまたユニークな依頼があった。インクジェットで出したポスターをシルクで再現してほしい、という内容であった。製版代に大きさ、どう考えてもインクジェット出力の方が割安で早いとは思うが、紙の質(厚紙)や色(蛍光色)にこだわりがあるらしい。

こだわりを再現する、それが印刷屋の仕事なのかもしれないと思い、大きさや値段に関係なく引き受けることにした。本来であれば価格的にはまったく割の合わない仕事なのかもしれないが、弊社は自営となるのでそこらへんはフットワークを軽く柔軟に対応できる。幸いなのかなんなのかはわからないが、朝から夜まで仕事が詰まっているわけでもないのでこういった仕事も引き受けることができる。週末まで含めてフル回転しているようであれば多分引き受けることはなかったであろう。自営の場合は残業や週末に関係なく、仕事があれば作業をする、といった流れが毎日。

巷やニュースでは景気が悪いとかれこれ20年以上報道され続けているような錯覚に陥ってはいるが、仕事は探せばある、ニーズを満たすよう努力すれば仕事は続けることができると思うし、仕事は待っているものではなく、自分から取るものか又はできない物をできるように変える努力の積み重ねなのかもしれない。