印刷ブログ
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素材とインキ

印刷をしているとふと思う事がある。印刷の難しさは設備や色などではなく、素材とインキの相性なのではないか、ということだ。

インキメーカーさんもXXならばXXが推奨、というリストやアドバイスがあるが、実際にインキが素材に密着するか否かはやってみなければわからない、という回答が多い(紙や塩ビ等は別として)。長年印刷をしていればある程度の勘というものが働くそうではあるが、それでも最後には試し刷りをしてみて、実際の密着を確認したり泡の出を確認したりしてはいる。

良い設備をしたからといって最高の印刷屋になれるとは限らない、と思わされることが多々ある。そのなかでもインキの密着や再現性、色等、インクジェットプリンタと比較はできない内容があるから面白い。

デジタル化につれてどんどん機械に仕事をとられている、と思う方も多いではあろう。確かに機械に奪われている仕事もあるが、別方向から観察すれば機械は万能ではなく、繰り返し作業や単純作業に向いているだけであり、最後には人間技がものをいう、というのが印刷だと思う日々が毎日である。

明日は3月最後の日、土曜だが仕事をして3月の締めを迎えたい

年度末

年度末がせまっているようで、皆さんバタバタしているのではなかろうか。幸いにも弊社は年度末等あまり関係なく、普通な毎日を過ごしている。

外では歓送迎会等沢山のイベントで町がにぎわっているに違いないであろうが、社員もいない自営業だとこの時期は少し仲間外れになったような気持ちになる。皆でワイワイガヤガヤと飲んだり食べたりしていた会社員時代をなつかしく思うが、今は娘がいるので家でバタバタ、仕事でバタバタ、といった感じで日々経過している。

昨日の晩はすっかり疲れてしまい、早めに就寝だったのでブログをUpしなかった。今朝あわてて書いているが、今日の夕方にはまた違う内容で3月をふりかえってのブログを書く予定だ

色紙印刷にプロ野球のサインボール印刷

正直なところ、シルク印刷を始めるまで色紙というものはオフセットか何か、またはそのものを直筆で書いているものだと思っていたが、大量に必要となるとシルク印刷で仕上げていることがお客さんの依頼でわかった。

実際に購入する方からすれば印刷で仕上がっているという想像をされると、なんとなく価値が無いように思えてしまうので、こういった情報は公開すべきではないのであろうが、私のブログをご覧になっている方々はまだほんの日本の人口の1億分の1くらいにしかすぎないので、書いてしまうことにした。

かなり前ではあるが、パッド印刷でプロ野球選手のサインボールを印刷したのを記憶している。子供のころ後楽園球場(東京ドームの前)に父親と巨人対阪神の試合観戦に行き、お土産で買った吉村選手のサインボールは記念であったが、それから数年経過してサインボール(幸いにも?別の選手のボールだった)のパッド印刷依頼がきて、そちらを見たらかなりがっかりしてしまったのを記憶している。

たかがボールでもサインを印刷するだけで何千円もの価値がでるからすごいと思った。やはりブランドをもっている会社さんや人々は強い、と感じさせるのが印刷でもある。普通のマグカップにスターバックスのロゴが入れば価値があるが、同じカップでも私の名前だけではなんの価値もない。

印刷の可能性やおもしろさ、そして喜びをお届けできればと思い、明日もがんばることにする。

毎日考える事

毎日考えている事、それは恥ずかしながら家業で父親が始めたシルク印刷工場(工場、とはいっても家族経営なのでちいさなこじんまりとした場所ではある)を今後どうするか、ということだ。

仕事が忙しくひっきりなしに入ってくるようであれば、このまま続けるべきだと判断できるが、時と場合によっては仕事がぽつりととだえる時もある。最近になってようやく続けて仕事が入っている状況があるが、父親が亡くなる前の落ち込みはダメージだったらしい。平成不況のせいなのか、もしくはインクジェット機械にとられたためなのか、単価が高いのかはわからないが、日々感じるのは仕事は探せばどんどん出てくる、という事である。

他の印刷屋さんでは納期が間に合わない、値段が合わない、できない、等々、様々な理由があるとは思う。納期や値段に関しては自営業という立場もあり、従業員を抱えていない分かなりフレキシブルに対応できるところは自慢かもしれないが、あまりにも無理な値段の依頼が来てしまえば、断る事になるであろう(幸い、今のところはそのような案件は弊社に舞い込んできてはいないが)。 

毎日印刷をしながら常に技術革新、新しい印刷への挑戦を念頭に仕事をしている。高い設備投資で機械をいれればよいのかもしれないが、借金までして設備投資する余裕もないので、アナログ・手作業でなんとか機械と戦うことにしている。機械も万能ではないし、最終的には小技をきかせる人間の手がものをいうのではなかろうか。

流れ仕事が毎日たくさんはいってくれば、現状に満足して慢心が働き、技術革新など無いと思うが、不幸中の幸いなのであろうか、まだ小さな零細企業の弊社には流れる仕事ではなく1発もので毎回ことなるような案件がきているので、勉強や研究ができ感謝している。

3月最後の週 そして雪

3月最後の週が始まった。昨日までは週末だったが、仕事に追われていたのであっという間に経過した。だが、土曜日は昨年から長岡市のまちなかキャンパスの講座で参加している、十分盃(杯が本来の漢字だと教えてもらった)の講座に参加、皆が作った杯を使い、日本酒を飲むチャンスがあった。 やはり酒好きなのでこういった講座やチャンスがあるとちょっと一杯、といいながらかなり飲んでしまう。翌日が日曜日であったので、それほど気にはせずに飲んでいたが、日曜日は休肝日ということで何ものまずにした。

月曜の朝が始まって仕事も順調に進み、今日も遅くまで製版をしたり落版やクリヤフォルダ印刷等で追われて23時前までの仕事であった。寝る前に日課としているブログもかかねばと、今こうして書いている次第ではある。しかし本日は真冬の天気が戻ったような日であった。午後からの配達ついでに食料品の買い物(こちらも日課になっており、妻と娘を連れて配達と買い物をいつも済ませている)で立ち寄ったスーパーで車を降りた時には1月にもどったような大粒の雪が降っていた。

もう春がくると思い2週間前に普通タイヤに交換してあったので、あまり積もってほしくは無いと思いながら見つめていたが、幸いにも道路にも積もらない程度で止んでいるようだ。明日は晴れの予報なので楽しみである。

500種類の異なる名前をグラスに印刷

本日は日曜日ではあるが、午前中だけのんびりして、午後からは明日の用意と新規クライアントよりの見積依頼が出た500種類(全て異なるフィルムになるそうである)のグラス印刷の試し刷りをやってみた。

パッド印刷をすればグラス印刷はそれ程難しい物ではないが、今回の見積案件は500個全てことなるデザイン(名入れとの事)となり、もし実現するとなれば印刷よりは製版やフィルム出力にも時間がかかりそうである。シールを貼ってしまえば多面つけ印刷をすればすぐに終わる枚数ではあるが、シールではなくグラスに直接印刷を希望しているらしい。

通常のパッド印刷機やパッド印刷を手掛ける会社さんでも1個1個異なる印刷となれば相当な金額を見積もるに違いない。もしくは1つ1つの製版代やセットアップだけで1個何千円、もしかすると何万円の見積かもしれない。弊社の使うパッド印刷機であれば製版から全て自社内でできるメリットもあり、版の交換もそれ程時間がかからないので、問題なく対応できる。

実際に決まるかわからない案件ではあるが、サービスで家に残っていた焼酎グラス1個及び透明のグラス1個に試し印刷をしてみた。明日クライアントに送付して、ご覧いただくことになるであろう。結果が楽しみではある。

木曜は不在、金曜は製版トラブル

木曜は遠いアメリカより昔の友人が夫妻で来日だったので、越後湯沢の温泉宿をとって、久しぶりの再会をした。越後湯沢駅構内にあるぽん酒館でかなりの試飲をしてしまった。昔から酒好きと以前酒屋でアルバイトをしたこともあり、知っている銘柄や面白そうな銘柄、日本酒度等を説明しながらワイワイガヤガヤであった。そのまま足りないということで、4合瓶をかって部屋であけてしまい、気づけば夜中12時を過ぎていた。妻と娘はすでに寝ていたので私も明日の仕事がある、ということで1時頃には床に就いた。

金曜日はじもとへぎソバ等を食べてもらい、お昼前には別れの挨拶となった。仕事がたまっていなければ金曜日も観光案内等したかったのだが、仕事の事がどうしても頭から離れず、ゆっくりできないので断って早めに長岡市にもどってきた。

その晩は急ぎの難しい印刷(印刷そのものは簡単に終わるのだが、位置合わせや製版の際に、特殊なスクリーン製版を使うので、露光タイミングやバキューム調整で5回もやり直しになった)。があったので、なんとか22時までに仕上がり、土曜の朝一の納品に間に合った。お客さんも無理を承知なのかもしれないが、無理をなんとかやりこなすことに仕事の意義があるとは思い、終わらせた後は朝までぐっすりだった。

本日土曜日は仕事があるので、弊社は通常営業することにした。明日は少しだけ家族サービスをし、来週はまた仕事をどんどんしあげることになりそうである。年度末が理由で来る仕事なのかわからないが、忙しいということはありがたい、と思い続けたい

あっというまの水曜日と雪

昨日祝日にもかかわらず仕事をしたので、多少は楽になるかと思えば、午後になってもバタバタとなり、忙しい水曜日ではあった。古いバスの車内広告の再印刷が出たが、データが無く昔のフィルムもガタガタだったので、すべてを直していたら午前中がまるまるつぶれてしまった。

もともとイラストレーターが得意なわけでもないので、通常のデザイナーさんならばほんの30分くらいでできるところが2時間もかかってしまう。時間を見つけて勉強せねばならない、と感じさせる日でもあった。

お昼前にストーブをつけているにも関わらず肌寒く感じたので外をみてみたら、雪が降っていた。それも小ぶりではなく、かなりの粒の雪がボサボサと降っていたが、1時間もしたら止んでいた。

明日の午後~明後日の午前中までは海外よりの来客で事務所を留守にするが、戻ってきたら仕事を再開、今週末も仕事をしなければならなくなりそうな感じである。

一般の会社さんは年度末にさしかかっているのでご多忙かと思うが、弊社も負けずに多忙でせっせこと印刷を続けたい。

祝日と落版

今日は祝日だったが、朝から事務作業をこなしたり、普段できない落版の作業などをやった。祝日なので電話はならないであろうと思ったが、顧客から2件程電話があった。既存取引先なので私が祝日に関係なく仕事をしているであろう、と読み取ったのかもしれない。本来であれば電話を携帯に転送できるような無償サービスがあればすぐにでも契約したいところだが、NTTと確認したところ月々の料金がかかるそうだ。週末以外は転送がいらないからそこまでして転送しなくてもと思い、サービスの契約には至ってはいない。

電話の経費もばかにならないので、いっそのことSkype番号でもとってしまい、NTTとの契約をなくしてしまいたいと思ったこともある。ほぼ独占状態に近い電話サービスなので既存の番号を他に移すことができるようになればすぐにでも乗り換えたいと思う。正直電話に月1万円前後払う価値もなさそうではあるし、携帯が一人1台の世の中、すべて携帯ですませてしまうくらいになってもおかしくはないであろう。

落版に関しても昔は(20年前程であろうか)版代でそこそこのお金が取れたと聞く。そこで落版すればかなりの利益にはなるが、今は版代すらまともに取れないような状況があるので、落版して版を再利用しなければ全くやっていけないのが現状ではある。時代の変化に伴い価格も変化してはいるが、できるところで経費削減をしなければ慢心にやられてしまい、経営すら成り立たなくなるのではないであろうか?と思う事すらある。昨晩はたけしのTVタックル(私はこの番組が好きで毎週見ているが)を見ていたが、官僚や政治の金の使い方や予算編成の仕方に強い疑問を感じてしまう。民間企業に少しでも勤めたことのある人であれば自治体や政府の予算を使うという考えに驚きを示すに違いない。見れば見るほど国民が騙されているだけの政治のニュースや国の予算や天下り、と感じるのは私だけではないであろうと思いたい。

高校生と将来

昨晩は昨年の夏にアメリカ テキサスに引率で連れて行った高校生7人と大人4人で焼肉パーティをした。

皆半年以上経過していたが、それほど変わりなく、元気そうでよかった。高校生の食べっぷりには驚きも隠せないし若いとは良い事だと思った。

その中で将来の進路に関して相談してきた生徒がいたので、ついつい熱く語ってしまった。学校の先生や塾の先生から率直な回答が得られないのであろうか、様々な視点でいろいろな相談ごとをしてきていた。私は自己の経験や視点からみた率直な意見を一個人としてアドバイスしてあげた。これが先生や塾の立場であれば、思いきったことを言うことができないし、言ったところで責任問題や親を交えての問題にまで発展するであろうから、先生という立場も意外と歯がゆいのかもしれない。話し続ければ延々と語ることができたのではないかと思うが、食べ放題の時間制限で2時間があっというまに経過してしまい、まだまだ話すことはあったが途中でおわってしまった。

先月は留学講座を地元長岡市のまちなかキャンパスで開催したが、学生の参加はゼロだった。その時に話した内容をそのまま質問してくるような感じだったので、あの講座に出てくれたらな、と思ったりもした。最初は知名度が低いのでなかなか集まらないのかもしれないが、懲りずにもう数回程、同じ内容で留学講座を企画してみる。学生の中では世の中の変化のスピードについていける人もいれば、情報が複雑化しているなかでいったい何をすればよいのか?という所でつまずいている生徒も多くいると感じたからだ。

 私に何ができるかはわからないが、いろんな情報を発信して、地元の発展につとめたい。明日は祝日だが、まるいち日仕事をする予定だ。

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