印刷ブログ
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素材とインキ

印刷をしているとふと思う事がある。印刷の難しさは設備や色などではなく、素材とインキの相性なのではないか、ということだ。

インキメーカーさんもXXならばXXが推奨、というリストやアドバイスがあるが、実際にインキが素材に密着するか否かはやってみなければわからない、という回答が多い(紙や塩ビ等は別として)。長年印刷をしていればある程度の勘というものが働くそうではあるが、それでも最後には試し刷りをしてみて、実際の密着を確認したり泡の出を確認したりしてはいる。

良い設備をしたからといって最高の印刷屋になれるとは限らない、と思わされることが多々ある。そのなかでもインキの密着や再現性、色等、インクジェットプリンタと比較はできない内容があるから面白い。

デジタル化につれてどんどん機械に仕事をとられている、と思う方も多いではあろう。確かに機械に奪われている仕事もあるが、別方向から観察すれば機械は万能ではなく、繰り返し作業や単純作業に向いているだけであり、最後には人間技がものをいう、というのが印刷だと思う日々が毎日である。

明日は3月最後の日、土曜だが仕事をして3月の締めを迎えたい

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