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8月の終わり 試行錯誤で印刷する

アッというまであった、今日は8月31日、もう8月が終わってしまう。8月はいろいろとあったので、あちらこちらに移動、新しい印刷を開始したり、お盆中は仕事をしたり、長男の出産であったり、さまざまな出来事があった。

お盆明けは比較的ゆっくりになったが、それでも仕事の試験印刷に既存の仕事に、いろいろとやることは山積みになっている。昨日手配したクロムメッキ製ボールペン名入れとPPノートの印刷のサンプルが今日お客さんの所に届くことになっている。そちらの結果をご覧になって納得いただければ印刷依頼が来るであろう。

クロムメッキ製のボールペン名入れは一苦労してしまった。通常のボールペンであれば密着はまず問題なく、版さえセットしてしまえば、1時間もかからずに数百本を印刷できるのだが、素材がクロムメッキなのでそうもいかない。焼き付け乾燥するにも120度くらいまで温度を上げなければインキの密着が悪い。弊社に高性能の乾燥機もなければ導入予定も無い。資金力にものを言わせて何でも設備投資すれば楽ではあると思うが、知恵を絞れば何とでもできてしまう。どこの家庭にもあるオーブントースターにクロムメッキに印刷したボールペンのキャップだけを入れて、15分ほど焼き付けをしたら問題が解決した。

身近にある材料や機材を使っていかに仕事を仕上げるか、という悩みと試行錯誤がなければ設備投資でどんどんお金が出ていく。昔と異なり今は流れる作業=下請けの仕事はほとんどない。たまたま弊社にはそういった仕事がないだけなのかもしれないが、メーカーの工場移転や内製化により、流れ作業という仕事自体が減っているのであろう、と感じる。下請け的な流れ作業がやってきたとしても、それに対して設備投資をする予定もなければ、弊社にはそんな余裕もないのは自分でもわかっている。それよりは単発的でさまざまなニーズにお応えできる仕事をどんどんこなしていく方が、飽きもこないし面白いといっても良い。

設備投資もなければ比較的適正価格、予算にあった印刷料金で仕事をすることができるのも弊社のメリットかもしれない。

単発の小ロット印刷は面倒でどこの印刷会社も嫌煙しているが、弊社はそれを喜んで受ける。性格なのかもしれないが、毎回異なる小ロットの印刷をしていたほうが楽しくて仕事も面白い。なので夜であろうが週末であろうが全く気にならずに印刷をやることもある。それゆえ短納期にも対応できるし小回りが利く印刷会社としてやっていけるのであろう。

今日も何が来るか楽しみで仕方がない。

今日は試験印刷の日

昨晩は長岡市の市政モニター会議の後に懇親会を行い、気の合う仲間で飲んでいた。気づけば最後の二人は1時過ぎ、そこに私の姿があった。締めのチャンポンを殿町の長崎亭というところで、食べて帰路についた。

今日は先日から依頼のあったクロームメッキ製のボールペン名入れ印刷とPP製のノートに名入れ試験を行う。ノートの方は問題なく完了すると思うが、クロームメッキ製のボールペンに名入れはいろいろと試行錯誤をさせられた。昨日の時点で2-3種類のインキをつけてみたが、どれもうまくのらない。最後にあるインキに硬化剤を入れて120度程度で焼き付けをしたらガッチリと密着していた。焼き付け前は爪でこすれば取れてしまったが焼き付けを行い、1晩ねかせたら今朝にはもうびくともしないくらいの密着であった。あとは色の再現具合の問題だけで、ほかは解決できたので気が楽になった

試験印刷無しで仕事を受けて処理すればよいのであろうが、形あるものに印刷、それも白い紙媒体でない物体への印刷なので、必ずサンプル印刷をするように心がけている。一般の方はどうしても白い紙に印刷をする、という感覚で物事を考えてしまうので、実際の物が白でない場合の色の微妙な違いを見せてあげなければならない。

昨日は日本酒ボトルへの試験印刷も無事終了して、力強い印刷が再現できたと思う。この酒蔵さんは以前弊社でパッド印刷で再現した結果に不満があり(色の強みが足りなかったらしいが、パッド印刷のデメリットと言ってもよいであろう)、再度私の方でシルクスクリーンを使った曲面印刷でテストをしてみた。このインキの出具合であれば納得してもらえるであろうし、全面印刷も多色刷りもできるので喜んでもらえるに違いない。

いろんなものに印刷ができるとわかれば面白いことになり、アイディアがどんどん湧いてでるようだ
sake

今日の夕方は長岡市の市政モニター集会

昨晩は日本酒ボトルへの試験印刷と金属製のボールペンへのパッド印刷の製版及び試験をやっていた。日本酒ボトルへの印刷は局面印刷を利用し、ほぼきれいに出来上がったが、まだ治具がぐらついているので治具をきっちりと固めることにした。ボールペンへの名入れはこれまた通常よりは困難なもので、金属製のシルバーのペンに黒で名入れとなるので、インキの沈みが激しい。実際のサンプルは今日の午前中に届くので、そちらを見て再度試験をすることにした。 そうかと思えば午後にはプルタブの名入れ依頼をされた方がやってきて、4色印刷をしてほしいという依頼であった。かなり小さなプルタブに4色、店頭売価で300-400円の物に4色のパッド印刷などしようならば店頭売価が2倍以上になってしまう、という話をしたうえで、シルバーかゴールド色を使い、最大でも2色で理想の色、デザインに仕上げようという結論にはなった。

お客さんが求めているものをすべて実行することも大切ではあるが、共同でパートナーとなりどうしたらこの商品が売れるようになるかを考えてみた。儲けだけを考えれば4色でも5色でもいくらでも見積もりを出してやればよいが、いざ販売となれば適正価格を超えてしまう。それでは一度きりの仕事で終わってしまうので、双方とも面白くないと思ったので、私なりの意見を伝えてみた。網点を使えば1色でもかなり繊細な印刷に仕上がり、パッド印刷であればかなりの細かい点や線まで再現することができる。こればかりは口頭で説明してもどうにもならないので、実際のデータをもらったらすぐにでも試験印刷をして差し上げようと思う。昨日は金、赤、黄色に白と4色すべてをその場で印刷し、最終的には金色が一番あっているという結論で話が終わった。私も実際に金色で印刷しなければここまできれいにでるとは想像もつかなかったであろう。

今日の夕方は地元長岡市の市政モニター会議がある、さまざまな質問や議論もあり、地元を何とか活性化させようという有志5人で集まり、前向きな議論を交えてワイワイガヤガヤするのでいつも楽しみだ。

プルタブに印刷

先日はプルタブに名入れという依頼があったので、さっそく既存の版を取り出し試験印刷してみた。素材が何かよくわからなかったので、通常のインキで印刷、剥離試験で落ちてしまったので、別のインキに硬化剤を入れて印刷してみたら今度はがっちりと密着、これまた簡単に落ちそうもない感じだった。

 

プルタブは指で開けるために開発されたものかと思えば、なかなか開けにくい、開けられない人もいるそうだ。そういった方の為にプルタブオープナーというものがあるそうで、そこに名入れをできないか、という案件であった。他社に聞いてみたそうだが、100個というロットでは少なすぎる、と断られたらしい。その話を聞いたときに私はびっくりしたが、100個でも弊社では十分な数量であるし、一番名入れ依頼が多いのが100個前後である、という話もしたので安心したようだった。

 

数量が多ければセットして印刷するまでの時間を個数で稼ぐことができるのかもしれないが、時代のニーズが変わっている現在では数量が多くなければやらない、というのは時代の流れに反していると思う。まるで私が貿易の案件で中国の工場に依頼をしている時と同じのような対応が日本国内でも行われていると思うと、高度経済成長時の感覚が残っているのかと思ってしまう。その点私は高度成長時代はまだ子供であったので、大ロットという事をしらない。逆に弊社のような小さな印刷会社であれば小回りの利く小ロットを沢山受けた方がやりやすいし、正直仕事に飽きもこない。

小ロットでできないという会社さんがあるという話を聞くとまだまだニーズを満たせていない市場があると感じさせられる。

 

プルタブの名入れは湾曲している部分であったのでパッド印刷で試験をしてみたが、色の出具合が沈みがあるので個人的にはあまり気に入ってはいない。厚盛りができるように製版を工夫すればよいのであるが、最終的なデザインもまだもらっていないので、実験もできない。もしかすると2色になるかもしれないので、決定を待っていろいろと試行錯誤することになるであろう。

週末をかけての上京と曲面印刷開始

週末は恒例の里帰り中の妻子を訪ねて金曜の午前から今朝まで上京していた。金曜日は土曜に仕事がはいるので、家にいながら多少のんびりさせてもらい、夜は以前の会社の上司と1杯飲みにいった。いろいろな話に花が咲き、この先また何かを共同でやることになるかもしれない。

土曜日は局面印刷の試験を行い、2色刷りもうまくできたので、これまた面白いことになりそうだ。長岡市で曲面印刷をしている会社はまずいないといってよいであろう、もしかすると需要が無いのでどこの会社も手を付けないという状況かもしれないが、私は逆に需要ををつくってやろうという気になるし、需要がなければ創造すればよいと考えてしまう。

日曜は丸一日娘とでかけていろいろなところにもいった。以前1時期ではあったが東京の国分寺に下宿していたので、その下宿先を10年ぶりに訪ねてみた。なにか懐かしい感じもあったが、昔を思い出すことは体に悪いことだとは思わない。そのまま夜の21時に新潟に向けて運転したが途中で眠気が襲ってしまい、涼しい気温の群馬赤城高原で駐車し、3時間ほど仮眠をとり、朝の5時に地元長岡市に到着した。

今日はちょっと眠いが、いろいろな仕事があるので眠いなどいってられない。そのかわり晩酌なしで21時には床につこうかと思う

今日は長岡市国際ビジネス研究会

本日の午後は13時から2時間ほど、地元長岡市の国際ビジネス研究会に参加、30分ほど講演することになっている。講演といっても私は何のプロでもなく、ただ自身のいままでのメーカー海外営業及びドイツ現地法人の立ち上げから軌道にのせるまでの6年間の仕事を振り返り、少しでもこれから海外進出をされる企業様に役立出ることができるようにお話をする、という内容である。

それなりの資料を作成しようかといろいろと模索してみたが、やはり経験と今までやってきたことを文章にまとめることはかなりの至難の業だと感じてしまった。そう思えば書籍を執筆する方は大変な苦労をされていると改めて感じた事ではあるし、人にわかりやすく的確に物事を伝えるということがいかに難しいかを実感させられた。文章やレポートで伝えることができればそれはそれでありがたいのかもしれないが、経験や実体験はやはり本人の口から説明し、それに価値があるとわかる方に賛同いただければよい、と思う。細かい資料を作成し、1つ1つ丁寧に説明するのもよいのかもしれないが、その場合はもっと専門的な講義や講座でも設けて興味のある方をあつめて説明すればよいと思う。この長岡国際ビジネス研究会はこれから海外に向けて~というまだ始まったばかり、検討中の企業様向けになっているので、あまり細かいことを話してもピンとこないかと思い、かなり大雑把な内容にしてはある。

6年間の経験を話せばきりがなく、朝まで話を続けることができるであろうが、それでは退屈してしまうだけなので、限られた30分という時間の中でいかにうまく説明できるかが私の中での課題となる。講義や講座はたまに長岡市の町中キャンパスで行う事があるが、毎回自分なりの反省点が出てくるし、思うことはすべての参加者を満足させることは相当な難業になるということである。

今日の参加者は地元企業の経営幹部の方が多く、まだまだ未熟な私には緊張する場面ではあるが、思い切って話をしてきたい

子供の誕生と私生活

私は2週間前に第二子が里帰り出産で産まれた。非常にうれしいことではあるが、同時に太ってしまった。里帰りしている妻と娘の相手がなくなったので、一人仕事に励むことがあったり、仕事が少なくなればついつい癖の晩酌が始まってしまう。これも早い時間帯であればよいのであるが、夜遅く21時過ぎに始まり、結局は体によくないとわかっていながら、夜食を食べてしまう。

お盆中までは多忙で毎晩晩酌等考えてもいなかったが、一仕事終わりお盆があけたら多少余裕がでてきた。そうこう言っている間にあっという間に4キロも太ってしまった。4キロ痩せるのはかなりの至難の業であったかもしれないが、太るのはあっというまだった。

これとて何が根拠なのかわからない部分もあるが、人間やはり結婚をして子供を授かるという行為自体がプラスに働くんだなぁ、と思わされる場面が多々ある。仕事が忙しければそれに越したことはないが、子供と遊ぶ時間や生活リズムの改善に体調の改善、自分で思わなくとも子供ができることにより生活パターンが良い方向に向かい、必然的に健康になってゆくと私は思う。仕事も仕事で子供の為に頑張らなければ、という精神的な思いからいろいろとアイディアが湧いて出たり挑戦することも出てくる。

里帰りしている妻には申し訳ないと思うが、そう毎日出向ける距離でもないので、2週間毎に週末を使って会いに行くよう心掛けているが、どうしても私の悪い癖で都会に出るついでにと仕事を探してしまう。土日そのまま家族でのんびりすればよいのであろうが、東京での業者訪問であったり、以前の仕事仲間との食事をいれたりと、貧乏性なのであろうか、何かしら仕事をスケジュールに組み込んでしまう癖が抜けない。

最近の晩婚化に少子化という現象はなぜ起きるのか私にはわからないが、本来の人間の姿をそのまま自然とあてはめた生活をすれば、現代病などもなくなるであろうし、ストレスがたまったり自殺する人も減るであろうと思ってしまう。孤独ながらに何かを求めてネットをみたり出会い系だの援助交際だの、わけのわからない事が世の中に出てしまっている。ダイエット目的でお金を払ってフィットネスに行く人も年々増加しているが、そもそも食事と時間さえ気を付ければ太ることなど無い、と私は体で証明できた。余計なことをするためにお金が無くなる、美を追求するあまりにお金を使う、いくら生活水準がUPしようが経済成長しようが、生活が楽になっているとはとうてい思えないくらい今の世の中はおかしいと感じてしまう。技術に経済、GDPでは中国に抜かれているが日本はまだまだ裕福で安全な国ではあるが、幸せを感じる人があまりにも少ない国なのではなかろうか、、

仕事になるかわからない仕事の試作

お盆前にボトル名入れの依頼があったが、結果としてクライアントの希望している色や印刷及び納期に間に合わせることができないということでお流れになった案件がある。

何でも印刷したい、できるようになりたい、という思いがあるので、こういったことがあると自分なりにへこんでしまう。世の中不可能は無い、と思うようになるし、できないことをできるようになる事が強みともなる。

お盆明けで多少落ち着いてきているので、そのクライアントに再度ボトルをお借りできないか、という連絡をしておいた。治具の用意にうまく印刷できるようにする方法(ボトルが柔らかいので印刷圧でへこんでしまう)が1日で解決するとは思えない、ほかの仕事がなければそれだけに集中しなんとかできるかもしれないが、そうもいかない。

いつ案件として成立するかもわからない、もしかするとずっと仕事にならないという案件であろうが、私はそれは関係ないと思い自分の中での成功させる、という思いからやる仕事になる。これもまた自営業だからできることであろう、夜や週末の時間を使って試行錯誤をし、なんとか完成させることになると思う。これが従業員であれば残業代もでるやらほかの仕事を処理する事が優先されるので、そうも言ってられない。

何でもかんでも儲けや仕事にならなければやらない、というスタンスは私的にはあまり好まない。お金はあとからついてくる、できないことをできるようになって初めて仕事というものを受けることができるし、できないことをやってくれるという会社であるからこそ、皆頼って仕事を持ってきてくれるのではないであろうか。

今週もまたどんな案件がくるのか、楽しみ半分不安も半分

本格的な稼働になる週

ほぼすべての企業がお盆休暇を終えたといってもよいくらいであろう。今朝の家の前の道路の車の量がいつものように戻った感じがする。昨日は昨年のテキサス研修に参加した高校生とお昼をともにし、話していればあっというまに2時間が過ぎていた。学生なりにいろいろと悩みがあったり、学校では教えてくれない生の情報を私なりに伝えたつもりではあるが、しかしながら学校や予備校は己のことばかりを考えているせいか、進学に偏差値というありきたりの事ばかりいうそうだ。当の本人にとってそのような数値や進学校はあまり関係がない、ということを実際に就職して仕事をしている大人が理解しているはずなのだが、それを子供におしつけてしまうという現実がまずおかしいと思う。学生が良い学校、有名校に進学すればそれで母校の知名度や名誉が維持できるという理由だけであろうか、学生本人の将来は進学校で決まるという勝手な思い込みがいまだに消えていないようでおかしく感じてしまう。その後図書館に行き、普段読まないような雑誌を手に取り、エアコンのきいた室内でのんびりと過ごした。

今週はお盆明けということで少しはバタバタしそうな気がしてきた。木曜日の午後には2か月毎に集まる地元長岡市の国際ビジネス研究会で30分ほど講演することになったので、その資料作成をしている最中ではある。参加者全員が海外にビジネスチャンスを求めて行動を起こしたいという目的の中、業種が異なるためになかなかすべての参加者様の要望に応えるような講演ができるかが焦点となってきているが、なかなかうまくアイディアが出てこない。しかしどんな情報でも構わないので、何かしらの突破口になるようなお話をすることができればと思い、資料を作成することにする。

印刷の方もお盆前に見積もりを出していた案件がもしかすると今週中に決まるかもしれないので、そちらの方の心の準備をしておこうと思う。新しい案件も入ってくるかと思うが、またどのような週になるかが楽しみで今朝からいろいろと考えてしまう

土曜日の町中

土曜日は午前中に仕事を終わらせ、午後はかなり暑かったので近くの図書館に普段定期購読している雑誌を持参し、涼しみながら読んでいた。家にいれば35度くらいの猛暑だったが、エアコンがきいている図書館はさすがに涼しい、30分もいるだけで気持ち良くなり眠りそうになってしまった。

その晩は幼馴染と町にのみにでかけた。彼は地元長岡市の西神田で焼き鳥屋”悠ゆう”を経営している2代目である。彼なりに悩みがあるのであろう、いろいろと話がはずんだ。彼の店ででるモツ煮がこれまた最高で、私はいままでいろいろなところでモツ煮を食べたが、ここまで濃厚な味はまだほかで出会ったことがない。水を一切いれないということで、どうやって作っているのかが不思議ではあるが、濃厚なモツ煮が好きな方には絶品であろう。

彼なりにこの先どう店を経営していくべきかでいろいろと悩んでいたので、私なりのアイディアをいろいろと話しておいた。人と同じことをやっていても新たなお客は来ないし、かといって既存客をないがしろにするわけにもいかない。その新しいことで何をやるか?で勝負をかけるべきタイミングではあろうし、私も同じことが言えると思った。父親のシルクスクリーン印刷が30年前に開業、そのころから同じことを続けているようで売り上げはどんどん落ちて行ったらしいが、実際には仕事量が減ったというよりは単価が落ちて行ったということで売り上げ減にはなっている模様だ。デジタル化されていない一昔前であれば製版でも多額な金額をとれたのであろう、今はだれでもやろうと思えば製版もできるし、ポジフィルムも自宅で出力できてしまう。

あとはいかに違うことをやるか、他社が見ても面倒でマネをしないような仕事を開拓するかにかかっているように思える。幸いにも私はしんどいことや面倒なことがあってもなんとかやらなければ、ということで仕事をこなすように心がけているので、人が嫌がる仕事や物事をやることに関してはあまり抵抗がない。

昨年導入したパッド印刷にもうすぐ導入され開始する局面印刷、プラス既存のシルクスクリーン印刷を武器に地元新潟県長岡市で唯一柔軟性のある印刷屋を目指そうと決めたのもそう遠くはない過去である

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