印刷ブログ
BLOG

123

今日はタイ、バンコク

金曜の夜遅くにシンガポールからタイ、バンコクに到着した。いつきても思うのが東南アジアの活力ににぎわいである。失礼な言い方かもしれないが決して先進国とは言えないが、現在の日本と比べると人々の活気が違う。

まだまだ成長できるという意味で皆必死に先進国になろうと頑張る意気込みやなんとか生活を豊かにしようという雰囲気が感じられる。日本にいると全てが揃ってしまい安心や安定という方向にすすむ傾向があるが、それとは対照的に感じる。

刺激にもなるしまだまだ私も頑張らねば、という活力をもらえる場として感じるのでありがたい。将来子供にも見せて感じてほしいと思う。

リモートアクセス

今現在シンガポールに滞在しているが、世の中大変便利になったと実感している。

会社とのやりとりでもインターネット経由で無料で通話もできるし、今はリモートアクセスという無料のソフトを使って事務所のパソコンにつなぎ、製版用のフィルムも出力している。一昔前では想像もできなかったし、いろいろとFaxでのやり取りもあるであろうが、今はほとんどがデジタル化され、ネット上で処理ができてしまう。

かと思えば弊社で行っているシルクスクリーン印刷やパッド印刷は全く逆の手法でデジタル等縁も無く、全てが手作業になっている。デジタル化とアナログをうまくあわせてできる印刷の仕事なのでやっていても面白いし、機械が万能ではないということも実感できる。

何千万円も設備投資すればそこそこの機械でいろいろな物に印刷ができるようになるのであろうが、そんな投資をするお金に余裕もなければ、結局は人間の手を使って作業をすることになるので、それであれば知恵を絞り、いかに安くできるか?を模索して印刷をしたほうがよい。自分で考えて作り出した機械や手法であればいくらでも調整ができるし、うまくいかなければ方法を変更すればよい。お金をかければいくらでも印刷はできるのかもしれないが、1000万円の機械をつかって小ロットの100個の印刷を数十円で行うわけにもいかないであろう。

弊社にはすべて手動でできる機械があり、冶具も製版もすべて社内で作れる。お客さんの予算にあわせていくらでも調整できるので、無理な高い価格を見積もることも無いので比較的安心いただいているように思える。

今後も小ロットの依頼がふえるであろうから、知恵を絞りいかに安く綺麗に印刷ができるかを模索するのが弊社の仕事になるとは思う

今はバンコク

別事業の貿易の案件の商談の為に、昨晩深夜の便でシンガポールに飛んだ。途中バンコクでの乗り継ぎがあるので、今はその空港で待機している。帰路はバンコクにもより、そちらでも商談があるので連休をうまく使って数件程の処理をして、週明けには印刷を開始できるように動いている。

世の中便利になったもので、空港の待ち時間でもスマートフォンやノートパソコンを使えば何でも仕事ができてしまう。実際に身体を動かす印刷は現場にいなければできないが、 それ以外はすべて片付けることができてしまう。製版に使うフィルムの出力もデータ加工はできるし、遠隔でプリンターを動かせばどこからでもフィルム出力もできてしまう。弊社は小さな印刷工場という感じで、二人しかいない。母親と私の二人でまわしている仕事量だがどうしてもデジタル系のIT関係の作業は私の仕事になる。こういった外出がある場合はリモートアクセスを使って事務所のパソコンを操作すれば、フィルムが必要であれば出せるし、あとの製版は母親でもできる。

どんどん仕事が増えればパートさんを雇用しなければならないかもしれないが、そうなれば嬉しいニュースではある。弊社は昔から二人での作業に慣れているので、あまり仕事を受けすぎても納期に影響してしまう。だが効率良い手刷りの小ロットを回すことができるので、当分はなんとかやっていけそうな感じだ。

昨日も出発前までに再来週納期のドリンクボトル300本、2工程の1工程目の200本程を2時間程度で仕上げた。あとは帰国してから残りの100本を印刷し、2工程目にとりかかれば週末前までには全ておわるであろう。

ポリエチレン製ドリンクボトルへの名入れが決まった

先日は以前より相談のあった地元メーカー(スポーツ業界では有名で世界企業でもある)さんよりの、ポリエチレン製のドリンクボトルへの名入れ依頼が決まった。納期があるので、来週に始めようと思ったが、少しだけでも始めようと思い、50本ほど進めてみた。

問題なく印刷は開始でき、治具もしっかりとした物を作りガッチリと固定したので、パッド印刷で2-3回重ね刷しようとも全くずれが無い。ポリエチレン製の素材には特殊な加工をしなければインキの密着が悪いので、そちらに多少手間暇がかかる+インキも特殊な物を使うので乾燥が遅い。自然乾燥でも3日はかかるしましてや硬化剤を入れなければならないので長時間の乾燥を要する。インキの希釈率もうまく調整しなければインキののりや出が悪く、作業効率が悪くなるが、昨日の試験段階でそれらのコツをつかんだので、来週の量産刷ではとんとん拍子で作業が進むであろうと思う。

こちらのメーカーさんも地元では思うように印刷できるところがなく、たまたま弊社を見つけてきたようであった。いままでできなかった印刷を開始するようになり、2年経過、お客様を喜ばせる事ができる印刷ができるようになり、私もうれしいし、仕事がくるようになってさらに充実した日々を送ることができている。今回の案件は単価が低く、普通では合わない仕事にはなるが、仕事がなく暇にしているよりは何かやったほうがよい、という事で引き受けた。そういう時に限って急ぎの納期の仕事が連続して入ることが多く、日々残業に追われる事になる場合が多い。マーフィの法則なのだろうか、今までほとんど当たってはいる。

連休もあるので少しはのんびりと行きたいところだが、別事業の貿易関連での仕事があるので今日深夜の便でシンガポールとバンコクに飛ぶことになっている。帰国は月曜の夜中なので、連休明けの朝一からすぐに仕事が開始できるよう、今日は準備に仕事の前倒しでバタバタすることになるであろう

クリヤファイルにスクラッチくじ印刷

先日はなんとも同じような見積もり依頼が続いた日だった。クリヤフォルダ印刷作業中にクリヤフォルダ印刷の見積もり、それもカラー分解等が入る複雑な内容であった。

そうかと思えば朝一でスクラッチくじの印刷の相談も2件ほど別々の会社さんより、それも相見積もりでもなさそうな全く異なる内容であった。今では昔の銀色のスクラッチ用のインキを使わずに、透明な感じの印刷でこすると当たりかはずれがわかるような印刷になってはいるが、どうもその受けがよくないらしい。私も最近スクラッチくじをやる機会があったのだが、どうも削っている感触が無く、当たっているのか当たってないのかが見づらいという部分もあった。大ロットのくじであれば自動印刷ですませるしかないのであろう、小ロットの町ぐるみや小さな団体で使うようなスクラッチくじは昔からある銀色のインキをこするとカスが出てきて削っている感があるものが良いとも言われた。

時代に逆行するような感じもあるが、やはり私は古いながらも銀色のスクラッチの方がワクワク感があってやっていても面白いと思う。手間暇がかかる印刷なのかもしれないが、それなりの感動を与えることはできると思っている。

昨晩は週末にかけて試験印刷したドリンクボトル、それも微妙に凸凹がある物を引き取りにこられた会社さんに説明をして、2-3回パッドを押さなければ希望する色が出ない旨を伝えておいた。低予算で難しいのかもしれないが、もし案件が決まればやります、とまで伝えておいた。本来であればもう少し予算を出してもらいたい案件ではあるが、どうしても落としたい案件なのであろう、こちらとしては協力する事にした。それよりも仕事をしている時が私は一番気分が良いので、いくらになっても仕事を引き受けるであろうと思う。

すごい台風だった

昨日はすごい台風だった。土曜の午後~夜にかけて超特急の米袋両面カラー印刷をシルクスクリーン印刷でなんとか仕上げ、日曜日の展示会にまにあったようでホットした。

そのまま私は妻子に会いに神奈川へ出ようと思ったが、さすがに身体が疲れていたので日曜の早朝4時に出ることにして土曜の11時には寝ていた。

朝起きてのんびりと高速道路を走り、9時前には神奈川に到着、娘が熱を出していたのでそれほどどこにもいかずに、近くの公園で遊んだりしたあと、台風が来ていることに気付いた。気づいてからはもう遅く、急いで夕食を食べ、17時過ぎには東京を出たがすでに暴風雨になっており、高速道路もなかなかまっすぐ走れないまま、なんとか長岡市まで到着、速度もそれほどだせなかったので合計6時間もかかってしまった。普段であれば4時間で到着できる距離が6時間かかったので、体もつかれていたのであろう、そのまま眠り、今朝は早く起きて仕事を始めた。

今週後半は貿易事業の案件の交渉及び納品、検品をかねて東南アジアに行くことになる。木曜の早朝のフライトでシンガポールとバンコクに飛ぶことになるが、それまでに印刷の案件を進めるだけすすめなければならない。現在ある案件は小物、小ロットなのでなんとか終わらせることができるであろうし、連休もあるのでなんとか挽回もできると思う。

123