先日は丸1日をかけてターポリン素材への印刷を行った。カラーで合計6色なので、多少時間はかかったのではあるが、それでも1日ですべてを終わらせ、本日の午後には縫製の作業に出すことになる。インクジェットで出せばカラー印刷等楽なものであろうが、枚数が100枚と多いためにインクジェットでは時間もかかるしコストも高くなるのでシルクスクリーン印刷で仕上げることになる。
カラーであれば何でもインクジェットで仕上げればよい、とお考えの方もまだまだ多いであろうが、実はそんなことはなく、シルクスクリーンで仕上げた方が割安になる場合がある。もちろん写真や繊細なグラデーションを再現したいとなればインクジェットの方が良いであろうが、それでもシルクスクリーン印刷でできない、というわけでもない。そこらへんの使い方をうまく調整すれば安くて良い印刷物が予算にあった金額内で完成できる、という部分を説明しなければならない。
今日の午前中は地元某サッカーチームの小物であろうか、サンプル印刷があるので、そのアルミに塗装がしてある素材に3色印刷をすることになる。上手くゆけば量産化となり、チームのファンが購入すればするだけリピートの注文が来ることになるので、面白い印刷になるであろう。それなりに強度のある印刷をしなければならないので、当粗面との相性をみながら印刷することになる。
いろいろな被印刷体への依頼が入ってくるので挑戦の毎日ではあるが、面白い日々を過ごすことができて幸せを感じてはいる