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表札に名入れ

昨日は進行中の印刷がほぼ終わり、多少のんびりできた。まだ数件残っているがデータ校正が終わっていない為に製版ができない。多分今日の午後には完了し、そのまま製版をすれば明日には刷りだしができるであろう。旧からは流れの某メーカーのプラダンの名入れが何千枚と来るので、そちらに集中することになると思う。

昨日はタイル素材に名入れを行った。表札に使う物であったが、こういった案件はなかなかない。多分販売店の方でインクジェットで行える素材をあらかじめ用意しているのであろうか、カッテングシートで済ませるのかもしれないが、タイル素材に印刷ともなればそれなりのインキに硬化剤を入れて密着させなければインキが天候によって剥がれたり落ちてしまう。どんなインキをどんな素材に使うのか、というのはメーカーに問い合わせるかHPを見ればすぐにわかる事ではあるが、これが毎回当たっているとは限らない。素材によってはいくつもの原料を混ぜ合せたり再生材料を使ったりしているので、全く見当はずれの場合もある。

世の中インクジェットで印刷ができるようになっても、決して万能ではない。いくら高価な機械を使っても印刷できないものにはできない事があるし、平面で紙であれば問題はないであろうが、形ある物となればお手上げになってしまうのがインクジェットである。最近は凹凸面でも何でも印刷できるというインクジェットが出てきて、一度見たことはあるが、高価な機械なのでそう簡単に導入はできない。治具作成するにも専門の物を作ったり小ロットではわりに合わないような機械であったので、当分の間は機械に仕事を取られるということはなさそうだと感じた。

全てが機械化されようとしている印刷業界、ボタン一つでだれでも印刷できてしまうようなものまで出てきてはいるが、やはりいまだに手刷り、アナログな仕事をこなさなければ柔軟に対応はできない。機械任せにすればそれだけの初期投資や保守費用がかかり、機械が故障すればそれだけで作業が止まる。その点弊社は全て手刷りの機械任せではない印刷工程になるので、たとえ停電が来ようと怖くもない。晴れた日であれば外に印刷台を運びだし、空の下で印刷をすることもできる。(さすがに冬場は寒くてできないが) 空の下の方が色の出具合が確認しやすくベストではあるが、塵や埃を考えるとやはり外はあまり好ましくは無い。時間に余裕があれば外でもできるようなシステムを構築したいと思う。乾燥も太陽の光と温度を集積できるような箱を作れば自然のエネルギーで乾燥ができ、電気代も節約できるであろうbaba

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