印刷ブログ
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実はかなりマニアックな世界

シルクスクリーン印刷やパッド印刷を行っていると機械ではできない印刷、を持ち込む印刷会社さんが多い。オフセット印刷やインクジェット、グラビア印刷など、機械をセットしてしまえばあとはどんどん印刷される機械になれている方であれば、シルクスクリーン印刷の手刷りやパッド印刷の手刷りを見た事が無いという。

弊社は全て手動、半自動のシルクスクリーン印刷機もあるが全く使っていない。大昔はロット数が1万枚以上のものが継続して出ていたときには使っていた機械ではあるが、今は海外製造が主流になっているのでそのような大きなロットの印刷はめったに出ない。出たとしても1年に1回程なのでわざわざ機械をセットするよりはそのまま手刷りで仕上げてしまう。そのほうが時間的にも短く済むからである。

手刷りをご覧になったことが無い方に印刷方法を説明するのだが、なかなか理解するのが難しいようである。どうしてもインクジェットと似たような発送をしてしまい、ボタンを押せばあとは自動でやってくれるのであろう、という想像になるが、実際は製版から治具作成、位置合わせに色合わせ、そして刷り始め~となる。その間にも素材の下準備があったり、箱だし等、様々な用意があるので、納期を説明すると驚く方も多いが、印刷案件がこんでいる場合はどうしても長めの納期をもらわなければならない。それでも弊社は自営業なので時間の調整はできる、週末も使えるので短納期対応が可能となる