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極寒の中のパッド印刷 3度押し

先日は大きなベニヤ板の印刷の1工程を行い、冬場の乾燥に時間がかかるので、その間入ってきたパッド印刷の案件を行った。

こちらは以前も手掛けた物で、ポリプロピレン素材に黒1色の印刷となる。インキも、治具も全て把握しているので、セットと25個の印刷で1時間ほどで完了した。しかしながら、昨日一昨日の寒波でいくらストーブをつけても作業場の気温があがらず、ほぼ0度の環境下で印刷を行った

0度と湿度30-40%程なので、パッド印刷の環境としては好ましくない。ベストは20-25度、湿度60-70%程であるが、そんな環境を備える程悠長に待っているわけにもいかない。インキの希釈と遅乾溶剤の調整で印刷はできる。これならば北極での現場印刷も可能かもしれない(笑)

今回の印刷はベタ面があるので、パッド印刷の不得意な分野ではあるが、3回パッドを押すことにより解決できる。上が1回目、下が3回押した後の黒ベタ、違いがはっきりと出てきました。物によっては5回程押す場合もありますが、デザインによってにじみが出るので、2~3回程がベストかと思います。

パッド印刷はいつも試行錯誤、これほど面白い印刷はありません(笑) 仕事を楽しくできる私は幸せ者かな?!

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