印刷ブログ
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陶器へは完璧ではないが、、

陶器のコーヒーカップやマグカップへの小ロット印刷はどうしても回転シルクスクリーン印刷、又は印刷面積が小さければパッド印刷で行う事になる。

よくあるガラス瓶やマグ、お猪口等はそれなりの専用のインキと高温窯があり、600度くらいまで温度を上げインキと陶器を一体硬化させる方法となる。そのような手法で100個や50個の小ロット印刷はどうしても受けてもらえないと思う。(通常の回転シルクスクリーンやパッド印刷でも50や100はかなり受けたがらない場合が多い。。。)

弊社は小ロットを得意としている、高温の600度の釜は無いが、それなりに密着するインキを使い、70-80℃くらいで焼き付け、必要であればストーブで焼き付けすれば100℃を超える。

セイコーアドバンスの#1000インキ、又は1300や1600という高性能のインキもあるらしいが、そこまで必要か?という感じもある。弊社では通常#1000インキと硬化剤を使い印刷している

600℃の一体硬化型はいくら洗っても落ちないが、シルクスクリーンでやった場合は長年使っている間にだんだんと落ちてくる。それを承知でも問題がなければ印刷は可能だ。しかし何年、何回使えば落ちてくるのか、、、という質問に対してはお答えすることができない。どんな洗剤、使用環境によって異なるからだ。印刷後の乾燥の経過日数にもより密着度は異なる

ロット数と予算があれば専門の業者に依頼すれば良いであろうし、ロット数が少なければシルクスクリーンかパッド印刷での対応がベストだと思っている。

写真はパッド印刷で試験、かなり強く爪でこすると剥がれるが、そこまで強く引っ掻く人もいないであろう、、、という力で引っ掻き続けた結果となる。 

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どうなるか2015年

毎年、いや毎日の事ではあるが自営業としては明日の飯を食えるのか?という部分が気になる。仕事があればそんなことは全く考えないのだが少しでも仕事が切れると大丈夫なのかと心配になる。

しかしながら今までの経験であれば何かが重なって一気にやってくることが多い、それに備えて普段からスタンバイしておけば良い、という考えに至っている。落版の作業や場内の掃除、パソコンのオーバーホール、備品の確認等、印刷の案件が無い時にしかできない仕事もたくさんある

いつかは何かを売り出したい、自分の商品を作ってそこに印刷をして売りたい、という事もあるが、何を売れば良いのか?でいつも悩んでいる。何かを見つけ出す為に常にアンテナを張り巡らしているつもりだが、、

小正月が明け少しのんびりしている感じだが、1つ1つやることをこなして、いつでもどんなときでも動けるようにしておこうと思う。今週末は比較的ゆっくりとできそうなので子供を連れてどこかにでかけようと思っている

ダンボールに印刷

ダンボールに印刷依頼があった、通常はインキジェットで出せる?!のかもしれないが、弊社には無い。

かなり大きなダンボールなので1個インキジェットで出せたとしても数千円にはなるであろう。色数も少ない、枚数も3枚に増やすことになったらしいので、それでは弊社でシルク印刷してしまおうかと思っている。

ダンボールはロット数を多くして印刷していると思うが、小ロットで印刷してもらえる場所が少ないのでは?と思う。そんな試にもなるのでコスト度外視でやってみることにする

3連休が無事に終わった

3連休はあっというまに終わってしまった。前半は全く何もせずにだらだらと過ごしてしまったが、後半は上京して昨晩戻ってきた。

関東は快晴、新潟は大雪、ほんの200km程度の違いでもここまで異なるかと驚かされる程の違いではあった。

今日からまた気を引きしめて仕事を行う、特に切羽詰っているわけでは無いが、何かしらやることはある

ボトルとマグカップのサンプル印刷

計4種類、マグが2種類、タンブラーが2種類、個数は1個、極小ロットとなるが、サンプル扱いとなった。

クライアントとしては仕上がりを見たい、というのは当然の事であるのでサンプル依頼を出す。しかし回転シルクスクリーン印刷という事を考えるとサンプル1個に費やす時間がかなりかかる

まずは版を作製、治具を作成、そしてセットアップ、印刷(途中ダメであれば調整、再度印刷)、そして洗浄。

4種類すべて異なる成形物なのでこれを4回繰り返す。幸いタンブラーは長さが違うだけで直径が同じだったので治具を共通で使えた。マグの方は形が異なったので微調整をしたが、それでも治具は合計で2個でなんとか間に合った。

いつもであればいろいろと調整が出るのだが、今回は驚くほどラッキーにスムーズにできたので、治具作成~サンプル完成まで2日ですべてを終わらせることができた。

極小ロット、回転印刷、マグカップやタンブラー、1個よりサンプル印刷可能です。お問い合わせください

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単価の安いものはまとめて印刷

先日は昨年末に依頼された小さな丸い形の物に印刷を大量に行う仮受け治具とテストをやってみた。

1個1円以下の単価となるので、1つ1つ印刷していては日本の人件費ではとうていできない案件となるので、1回で大量に印刷できるような工夫をしなければならない。ひとまず簡易の治具を作って試作してみたが、データフィルムと受け治具さえ精密に作れば問題なく印刷ができることは確認できた。

端の部分は印刷ができていないが、これは受け治具を改良すれば解決はできる。あとはデータと実物をしっかりあわせてフィルムを作ってもらえばOKとなる

あとは1回で何個刷れるかを模索するわけではあるが、恐らく500-600個はいけるかもしれない、という感覚をつかむことができた。インキの密着は完璧ではないが、それ程の耐久性を求めているわけではないらしい

本日打ち合わせがあるが、そこでいろいろと次の段階を話すことになるであろう

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ウィスキー

印刷とは関係のなさそうな表題かもしれませんが、いつも感じるのが高級なウィスキーやレアもの、そして日本酒で言えば純米大吟醸のような高価なお酒に安っぽいラベルが貼ってある

せっかくの商品をラベルで台無しにしてしまっているような感じがしてしまうが、恐らく小ロットでボトルに直接印刷してくれる印刷会社がいないのではと思う。いたとしても価格が合わない、インキが付かない等、いろいろな問題があるのであろう。

弊社では以前試作ではあるが日本酒の4合瓶に3色印刷を行った。1色であれば簡単だが、重なりが無い3色で試作をしてみたら、やはりラベルとは違う高級感が出ている。ウィスキーのカスク番号やシリアルを1つ1つ印字するのは大変ではあるが、それもパッド印刷でやればなんとかなってしまう。

同じような商品を売り続けていては勝てない、どこかしら異なる事をやらなければ目立たない。そんなところで印刷が活躍してくれると思う。

因みに写真のウィスキーは知人に頼まれたものではあるがだいぶ値段が高いものだ。マニア向けと言ってもよいのかもしれない

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コクヨファイルに印刷

写真のような一般に売られているコクヨファイル、100円ショップでもあるとは思う。こちらの表紙と背表紙に印刷。

数が多ければ手書きやシールよりは直接印刷したほうが手間暇が省ける場合もあります。もちろん印刷は2工程ですが、治具さえしっかり作れば難しい印刷ではありません。

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通常モード

先日より通常モードになっている、特に難しい印刷が待っているわけでは無く、リピートの案件が数件ほど。これが終われば何があるかがわからないが、いろいろな案件でチャレンジしたいと思う。

週末は3連休となるが今のところは週末を返上して仕事をしなければならないという感じではないが、この先どうなるかわからないのが自営業。さて今日も頑張ります

ポリアセタール素材

年末に依頼のあったテスト、ポリアセタールとPP素材への印刷だが、やはり下処理を行わなければインキが密着しない。

左側は下処理を行っていない状態、右側は液体での下処理(コロナ処理等は弊社では設備が無いのでできない)

案の定下処理をしていないインキは爪のひっかきで剥がれてしまったが、下処理をした方は問題が無い。

しかし問題は個数、仮に受注が決まったとすると何千もの個数になる。それを全て下処理、そして単価はなるべく安くという事なので果たしてあうのか?という部分だが、一応結果だけはお伝えしようと思う。幸いにも1回使えば終わりの使い捨て素材なのでインキの密着度はそれほど気にはしていないようである。

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