印刷となればデジタル化でボタン1つで何でも印刷できる、というのは紙媒体の事で、それ以外の成形物はそう簡単には行かない。
最近は紙以外の物にもインキジェットで印刷ができる機械が出てきているが、それでも安くは無いし万能でも無い。
セットしてボタンを押してはい出来上がり、という程簡単になってしまえば私は印刷業を廃業しなければならないであろう。
機械は所詮人間が作ったもの、最後は人間の力と知恵がが勝つことになるし、最後は人間が解決することになる。シルクスクリーン印刷やパッド印刷を行っていると常日頃感じるが、やはり機械ではできない案件が世の中多い。
季節、温度、気候によりインキの希釈も違い、目詰まりも異なる、ましてやパッド印刷ともなればインキの転写の加減も異なってくるので、なかなか厄介だ。それを毎日楽しみながら試行錯誤し、解決しているのがアナログの印刷業となる
いかに創意工夫を楽しめるか、知恵を絞るか、それが一番肝心な部分と言っても良いと思ってはいる