昨晩の夜中12時まで、サンプル依頼のあった1つ1つ異なる素材に1つ1つ異なる色でいろいろな印刷を行った。
パッド印刷からガラスの回転シルクスクリーン印刷まで、様々であったがなんとか終わった。パッド印刷の方はまだ課題が残っているが、こればかりは100%解決には至らなかった。どうしてもインキ膜が薄いという弱点がパッド印刷にはあるので、それをどう解決するか、細かい細い文字等も含まれているので何回も重ね印刷をすると滲みがでてしまう。更に手刷りなのでミクロ単位でのズレが出るとすぐにわかってしまう。
1つ収穫があったのが100円ショップで売っているようなガラス製のコップに1000インキで印刷、硬化剤をいれて120℃くらいで焼き付けをした。そのご剥離をしてみようと強力な溶剤でゴシゴシと何度も擦ったがいっこうに落ちない。かなり頑固に密着してしまい、サンプルで2か所刷ってあり1か所は剥離試験用だったが落ちなくなってしまった。
どうしようかと最後の手段はカッターでインキを削り落としてなんとか元通りにもどった。幸いにもガラス素材なのでカッターで削ってもキズなどが残らない。ここまで高温で焼き付けを行ったのは恐らくあまりないが、完全な密着になっていたので、良い結果だとは思う。しかしながらガラス素材はそれ専用のインキと硬化をしなければならないので、完璧な密着を希望する方はガラス専門の印刷屋さんに問い合わせた方が良いかもしれない