線が細かったり極端にかすれそうなデザインなど、さまざまであるが、そういった場合はあらかじめ製版の前にデータを加工しなければならない。
加工すると言っても人間の目で見たくらいではわからないほどのコンマ.0何ミリという細い調整になる。それでもパッド印刷の場合はこういった細かい調整で版の出来具合が異なり、そして仕上がりの色の出具合も異なってくることになるので重要な作業の一部でもある。
通常最初は普通に製版、そして試刷り。そしてデータ加工・調整してから再度製版をすることになる。パッド印刷の版は落版ができないタイプなので失敗した製版はコストとしてのってしまうので慎重にやらなければならない。
綺麗にできない時は4回も5回も製版を繰り返すことがあるが、そういった場合はコストがかかってしまう。しかしそれを請求書にあげるわけにはいかないので、ロスが多い印刷もあればロスが比較的少ない場合もある。最近は露光機を変えたので製版が比較的失敗せずにできるようになってきた