印刷ブログ
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白を白く

通常印刷と言えば皆様想像するのが紙に印刷、 紙は白なので白を印刷することはあまりそうぞうされない

弊社のような成形物にシルクスクリーン印刷やパッド印刷をする場合、素材の色が白で無い場合が多い。

白1色という指定があっても素材の色が濃い色(茶、黒等)の場合は白が負けて白くならない。何度も重ねずりすれば白にはなるが、それができる場合とできない場合がある。

メッシュを粗くする、インキを変える等、いろいろな方法で再現することができるが、白100%にはなることはない、恐らく頑張っても99%という感じかもしれない。

naka

100線のパッド印刷

シルクスクリーンでは線数が多い印刷は難しい、もちろんUV印刷になれば可能ではあるが、コスト等を考えるとあまり決まりそうな案件でも無い。

その点パッド印刷の場合は線数が大きくなっても印刷ができるし、綺麗に再現ができる。写真はわかりずらいが100線の印刷をパッド印刷にて行った。上の方はベタなのでその下のぼかしを出す部分を100線のデータで製版、印刷してみた。ベタと線数の多いのを一度に印刷、酒のグラスに印刷となる。

ベタの部分は印刷面積が大きくなるのでどうしてもムラが出る。多少無理な印刷面積を再現することになっているので、ベタの部分の完成度はあるていど了解を得ている。本当に綺麗に再現となればベタ部分と網部分の2工程、又は網の部分の横幅を小さくしなければならない(今回はパッドの角度で最大限の120度くらいのアングルで無理やり印刷をすることになった)

網点(グラデーション)のパッド印刷、可能です。

sensui

版を作らないで印刷する

シルク印刷では必ずしも版を作らなければならない、という事は無い。

ベタ印刷の直線の場合など、わざわざ版をつくらなくともテープで目止めすればOKである。表面は養成テープで目止め、裏面からはセロテープで目止め。裏面をやらないと直線が綺麗に出ない。

もちろん版を作った方が線が綺麗にでるが、版をつくる手間暇やコストを考えるとつくらないときもある。特に予算がない案件などの場合は製版をしないで処理することが多いが、やっぱり版は作った方がやりやすいし綺麗にできる

ベタ印刷が一番難しい、と感じるのは恐らくどこのシルク印刷屋さんも共感することだとは思う
hannashi

酒グラスへパッド印刷

サンプルを依頼されていた酒グラスへのパッド印刷名入れ、無事できあがったので、これから量産となる。

使用するインキは1690Nというセイコーアドバンス社の1000インキよりも更に高性能、=高い、、、しかし酒グラスを何度も洗浄するということを考えるとこちらのインキで印刷し、150℃焼き付けを想定しなければならない。

幸い個数も多いし恐らくリピートもくるであろうという案件なのでインクを1缶とっても問題はなさそうだ。高性能インキということもあるのであまり長く在庫はしたくはなく、できるだけ使い果たしたいが、800gもあれば恐らく何年ももつであろうと思う。

左右の寸法が大きいのでパッドを押す時にもコツがいる。さらにインキの希釈にもきをつけなければならない案件なので神経を使う事になるであろう。

ガラス製品への名入れ印刷、小ロットで可能です
1690N

パッド印刷は治具が命

マグカップ60個程に異なる3色の印刷を行った。色を変えるのは簡単だが、色を出すのに一番時間がかかったかもしれない。印刷している時間よりも色出しが一番長かったような気がする。

パッド印刷の弱みはインクの膜がシルク印刷と比較すると薄いので、今回は2回パッドを押すことにした。デザインが細かいので少しのズレでもわかってしまう、陶器なので幸いやり直しができたので、ズレがでたものはすべて拭いた、やり直しをした。

その際に一番重要といって良いのが治具で、マグカップが絶対に動かないように治具をつくらなければならない。少しでも動けばズレ、滲みとなる。小ロットの治具なので金属加工でつくるわけにはいかない、これがロット数がおおく続く案件であれば金属で作ればまずずれる事は無い。

最後に約130℃前後で1時間ほど焼き付け、ちょうど他の案件のガラス製日本酒カップの焼き付けもあったので、一緒に釜にいれて焼き付けをしておいた。

治具が命、パッド印刷では欠かせないツールの1つだ

jigu

マグカップへの小ロットパッド印刷

以前サンプルで出した案件、1つ決まった。市販のマグカップへ1つのデザインで3色、各20個くらい。

パッド印刷でこれはかなり小ロットになると思うが、弊社では可能。印刷したあとは高温で焼き付け、およそ120-130℃くらいで1時間ほど。インキはがっちり、もちろんガラスや陶器専用のインキとは異なるがこの小ロットではシルクスクリーンのインキを使うしか方法が無い。

もちろん60個くらいの小ロットで陶器専門の印刷と焼き付けができるところがあればそこに頼めば良いのだが、、果たしてそのような印刷会社があるのかがわかりません。

小ロットのノベルティ印刷、いろいろとできますのでお気軽にお問い合わせください。その際にご予算も添えていただければありがたいです

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ナイトライダー

ハイ、印刷とはまったく関係ありません、、、 週末は遅めのGWということで妻の実家に帰省した

車で都心まで往復したが、帰路の高速道路で懐かしいアメリカのドラマ、ナイトライダーのナイト2000のレプリカが走っていたので、途中のPAで降りるところを追跡し、写真を撮らせてもらった。

ナイトライダーと言えば私の人生を変えてしまう程の影響があったドラマなので、ついうれしくなってしまった。

こんな車がもしかするともう近い将来に出てくるかもしれない。自動運転、ジャンプにいろいろな機能。自動運転も2020年までには出てくるかもしれない。

世の中の変化が激しい、いろいろなテクノロジーが出てくる、しかし印刷はアナログの方がどんどん需要がふえているような感じがする。アナログの手刷りのシルク印刷、パッド印刷、回転印刷等。小ロットの印刷が増えている。

どんなロット数でも構いません、小ロットの印刷お問い合わせください

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またまたタンブラーに名入れ印刷

いつも依頼をされている方よりタンブラーに名入れ印刷依頼があった。まずはサンプルで3種類を2個ずつ。

なので合計は6個という小ロットになるが、いつもやっている同じタンブラーなので治具はほとんどできている。製版と位置合わせ、あとは印刷するだけだ。昨晩行ったが3種類、6個で2時間くらいで仕上がった。

恐らくここまで早く仕上げるところは無いであろうと思うし、この小ロットサンプルの印刷をうけてくれる印刷会社もなかなかいないとは思っている。

小ロットのタンブラー印刷、サンプル印刷等、お気軽にご相談ください

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GWが明けた

長かったGWの休み、ところどころ仕事をしながら適度に休んだGWだったとは思う。行楽地はどこも混んでいると思ったので高速道路ものらないで行けるような近場でのんびりと過ごした。

日本列島が大移動する連休にわざわざ混んでいるところへ出かけてもかえって疲れるだけなのでそういった場所はなるべく避けるようにして山菜取りやローカル線等、あまり人が行かない場所を選んだ。おかげで疲れる事も無く無事に連休を終える事ができたと思う。

今日からはまたいろいろな試作やテストがまっているのであっという間にくる週末ではあるが気を引き締めていこうと思っている

濃い蛍光赤と言っても。。。

あるデザイナーの方の個人の作品に印刷。黒は機械で出したそうだが、蛍光色は出せない。よって弊社で印刷。

いつもいろんなポスター案件を持ち込んでいる方なので予算などはあらかじめ提示してくれる。今回はかなり厳しい予算だがGWの1日をつぶして仕事をした、と思えばというのりでやってみた。私は2日も休みが続くといてもたってもいられない性格なので仕事をしている方が楽しい。

そのクライアントの方の依頼で濃い蛍光赤にしてほしいと、、、濃い、、、人により濃さが異なる。DIC指定もないしGW中で休み、、、もうこちらの感覚で色を出すしかない。おおよそイメージはついているのでそれなりの濃い蛍光赤を出して印刷。見た目は赤でも 透明(メジューム)+赤+蛍光赤の3色をかけあわせている

上から薄い蛍光赤、真ん中の蛍光赤、そして一番下が濃い?!蛍光赤。 ちなみに左は蛍光ピンクです。これも濃い蛍光ピンクかな。。。モニターによっては何がなんだかわからない色かもしれませんね(笑)

蛍光色のシルク印刷、お問い合わせください
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