印刷ブログ
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アルミアルマイト製品への印刷

アルマイト加工されたアルミのポケットライト、海外の製品だが特に問題はなさそう。

アルマイト加工されているので1400Nインキが最適ではあるがそこまで弊社には在庫が無い。恐らくSG740の硬化剤で問題なく密着はするであろうし、小ロットなのでインキを1缶注文するわけにもいかない。

SG740は汎用性のあるインキなのでほとんどの場合はこのインキで対応するようにしている。白1色なので1690Nでも可能だとは思うが、もう少しテストしてからどのインキを使うかを決めたい

今回はライトの本体に名入れ1か所、蓋部分に1か所、蓋部分は細かいデータなのでパッド印刷で1回、本体部分は太いロゴ風のデータなのでパッド印刷で3回重ね印刷。より白が白くなっている。

黒い素材の場合は白が弱い、そのため何度も重ね刷しなければならないが、治具をしっかり作成すれば重ね刷をしてもずれる事が無い。

Futablog

いつまでも乾かない

ガラスの被印刷体に関してはセイコーアドバンス社のインキの場合、1000シリーズがリストにのっているが、1690Nシリーズという高性能のインキもある。

自分なりに比較してみた感想としては:

1000シリーズ:  粘度が高く使いづらいが臭いに関しては我慢できるレべス
1690Nシリーズ: 粘度が程よく印刷しやすい、密着度及びインキの膜も1000シリーズに比べると厚め?しかし             臭いが独特で長時間作業する場合は少々頭が痛くなる

全くの個人の感想なので実際のメーカーの見解とは異なるかもしれないが、1690Nは高性能?らしきインクなのでその分刺激臭が大きい。インキを混ぜているだけでも少々気分が悪くなるくらいだが、そこに専用の硬化剤を入れるともっと頭が痛い。マスクか何かをしなければダメだと感じたが、そこまで頻繁に使うインクでも無いのでいまのところは気にしていない。

2日前にパッド印刷でベタを刷った物を今朝触ってみたがまだインキがべたべたしており、乾いていない。やはり1690Nは高温焼き付けタイプということが分かった。今はサンプルなのでOKだが、本番はガラスをアルコールで事前に拭き、表面の脂を落としてから印刷しなければ本来の性能が引き出せない。

印刷工程だけを見ていると単純かつ簡単に見えるが事前のセットアップ、表面の処理、乾燥後の箱詰等、いろいろな作業が関わってくる

1690

パッド印刷でベタを刷るのは難しい

パッド印刷で何が一番難しいかと言えば、治具の作成もある意味難しい部分ではあるが、ベタ印刷だと思っている。

シルクスクリーンのインキの膜厚はパッド印刷と比較すると比較的厚いので、ガラス製品等に使うエポキシ系のインキを使うと指で触った感触が感じるくらい盛りが厚くなっている

その反面パッド印刷は樹脂版にある凹版にあるインキをシリコンパッドでひろい、それを被印刷体に転写する事になるので、どうしてもインキの膜が薄くなってしまう。どれだけ薄いかと言われれば計測できるわけでもないのでわからないが、おおよそシルク印刷の1/3~1/5と言われている。

ベタの場合はムラが目立つ。版の隅から隅まで均一にインキがのっていなければすぐにわかるくらいベタ印刷は難しい。ましてや成形物が透明の場合はもっと難しく、少しのムラでもわかってしまう。

製版が綺麗にできて、インキの希釈、そして転写のタイミングがちょうど良くなったところでパッド印刷のベタ印刷が初めて綺麗にできた、といえる状況になる。

パッド印刷のベタ版を作る時の露光時間も工夫しなければならない、試行錯誤にあれこれ何度もやってみていろいろな結果が出た中で最適な版を使う事になる
glass-beta

ラワンベニヤ板に大きなシルクスクリーン印刷

恐らくこれは弊社ではかなり大型の案件になっていると思う、継続して出る商品なので一度に何枚も刷らなければならない。

二人がかりで全身を使って印刷するので、その日の終わりには身体の節々が痛くなっている場合がある。しかし良い運動にもなるので、おなかも空いて食事が美味しい。

ほぼ1mx1mくらいなので、スキージも大きなものを使いインクの消費も多い。2週間ほどでようやく全部仕上がる、色は各タイプ4-5色の重ね刷のカラー。

大型のベニヤ板への印刷、お問い合わせください
beniya

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