日曜日は地元長岡市で企業ボランティアという形でシルクスクリーン講座を行った。参加者はなるべく皆さんに体験いただくよう、12名に絞り、2つのテーブルにわかれて行った。
年齢層は高めだったが、中には実際にシルクスクリーンの印刷を商売としてやろうと検討しているかたもいるように思えた。恐らく日本全国を探してもこのように技術を教える・伝承するような講座や企業はほぼ皆無といっても良いと思う。ただ1社だけ私にパッド印刷や印刷の面白みを伝えてくれた方がいる、私は勝手に師匠だと思っている。
技術を教える=競合が増えそして自分のお客さんや事業が奪われてしまうのではないか、と感じる方もいるかもしれない。私はそれはそれでよいと思っている、日本全国のすべての印刷をうけれるわけでもなく、そして大企業に成長できるような産業ではない、と思っているところがあり、そして大企業が参入できない分野だと認識している部分もある。
プラス相当な忍耐と努力が必要な分野だとも感じているので、挫折する方も多いとは思っている。げんに私も何度の徹夜を繰り返しながらいろいろな技術や印刷方法を習得してきた。時間給でなんだといえる商売ではなく、創意工夫と忍耐力、時には発想力がものをいうものだと自信を持っていえる。
今回の講座は初めての試みであったが、またやってみようと思う。次回はもっと少人数で細かい印刷や技術を披露したいところではあるが、ある程度は見せる部分と見せない部分を区分けしようと思っている
http://www.machicam.jp/course/2015/kigyo-04.html