印刷ブログ
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イソホロンという溶剤

PPのケースに沢山印刷する案件があるが、PPインクは乾きが早く版の目詰まりが多い。毎回洗浄していると手間だが、どうしても連続印刷ができない。もちろん設備投資をしてUVインクにすれば解決はできる、しかしその設備投資が回収できるかと言われればわからない。

バブル時代であればメーカーの方も先が読めてある程度のコミットはしてくれたのかもしれないが、今は世界経済に左右されるおかしな時代になっているので、誰もコミットをしようとしない。つまり在庫も持たなければフォーキャストも出したくなくなる時代になっている。

弊社のような零細企業もリスクはとれない、銀行借入をすればよいのかもしれないが何かがあったときのリスクを考えると自分で難儀な思いをしていつでもリスク回避ができるようにしなければならない。

T-950というメーカー推奨の一番乾きの遅い溶剤(=目詰まりがおきにくい)を使っていたが、それでも効率が悪かった。

イソホロンという溶剤をPPインクに希釈して印刷をすると超遅乾溶剤よりさらに乾燥が遅い、つまり目詰まりが起こりにくくなる。昨晩イソホロンとPPインクを混合して印刷、インクの剥離テストを行ったが問題なく合格という判断になった。目詰まりも少なくなり、多少なりとも連続印刷が可能となり、効率がよくなったことは嬉しい結果かもしれない。

しかし被印刷体が変わったら必ず密着試験を行わなければならない溶剤だとは思う

isohoron

アルミアルマイト製のぐい飲みお猪口

アルミアルマイトされているぐい飲み風のお猪口にまずはサンプル印刷。 これは私が住んでいる長岡市の企画商品でもあり、5月までにサンプル仕上げが要求されている。いまのうちに治具をつくってテストをしておけば、本番はすぐにとりかかれるようになる。

側面と底面となるので、2行程、色は1色で同じなので比較的やりやすい。まずは側面を回転シルク印刷にて、今日は底面を平面シルク印刷でテストしてみるが、段差がありぎりぎりまでの印刷なのでもしかするとパッド印刷の方がよいかもしれない。

側面がシルク印刷なので色合い・色の濃さや強みを統一するということで底もできれば平面シルク印刷にしたいが、ぎりぎりで駄目であればパッド印刷に変えるしかない

世間は祝日でのんびりしているとは思うがあいにくの雨なので私は仕事をすることで時間をすごすことにした。その分来週のゴールデンウィークは2日ほどのんびりしようかと思う。

アルミアルマイト製品への印刷、小ロットから可能です。お問い合わせください

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ショットグラスへの極小ロットを無事納品

依頼者様よりブログへ掲載許可をもらったのでそのままの完成写真を載せることにした。

内容は市販のショットグラス6個という小ロット、側面に1色、そして底面に1色だったが、底面にメーカーらしきロゴの堀り加工がありあまり綺麗にパッド印刷ができなかった。ということで側面の回転シルクスクリーン印刷1色のみで終わらせ、無事納品となった

依頼者様いわくあまりにも小ロットすぎてどこでも断られたという。なんとなく理解はできる、6個という小ロットのために回転シルク印刷の機械をセットアップしてくれる印刷会社などまず全国には皆無だとは思う。仮にあったとしてもとんでもない金額になるとは思う。

弊社にはその強みがある、小ロットでも予算にあわせてセットアップを行い、回転シルク印刷の機械で印刷すると同じ印刷ができる工夫がある。

全国にはこういったやりたくても印刷会社が対応してくれない案件が多いと思う、私はそういった小ロットの案件を進んで引き受けられるよう体制を整えることができた。小ロットの案件、どんどんお問い合わせください

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PP製のメニューブックに印刷

これは以前も行ったが、地元で新しく開店した飲食店のメニューブックの表紙と裏側にシルク印刷だ。数量もそれほどの大型店舗でもなくチェーン店ではないので、30部ほど、昼のメニューが新たに始まるとのことで追加で昼用のメニューで20部がきた

昼を開店させる=売り上げが欲しいのかお客さんからの要望なのかはわからないが、一度いってみたら結構繁盛しているお店ではあった。しかし夜だけという贅沢もいっていられないのかもしれない、それなりの賃料に人件費もかかる、食材を活用しなければならないのでランチ営業になったのかもしれない。

メニューブックは中国製の素材、合成皮革っぽいがPPとなっていたのでPPTインクで密着する、以前もやったのでそのまま印刷、今日は裏面を仕上げれば明日には出荷できる。文字類が細かいので恐らく3個~5個印刷したら版を洗浄しなければならないであろう。こういった手間隙を惜しまずにやることが弊社の強みともいえる。

小ロットや他社で断られた案件、まずはご相談ください
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高さ20cmほどあるアクリル成型物に6色印刷

高さのあるアクリルの箱2個に6色のシルク印刷を行った。見た感じいけると思いやってみた案件だが、、、ふたを開けてみればこれは大変だった。

形になっていない状態であれば恐らく半日もあれば全て終わったかもしれない、しかし高さ20cmほどになった抽選箱のような正方形のまま納品されたので、それに合わせる版や高さを調整する印刷セットアップで何日もかかってしまった

一番難しかったのがグレーと黒のあわせで、ほんのコンマ何ミリのズレでも目立ってしまう。ましてや高さを20cm以上に上げるシルク印刷のホールド台を固定するジ具作成にも時間がかかってしまい、とりかかりから3日かけてやっと終わらせる事ができた。

連続印刷もできないので、1つ1つ印刷が終わっては洗浄し、セットアップを繰り返し終わったので時間がかかってしまったが、出来上がりはよかった。

いつも思うことだが成型物が持ち込まれるまではなんともいえない、簡単な場合もあれば逆にものすごく難しくなってしまう場合もある。見積もりどおりには進まない仕事が多いので参ってしまうときもあるが、こういった難しい案件をやり遂げたあとはすっきりする。

明日からまた別の難しいそして細かい小さな印刷のテストが始まる、こちらも綺麗に出来上がればまた嬉しい案件になるであろう

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無事に終わった

極小ロットだった6個のショットグラスへ白1色の回転シルク印刷、そして高さのある成型物へのグレー・黒の重ね刷りがなんとか週末中に終わった。

ショットグラスは1色だが、高さのある成型物はあと3色のこっている。しかしのこりの3色は重なりがないので、ズレもきにならないし、印刷面積も狭いのですぐに終わるだろうと思う。重なりのあるグレーと黒が一番大変だった、幸いにも失敗しても消せる素材だったので、なんとか安心した。2回ズレが出て納得がいかなかったので、版を調整、3度目はズレがでてもわからないように調整と工夫をしてあるので、仕上がりとしては合格だと思う。

もらったデータをそのまま出して印刷するとなればミクロのズレでNGになってしまう。高さのある成型物なので版のホルダーもそうぶれないわけではなく、必ずブレがでてしまうので調整するしかない。

今週も良い天気になりそうだ、引き続き進める案件があるので気を引き締めてとりかかりたい

高さのある成型物にシルク印刷

抽選券を入れるような正方形の高さ20cmくらいある箱にシルク印刷4色で2個作成することになった

通常のシルクスクリーンの台では高さが足りない。高さ調節できるホルダーがあるが、それでも10cmまでで、20cmまではあがらない。

近くのホームセンターに行き大きな材木を買いそれをカットして重ねて高さを作った。こうしなければ印刷がやりにくいし、ズレが生じてしまう。きっちりと合わせる事ができるようになって初めて重ね刷りをしていろんな色を再現することができる

こういう自作や工作をしながらいろいろな成型物に印刷をすることが多々あるが、私はこういった工作が好きなので全く苦にならない。自動の印刷機や半自動の機械も世の中にあるが、そういった機械はほとんど役に立たない。

すべては自作、調整、そして創意工夫だと思っている。

成型物へのシルク印刷やパッド印刷など、数量にかかわらずまずはお問い合わせください

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1690番インキの温度調整

昨日印刷したショットグラス6個の回転シルクスクリーン印刷、印刷後にすぐ乾燥・焼付けを行うとNGとなる。これは何度かやってみるとその理由がわかるが、これも経験だと思っている

1690番や1000シリーズインクを使ってガラス製品に何度もシルク印刷をしているが、私は通常1晩そのまま常温で放置して、翌日に高温で焼付け乾燥をする。なぜかといわれるとなんとなくその方が乾燥後の結果が綺麗だとしかいいようがないが、印刷直後のインクはまだ固まっていない。それを急速に高温で焼き付けるとおかしくなると思うからだ

ここらへんはもう感覚の世界であってどうしてそうなのか、というマニュアルもないしインクメーカーの推奨もない。ただ私は1000や1690インクで白を印刷する機会が多い。白は高温になると焦げ付きが出て白が茶色くなってしまう。これを印刷後に1晩おいて焼き付けた場合その変色を防ぐ事ができる確立が大きかったという理由もある。

1000シリーズは90度を超えると白が焦げだす。1690は120-130度前後だが、オーブンを見ながら微妙に調整している。30分の焼付け時間だがオーブンの温度計から目が離せない。

ガラス製品は少し工夫が必要だが、小ロットでできるところは少ないと思っている。ガラス製品、陶器製品への小ロット印刷、お問い合わせください

ショットグラス6個に回転シルク印刷

これは私が今までやった中でも超小ロットの部類に入るかもしれない。サンプルで1-2個といった回転印刷を行ったことは何度かあるが、本番の量産が6個というのは初めてだと思う。

通常であれば嫌煙されるであろうロットであり、ほとんどどこも受けてくれないという依頼ではあったが、私なりの秘密兵器の治具を作成してあるので、それを使えばすぐにできると思ったが、ドンピシャでできた。セットアップも通常の時間より早くでき、印刷も1時間もかからずすべてが終わった。

あとは底面にパッド印刷をしなければならないが、まずは側面に印刷したインクを高温焼付けし、2-3日おいてから底面の印刷をしようと思っている、これが終わればもう1つの小ロットの多色アクリルケースの印刷がまっている。これらが終わればひとまずゴールデンウィーク前の急ぎの難しい案件が終わるのでほっとしている
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ゴールデンウィークまでが勝負かもしれない

何かと忙しくなるゴールデンウィーク前、弊社は連休中でも稼動できるが、他社はそうもいかないと思う。

その場合は急ぎが入る事が多い、前もって計画すればよいがそうも行かない案件もあるので、なるべく急ぎで対応するようにはしているが、正直なところ急ぎの案件は乾燥問題を起こす可能性があるので慎重にならなければならない

もちろん蒸発乾燥のインクを使い、乾燥窯に入れれば確実ではあるがそれでも自然乾燥でやりたい商品もあったり、強制乾燥もある。強制乾燥させてもすぐに納品できない成型物もある。いろいろな事情や環境が重なり、乾燥不良というNG品を出す場合もある、特に急ぎの場合だ。

急ぎの案件、対応可能ですがなるべく納期には余裕を持ったほうが良いと思います。

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