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もう9月末だ

いろいろとバタバタしているうちにもう9月が最終日になってしまっている、時間の経過が早すぎて気づかないうちに秋の訪れになっている。新潟県の秋はいろいろな意味で素晴らしいと思う。

知り合いの果樹園よりは夏の桃、八色スイカ、そして今は梨をもらえる。お店に並べることができないB品だがおいしくて安い。こういったことを楽しめるのも新潟県に住んでいるからであろうと思う。

今日は連日の雨がやみ晴れ模様になっているので製版や落版をできるだけしようと思う。この秋が終われば寒い暗黒の冬がやってくるが、それはそれで日本酒がおいしくなる時期なので待ち遠しい。

大至急! 支給ボールペンにパッド印刷

このところボールペンに印刷があまりなかった、恐らく専門の業者やメーカーでできるのでそちらでやっているのだと思う、ある意味価格競争が始まっているので私はあえてボールペン印刷を積極的に宣伝はしないようにしている。

安い業者が多く出ているので単純に価格の比較だけになってしまう。小ロットを得意としているのでどこどこのネットショップで30円以下でできるから合わせるとなると100本でも3000円になる。それでもできないわけではないが価格競争が始まっている分野に零細企業が入り込むと命取りになるとわかっているのであえてやらない。量産体制が整っている大手や専門業者で安くやってもらった方がクライアントにとっても良いと思うからだ。

先日は同じ新潟県内より急な電話があり、火曜にボールペン650本を搬入するので水曜中に仕上げてほしいという内容だった。話の内容からして相当急ぎではあったので、とにかくすぐにデータを送付してもらい製版をし、セットアップを行った。650本だったので一晩でやろうとおもったがさすがに集中力が続かないので、夜に350本、翌朝に300本を行い、そのまま強制乾燥、梱包をしてクロネコヤマトで出した。弊社ではすべて自社内で製版ができるのでこういった急な急ぎでもなんとか対応できてしまう。

相手が困っていてなんとかしなければならないという部分もあったので、火曜の夜は深夜まで作業を行い、なんとか納期に間に合わせた。最後の化粧箱の組み立てと梱包が意外と時間がかかってしまい、間に合うとおもったが集荷に間に合わず、そのままギリギリ19時までに近くのクロネコヤマト営業所に持ち込みギリギリセーフだった。

ボールペンへの小ロット、そして急ぎの印刷、お問い合わせください

厚いガラスにシルク印刷で4枚ほど

ショーケースになるらしいガラスにシルク印刷で銀色を4枚。 指定の銀ペーストがたまたま弊社に在庫であったので良かったが、しかし透明なガラスなので色見本とは異なる。

とりあえずクライアントに色を見てもらい、2回重ね刷りを行い乾燥、そしてよく日にもう2回重ね刷りすることで仕上げることになった。硬化剤も新しいものが届いたばかりなのでなんとなく新鮮味がある

ガラスには1690Nがベストではあるが、メジュームがなかったので今回は1000インクで対応し焼き付け乾燥。1690Nだと150~180℃まで上げなければいけないが今回のガラスがかなり大きいので窯に入れてもなかなか温度があがらない。今までも1000シリーズでやっていたので問題はないと思う

急ぎが多い週になった

今週はとにかく急ぎが多くて追われてしまっている。明日までには地元長岡市の市長選挙が開催されるのでそのステッカー700枚があり、色数が4色。機械で出すよりはシルク印刷の方が安上がりな色と枚数、そして大きさとなるのでシルク印刷となった。材料も週末に来たが、色が4色なのですぐには終わらない。

そうと思えば昨晩急ぎでボールペン印刷の依頼があった、これも今日搬入され、木曜日までに仕上げて発送しなければならない。こういった急ぎは得意ではあるしパッド印刷もすぐにできるが、急ぎが重なっているのでうまく時間調整をしなければならない。

もう1つはガラス印刷で小ロットではあるが昨晩持ち込まれ、恐らく今日中に仕上げなければならない。データと版はあるので問題はないと思うが、焼き付け乾燥が間に合わないので印刷部分にはすぐに触らないようにお伝えしようと思う。

こういった急ぎがあるときは夜も休まず仕事を行い、事務作業などは週末にやってしまえばなんとかなる。プラス私的にも別の案件でいろいろとあり、さらに会社の決算が今月となる。9/30を過ぎれば一山超えたとなるが、それが待ち遠しい

タイガー製のマグボトルにぐるっと1回転

タイガー社のステンレスマグボトル、こちらにほぼぐるっと1回転で印刷依頼があった、個数は弊社得意の極小ロットで16本。ここのところ回転シルク印刷が増えているが、これが一番難しい印刷でもある。

データから印刷まですべて行い、ぐるっと1周なので少々気を使う、そして文字列が明朝体で細かい。幸いにも塗装済みのボトルなのでSG740インクと硬化剤注入で密着するタイプの成形物だった。SG740は詰りがなく印刷がやりやすい。

セットアップも意外とスムーズに進み、ほんの1時間ほどですべてが終わった。あとは強制乾燥させ、梱包すればいつでも出荷ができる。

ボトルの凹みなどもなく、スムーズに印刷ができた。やはり日本製の成形物への印刷はやりやすい。海外製となるとボトルが凹んでいたり歪だったりと何かしらのトラブルが出るが、なんとか解決している

小ロットでぐるっと1回転させるほどの回転シルク印刷、お問い合わせください
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回らぬなら回してみようマグカップ印刷

戦国時代ではないが、先日は取っ手付きのステンレス製マグカップにサンプル印刷を行おうとしていた。いつもの調子でやろうと思ったが取っ手とマグの天地の隙間があまりにも少なく、回転シルク印刷をしようとしたがマグが回転しない。

午後から開始して1個だけサンプルで夕方の宅配便で出さなければならない。普段であればすぐに終わると思っていたが、考えが甘かった。かといってこれからパッド印刷に切り替え治具を作るわけにもいかない時間になっていたので、なんとかしようと試行錯誤をした。

取っ手が邪魔で回転しなければ取っ手が邪魔にならないように工夫をすればよい、以前も同じような問題があり解決したので早速マグにすっぽりと収まるような丸い治具を場内で探したらちょうど良いPP製のボトルがあった。重さの中心を考えたり位置合わせなどもあったが、意外とスムーズにいったので100個すべてを夕方まで印刷仕上げた。これで一仕事終えたと思い、少しばかりのんびりさせてもらうことになったが、今度は来週納期の急ぎの案件があるのでそちらをやらなければならない

写真は車輪に取っ手が当たっていますが、工夫すれば回転します。回転シルク印刷、取っ手があっても工夫次第で印刷はできます
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黒い布製のバッグに白印刷

黒い素材に白印刷が一番難しい。そしてそれが布となればインクが吸い込まれてしまい白にならない。

メッシュは粗いメッシュ、そしてインクは希釈をほとんどせずに固く、そして2回の重ね刷り。デザインによっては重ね刷りをしたくはない場合もあるので、その場合は1回で白100%が再現できない旨をお伝えしている。

もちろん最高の設備に最高の環境、そしてすべてがあれば白100%を1回でできるのかもしれないが、弊社はそこまでではない。しかしノベルティとなれば大丈夫だというレベルでの仕上げなので、良いとは思っている。50枚+2種類、版が崩れたりしたがなんとか2日で完成させ、今日の夕方には発送をする。祝日だけれども仕事をしなければ納期に間に合わない案件がある。いろいろな試作もありテストもあったりするので今日はフル活動、そして週末も続けることになるであろう。弊社は9月が決算となるのでそちらの用意も忙しくなり、今月はあわただしくなってしまうが、秋の訪れもあり過ごしやすい日が続いているので気持ちがよい

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台風が去った

昨晩は台風の影響で朝からずっと雨でところどころ激しい雨になった、夜にはすっかり止み今朝は晴れている。

そろそろ気温も過ごしやすいくらいになり、印刷もやりやすい環境になってきたとは思う。しかし気づけば寒い冬がやってくるとは思う、いまのうちにいろいろできることをこなし、寒い冬に向けての準備を進めなければいけないとは思っている。

先週のSGIA見本市で大きなヒントをもらった楽に落版ができる方法を早速実験しようと思っている。これができれば相当な手間暇の削減になり、今まで落版に費やしていた膨大な時間と労力を削減することができる。果たしてうまくいくか否か、まずはやってみようと思う。

明日は祝日だが、休んではいられないので、明日は平常通りに作業を行おうと思う

SGIA見本市

連休を利用してとんぼ返りの米国出張に出かけた。SGIAという印刷・デジタル関連の見本市で、6月のドイツのDRUPAと似たような見本市ではあったが、米国の方がシルクスクリーン印刷が進んでいる。

機材もたくさんあったが、中小企業でも使えるような道具やアイディアが収穫でき、わざわざ時間と経費を割いてまでいった価値があったと実感した。同じような日本での見本市ではシルクスクリーン印刷はほとんど皆無だが、米国ではその扱いが異なる。

弊社のような零細企業がわざわざアメリカまでいくとはおかしいと思うかもしれないが、人と同じことをやろうとは思わない。他社がやらないことをやらなければ生き残りはできないし価格だけの競争になる。できることは今のうちに、そして消費者目線で印刷業界をリードしている米国のトレンドをつかむことでプレッシャーもかかり私にとっては良い刺激になっている

リコーという日本の会社の方も出展していたので軽く話をしたが、やはり米国の方がシルクスクリーンの需要が多く、日本とは異なるとおっしゃっていた。

往復の旅費も飛行機が激安でとれたので4万円ほど、あとはホテル代だったが米国はホテルも安い。東京に往復するような感覚で行けたこともあり、さらに収穫もあったので良い4日間だと思う。体は少々疲れているが今週もいろいろな仕事があるので気が抜けない

SGIA

誰でも使える印刷工房想像

ふと思ったが、いろんな方よりの印刷の依頼がある。学生もあったり難しい1個ものもあったりする。すべて実現をさせたいが、時間的にも予算的にもそれが難しい場合がある。

弊社の軒先は駐車場になっている、幸いにも地方は土地があまっているのでいっそのこと駐車場に小さなスペースを設けそちらを印刷工房にでもしてしまおうかと思った。機材はすべてそろっている、あとはそれっぽい工房に仕上げ自由な空間スペースをつくりあげればよい。

手刷りの印刷代は意外と安価で買えるし、最新の機械もいらない。アナログ技術なので設備投資も高額にはならないし。妄想ではあるが、いつかは実現させようと思う。しかし土地柄都心ではないので、全国のユーザーに~とはならないかもしれないが、一応新幹線の駅からは近いのでアクセスは悪くないと思っている

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