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ポリエチレンの傘に2色シルク印刷は、、、

2色は難しいのはわかっていたが、ひとまずやってみた。すでに傘になっている成形後のビニール傘なので位置合わせが難しい、そして1つ1つ個体での微妙なたるみ・ゆるみがある。いくら傘の先端のポッチ部分を基準に合わせてもズレが出る。

一応やってみたが、やはり1つ1つ位置合わせを確認してから印刷しなければNGだった。今回は白ベタの上に黒デザインをのせる感じだったので白ベタのデータ調整を行い、多少のズレでも黒がしっかりとのるようにした。

サンプルは3本だったが、3本ともすべて位置合わせ確認を行わなければならなかったので、量産をするには少々NGだということがわかった。もちろん絶対にズレないような方法もあるのかもしれないが、現在の私にはそこまでの知恵が浮かばなかった。。。 極小ロットの1-2本であれば1つ1つ位置を確認して印刷はできるが連続印刷には向かない

ビニール傘へのシルク印刷、とりあえず1色がお勧めです(笑) 2色以上は、、、あまりお勧めしませんが可能です
kasa 2c

PPポリプロピレンへの印刷

最近PPへの印刷が増えているが、時代の変化を感じることが多い。

以前は日本製PPだったが、ノベルティのPP成形物は外国製が多い、ここ数年前までは中国製だったが、今はベトナム製が多くなっている。PP成形に使う素材も国により不純物が異なるので、そのままPPインクでは密着しない場合が多い。

PP処理・未処理でも密着するインクで印刷するが、やはり100%完璧とは言えない。日本製のPPの場合はほとんど下処理をせずに印刷しても完璧な密着ではあるが(もちろんプラズマ・フレーム処理をすればより完璧になる)、外国製の場合はそれがNGとなる。

その分下処理の工程が増えるので手間暇が増えてしまい、印刷単価に反映せざるを得ないが、ノベルティへの印刷=差し上げてなくなるものなのでみなさんなるべく低い予算で印刷をご希望される。かといって日本製のノベルティは高い。なかなかうまく行かないが単価よりは密着性の方がきになるのが私の心配性という性格かもしれない

PP製の成形物への印刷、小ロットでも可能です。

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