支給された1m程の面の布にシルク印刷。 色は1色だがほぼ全面なので天地左右の調整で難しい
インクはたくさん出たほうが良いのでメッシュは100を使用、見た感じは簡単そうに見えるが目詰まりも起きる時期なので2回ほど版を洗浄。
10枚の仕上がり、小ロットは弊社の得意分野だ
支給された1m程の面の布にシルク印刷。 色は1色だがほぼ全面なので天地左右の調整で難しい
インクはたくさん出たほうが良いのでメッシュは100を使用、見た感じは簡単そうに見えるが目詰まりも起きる時期なので2回ほど版を洗浄。
10枚の仕上がり、小ロットは弊社の得意分野だ
撥水や防水加工されている生地には特殊インキを使わなければならない、特殊といってもそれほど特殊ではないが、インキに硬化剤、最後にベーキングをすればよりよい密着となる。
弊社ではそこまでの強度を求められたことが無いが、最近は個人的に気になる。やはりインキは刷ったら落ちてほしくはない、これは職人としてのこだわりでもあるし、印刷会社としてのモットーでもある。
世の中インキがなかなか密着しないものもあるが、たいていの成形物には密着する。
写真は以前の会社の同僚より頼まれたもので、撥水や防水加工されているアウトドア風のバッグだ。一応密着するであろうインキに硬化剤を混ぜてメッシュ100くらいでインクを多めに出してテストをしてみた。木曜日には剥離テストを行う、どういう結果になるかがある意味楽しみだ
成形物へのシルク印刷や回転印刷、パッド印刷をしていると度々難題に出くわす。先月は硬式テニスボールへの回転印刷だった、試行錯誤して回転治具を作成し、なんとか1000個程白で印刷を仕上げることができた。
最初案件を聞いたときにできるかできないかわからなかった、しかし自分なりにできるであろう、という想定の上受けてしまった案件なので後戻りができない。挑戦する覚悟でいろいろとやったら綺麗に印刷ができた。
今も引き続き難題を抱えている。これが原因で眠りも浅く常にどうやればできるかを考えながら過ごしているので、頭がフル回転している。そのせいなのかはわからないが、頭皮数か所に小さなできものができてしまった。痛いわけではないが、少々頭にストレスを与えすぎてしまっているのかもしれない。
火曜日の午前中の印刷をやりながらいろいろなヒントが出てきた。今まで回転シルクでテストをしていたが、どうしてもだめだったので、コントは回転パッド印刷に切り替えるアイディアを考えた。原理は手でやってみてできたので、あとはこれをどうやって簡易治具化させ、実際に使えるようにするかが今週の課題になる。これが実際にできるかできないかは再度治具を作成してやってみなければわからない、挑戦しなければ何もはじまらないし、挑戦しなければできない印刷がいつまでもできない。
一番簡単なのは逃げる事であり、できるかできないことはできない、と言ってしまえば気が楽になる。しかしそのままでは技術がいつまでたっても進歩せず、たんなるどこでもあるような印刷屋になってしまう。人がやっていることと同じことをしていれば生き残れない、辛い事でも前向きに立ち向かい、なんとか解決するしかない。恐らく人生もそんなんだと思ってしまう。
気付けばもう6月が終わってしまう、時間が足りないと言えば足りないが、24時間皆平等に与えられているのが時間だ。
週末は仕事をしたかったが、いつも仕事ばかりで子供をほったらかしにするわけにはいかないので、土曜の午前中だけ子供に手伝いをしてもらいながらPPケースへの印刷を行い、午後から子供を連れて新潟県豊栄方面にある古民家コテージに宿泊にいった
たいそう豪華な造りにみえたが、すべてセルフサービス式で素泊まり、子供は添い寝料金なのでこんな大きさの家をまるまる貸し切って6000円で済んでしまった。3人でいったので一人頭2000円の計算になる。自炊道具はすべて備え付けだったので、近くのJAのスーパーで地場産野菜を買い、あとは出汁とうどんを買って冷やしサラダうどんを作って食べた。
他に納豆やめかぶという粘り気のある食品を食べ、腸内環境を整える。福島潟という沼地の横なので夜は涼しく朝も小鳥のさえずりなどで5時には目が覚めた。なんとも癒される環境でまた行こうと子供と約束をした。なんといっても価格が魅力的であり自然の中なので子供も遊んでいられる
週末はのんびりしたので今週はいろいろな案件が待ち構えている、月曜の朝からフルスピードで金曜日まで駆け抜けなければならない
美容室で使用するカットクロスへのシルク印刷が度々弊社にやってくる。
今回は枚数は合計で65枚ほど、同級生が経営している地元長岡市の美容室だ。彼曰く業者に依頼したが全くすすまなかったので、私に直接依頼することになった。
白いクロスには赤金で、黒いシャンプークロスには銀色を。 インキは防水や撥水加工されたナイロンに推奨されるNewスーパーナイロンを使用し、硬化剤を注入している。SG410でも密着したりSG740でも何度もやっているが、やはりNewスーパーナイロンインキの方がなんとなく密着性がよさそうなので使用している。
今後も撥水系や防水素材にはこのインキを使用することにしたいが、溶剤やメーカーが異なるので少々使いづらい場面もある。
不思議と今週は米袋へのシルク印刷依頼が続いた、両方とも同じ新潟県で米どころだ。
新潟県のコメは全国的にも有名なのである意味売りやすいのかもしれない、その分ブランドに胡坐をかいてしまっている部分があり積極的に全国へ販売しようという動きが昔はみられなかった。流通業者がどんどん県外に流通してくれていたからかもしれない
近年は他県のコメもだいぶおいしいらしい、あまり食べたことはないがそれだけライバルが増えているのだと思う。こうなれば特徴あるコメを生産しそしてパッケージもJA支給の普通の米袋ではなくデザイン性があるものが店頭うけするに違いないと思う。
今回の案件の1つは2色で300枚、もう1つは1枚だけの展示会用サンプルで表裏の両面で合計3色だ。展示会でうまくいけば量産になるのかどうかまではわからないが、弊社の得意とする極小ロットの案件だ。これも今週中には米袋が届くのですぐに仕上げて来週発送しようと思う
クラフト紙でできた米袋へ2色のシルク印刷依頼があった。いつもはほとんどが1色だが、今回は2色、それもデザイン的にかなり近い。
しかし幸いにも支給された米袋の形がしっかりしているクラフト紙で、位置合わせがやりやすかった。クラフト紙へのシルク印刷はインキがなるべく沈まないようにQセットインキを使用している。いまのところQセットインキが作業性が良く沈みが少ない、特に白は高濃度白をつかっているのではっきりとした白を再現できている。
1色は月曜に、2色目は十分乾燥させた欲日に印刷、あとは水曜日に梱包をすれば木曜には届いている。米袋が到着してから1週間もかからずに、2色合計300枚を仕上げた。弊社では珍しい納期ではなく、平らな成形物のシルク印刷であれば比較的納期は早くできる。
今は先日のブログでも書いたが、円錐形の百万塔の印刷が待ち構えている。火曜日にテストをしてみたが、やはりうまくいかなった。少し調整を行ったらだんだんと綺麗に印刷ができるようになってきたので、あとは微調整と最後の知恵を絞って治具を調整し印刷できる段階までもってゆけば印刷ができると思っている。
写真のような形の円錐形の成形物がある。組み立てると塔のようになり綺麗だ。
この一番下の階層のところにほぼぐるっと1周回転シルク印刷で文字列を入れる。一見それほど面倒には見えないかもしれないが、両側が突起しているので、スキージがあたってしまう。それを避けるかのようにスキージをカットし、そして紗張りもテンションを弱めにしてもらった。
治具も先日ホームセンターを徘徊し、これならば使えるであろう歯車を見つけ、ひとまず簡易治具を作成しておいた。
果たしてこれで綺麗に回転し印刷ができるのかはやってみなければわからない。形ある成形物への印刷の場合はもうすべてがやってみなければわからない事が多い。平面のシルク印刷の場合はおおよその見当がつくので即答ができるが、成形物で丸みがあったりするともうやらなければわからない。そして2度と同じ形がやってくるという事もない。ノベルティであればある程度は似ている場合があるが、そればかりリピートで来ることもなく、形が決まっている成形物であればどこでもできてしまう。
弊社にはこのような形がきまっておらず毎回異なる成形物がやってくる。これが私の挑戦心をくすぐるのだが、同時に治具のアイディアを考えることが毎晩の夢にでてきて寝不足になってしまう事もある。しかしヒントとアイディアが浮かべば今度はソワソワしてしまい、早起きしてホームセンターの朝営業に行ってしまう事もある
人生簡単な事をすれば楽ではあるが、それはそれで平凡で終わってしまう。人が嫌がることや難しい事を続けることで永遠に成長を続け、勉強を続けることが脳にとっても良い刺激になると思っている
空模様が梅雨時期になってきている、これからの製版は湿気が多くなるので注意が必要になる。
一度乳剤を塗布して一晩おいても乾いているように見えるが乳剤が湿気を刷っているので再度ドライヤーか何かで湿気を飛ばしてあげなければならない。飛ばさずに製版をするとコンプレッサーでふいているときに崩れてしまう。
ほんの1か月の我慢だが、この時期の製版は2重の注意をしなければならない時期なので、できれば早めに去ってほしい。
昨晩は地元長岡市の40歳の大成人式があった、久しぶりにクラスメートと出会ったが、みな元気そうでなによりだった。これから先、いろんな人生があるとは思うが、みな元気でいてほしい。