印刷ブログ
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今週は天気が良い

梅雨時期には珍しく今週はほとんど晴れていた新潟県ではあったが、肌寒い日々が続いていた。製版するにも落版するにも最適な湿度に天気だ、これを逃すわけにはいかないのでできるだけ版を先取りしてつくったり落版をすることにしていた。

梅雨時期にやっても作業性が悪い、乳剤を塗布しても湿度が高ければいくら一晩寝かせてもダラダラとたれるようになってしまい、版としてはNGになってしまう。一晩中除湿機を稼働させて何とかなる感じではあるが、電気代もかかるので、梅雨時期はなるべくであれば早く終わってほしいというのが本音でもある

所要で木曜の夜から土曜まで中国に出かけているが、仕事は先週末に稼働してある程度前倒しでやってあるので、それほどバタバタはしないとは思うが、来週どうなるかまではわからない。検討中の案件もあるので、それが来週に稼働できるようになればよいと思っている。

今のところ6月は比較的忙しいのでありがたい月だと思う、今後もさまざまなイベントや見本市出展を控えているので年末年始まで気が抜けない。

難題が決まってしまった

数か月前に見積もりを出しておいた難しい成形物への印刷が決まったと先日連絡があった。これは最近のテニスボールへの印刷より更に難易度が高く、相当苦戦するであろうと思う案件になる

見積もり当初はパッド印刷で3回にわけて印刷をすればなんとかなる、と思ったが、文字列のつながりからして回転シルク印刷の方が適していると思うので、そちらに変更しなければならない

それでも通常の版ではできないのでテンションを弱めにした版を手配して、まずは治具を自分で作ってみようと思う。治具も円錐形の成形物を回転させるので場合によっては専門のところに作成してもらわなければならないかもしれない

こういった難しい案件を適度にこなすことにより、技術力の向上につながるので、面倒だと思うことが無い。普通であれば面倒なので嫌がるところは多いとは思うが、私は逆に面倒な案件を頼んでもらい感謝したいくらいだ。これから解決策と試行錯誤で奮闘することになるが、必ずや解決し印刷ができると思っている

ポリエステルのポーチへシルク印刷

東京の某博物館のロゴが入ったポリエステル製のバッグとポーチへの追加印刷があった、こちらは昨年も同じものを手掛けているのでその追加ではあったが、赤と青がある。赤の方は白インキで青の方は濃い青となる。

個人的には赤に白インキの方が見栄えがよかったし白もはっきりと出したつもりだが、どうしてか青のリピートが先にやってきた。

白インキはSG410で、青インキは沈みが少ない色なのでSG740で問題なく密着する。硬化剤も必要が無いので、スムーズに連続印刷ができる。

温風乾燥をしたいが素材がポリエステルなのであまり高温にはできないので、常温で2-3日おいてから梱包して発送しようと思う。

ポリエステル製の成形物へのシルク印刷、お問い合わせください
tokyo museum

回転シルクでマグカップ50個

表題だが、小ロットに慣れているのでセットアップに印刷はそれほど時間がかからないまでになってきたが、、、成形物が海外製なのでこれまた悩まされた

個体によってマグの形が凹んでいたりするのでスキージを柔らかめに調整し、そして印圧の調整を行い、なんとかスムーズに動き出した。調整まで時間がかかり実際の印刷はあっという間かと思えば、、今度はマグの取っ手の位置が微妙に異なる個体が50個中5個程出てきたので、治具の調整をしなければならなくなった

写真をご覧いただけばわかるとは思うが、右側の取っ手の方が上についている。回転治具をギリギリ取っ手の上と下で歯車を介すように治具をつくったので左のマグでは回転してくれても右のマグではあたってしまい回転が止まってしまう。なので右のマグでも回転するように歯車を調整しなければならなくなってしまう

とりあえず回転するマグを先に仕上げ、その後残りの5個のマグを回転させるように治具を調整し、再度位置合わせを行い何とか仕上がった。あとは火曜日に高温で焼き付けし、水曜の夕方までに出せば十分に納期に間に合う。

外国製の円柱形の成形物は少々注意が必要ですが、なんとかなっております
mug cup ibitsu

土日も引き続き

土曜日はコットンバッグ2種類にそれぞれ白と黒の印刷を行い、その他回転シルクで行うステンレスのタンブラーの準備を行った。

日曜日だけは子供を連れて出かけようと思っていたので、できるだけ土曜日に終わらせようと思ったが、ステンレスのタンブラーだけは終わらせることができなかった。すべてがスムーズにいったのだが、スキージをセットしたところで、スキージの一部が欠けていて綺麗に印字ができないことに気付いた。今週末納期なので新たにスキージを注文して待っているわけにはいかないので、他にあった柔らかめのスキージを使うことにしたが、こちらは細いので下駄をはかせてセットしなければならない。下駄とよばれるおさえ治具もすぐにできたので、日曜の夕方にセットを行い1時間もしないで合計40本を終わらせた。ほぼ全面印刷の回転だったが、無事スムーズにいったので、そのまま子供と温泉に出かけて、約束通り車中に布団をしいて山の中で星空を眺めながら泊まった。

今朝は朝早く起き下山し、学校へ行く用意をして私はこのブログを書いている。地方都市に住めば都会程の活気はないが、なんとなく自然と人間的な暮らしができホットすることが多い

仕事のありかた

仕事というものは面白い、なぜか短納期の案件が集中したり難しい印刷と奮闘しているときに限り仕事が一気にやってくる。逆にそうでないときにはなぜかやってこない。

これも何かの宿命なのかもしれないが、仕事の優先順位やスケジュールをうまく調整しながらなんとかこなしている。

シルク印刷やパッド印刷は温度や湿度、天気に左右される場合が多い。日中の暑い時間に印刷しては効率の悪い印刷は早朝や夜に手掛ける。定時で8時から5時の間に~ という仕事ではなく、職人感覚がものをいう世界でもあるので、世の中見渡してもシルクスクリーン企業で大企業はまず見たことが無い、中企業でも少ないのではなかろうか。恐らく父母や家族で経営している小さな零細企業が圧倒的に多いとは思うが、そういった会社が世の中のシルクスクリーン印刷を支えているのもまた事実だとは思う。

目立たない業種ではあるが、世の中のありとあらゆる成形物へ印刷するにはシルクスクリーン印刷やパッド印刷が必要になってくる。ほぼ形を選ばず素材も選ばない、この印刷技術は永遠となくならないと思っている。

今日は天気が良いので、製版日和ということもあり、昨晩から乳剤を塗布した版を朝から作ろうと思っている。週末も土曜は稼働し難しいマグカップへの回転シルク印刷にとりかからなければならない

やっと終わった大きなベニヤ板へのシルク印刷

5月の中旬から少しずつやっていた大判のベニヤ板へのシルクスクリーン印刷が昨日で終わった。最後の黒インキが足りなくなり、頼んでおいたのが届いたのが15時過ぎだったが、セットはすべて完了していたので16時過ぎから1柄の100枚にとりかかり、そちらが終わったらもう1柄のセットを済ませ19時前までにはすべての200枚が完了した。

これで週明けまでのんびりとラックで乾燥させ、梱包・出荷すれば完了となる。注文は先週きてはいたが、4柄それぞれ4-5色の重ねをしなければならず、かなり時間がかかる印刷なのであらかじめ手掛けておくようにしている。今回は注文があってから1週間程度での出荷ができるので、かなり早いとは思うが、通常であればどんなに急いでも2週間~3週間はかかってしまう。

夏場に全身を使う大判の印刷をすると相当な体力を消耗するので、夏本番になる前に終わらせたかった。

あとは今週中の急ぎの案件をこなし、週末にはマグカップ40個へのテストを行い、無事回転すれば40個は1時間くらいで仕上がるとは思うが、いつも取っ手の部分と回転治具の調整で時間を費やしてしまうので心配でもある

まだまだ余力はあると思うが、梅雨時期なので目詰まり等が原因で、洗浄回数が多くなり、少々スピードが落ちてしまうかもしれない

テニスボールに回転シルク印刷が始まった

難題のテニスボールへの回転シルク印刷だが、試行錯誤で自作した受け治具が見事ドンぴしゃで回転してくれたので、一気に作業が始まった。

始まる前までは位置合わせや回転の具合などでかなりの調整をしていたが、一度正確なボールのセンターに2点のおさえ治具と回転させる歯車を4台装着し、テストを何度も繰り返したらスムーズに回転するようになった

位置決めはあらかじめまっすぐ平行になるのは難しいという事を言われており、今までも水平にはなっていなかったらいしが、やはり綺麗になるべくボールの柄に沿って水平にしたいので私なりに調整をしたら、ほとんど水平でだせるところまで完成した。中には柄そのものが歪になっているのでどうやっても水平にならない柄も含まれていたが、かなりの確率で柄に沿って水平にロゴ印刷ができるようになった

この調子だと今週中には仕上げることができ、あとはもう1件待ち構えているマグカップ40個程への回転シルクの受け治具を作成しなければならない。こちらも難題ではあるが、1つ解決し作業がすすんでいるのであまり心配ではなくなった

今週~来週と小ロットが続く、梅雨時期になるまえに今あるビニール傘の2件を仕上げて発送もしたい
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落版日和だった

月曜日は朝から快晴で気持ちの良い日だったので、午前中に大きなベニヤ板への赤と緑のシルク印刷を2種類終わらせ、午後に茶色を印刷した。残りは黒1色をのせれば完成になるが、インキが在庫切れなので入荷を待たなければならない。恐らく水曜にはやってくるので、水曜日に残りを仕上げようと思う。

回数で300回ほど1mもあるベニヤ板に全身を使って印刷をしたので少々疲れ気味になったが、天気がよいので落版も行い、場内を綺麗にしておいた。夕方には目詰まりしそうな細かいデザインをビニール傘に印刷しようと思い、涼しくなったころをめどにとりあえず60本程仕上げた。やはり日が沈んだあとは目詰まりが起きないのでスムーズにいった。

残りの60本は火曜の朝早くに仕上げれば、目詰まりせずにスムーズに終わるであろうと思う。月曜にいろいろな案件の注文がやってきたので、今週も忙しくなりそうだ。特に小ロットの難しい回転印刷が2つ程あるので、そちらを集中して仕上げなければならない。テニスボールへの回転シルク印刷もまだ完ぺきにはなっていないので、今週は一気に集中して仕上げることになるであろうと思っている

梅雨入りの前に製版や細かいデザインのものは仕上げなければならない、シルク印刷にとって湿気の多い梅雨時、ほんの2週間程度ではあるがこの2週間がくせものだ

新潟県は知られていないラーメン激戦区だ

印刷ネタではないが、たまには地元新潟県を宣伝しようと思う、新潟県は特に食が豊富で贅沢なくらいの食材と種類があり、そして何よりも安価で楽しむことができる。

米、水、野菜、肉、そして魚、海山に囲まれている県なのですべてが手に入る、そしてなんといってもうまい。この寒暖差に四季の変化、これほどまでに食材が揃い旨いのは新潟県だけかもしれない、と少々おおげさながらにもそう思ってしまう。

雪解けの春がやってくれば山野めぐみの山菜、そろそろ始まるフルーツ王国、そして夏野菜、秋には秋の収穫を待つ米に秋のフルーツ、そしてやってくる厳しい冬だが、その冬に食べる保存食に日本酒がうまい。

ラーメンもまた新潟県では激戦区と言えるほどのお店に種類がある、基本は醤油ベースなのかもだが、最近はみそに豚骨にいろいろな味が出ている、個人的には昔ながらの味の中華そば風のラーメンが一番飽きが来ずあっさりして食べやすいと思っている。長岡市には夜しか開かないラーメン店も何軒かあり、飲んだ後の締めの1杯で訪れる方も多い。

私はネギ好きなのでネギラーメンに追加のネギをトッピングしてしまうほどのネギマニアだ。新潟県産のネギがこれまたうまい、ほんのりとした甘味にシャキシャキ感。若いころは都会にあこがれていたが、だんだんと年齢を重ねるとふるさとが新潟であることが良かったと感じている。
misoramen