印刷ブログ
BLOG

123

もう月末だ、明日からは長岡祭り

気付けば31日になっている、そして明日からは地元新潟県長岡市の長岡祭りになる。

1日は花火は上がらずに前夜祭となり、2-3日と全国的にも有名になった大花火大会がある。私は子供のころから見ていたので、それほど感激をするような立場ではないが、県外の方がこられるとここまでスケールの大きい花火を見たことが無い、と感動される。

毎年見ているのであまり珍しいと思わなくなっているのであろうと思うが、2日だけでも自宅から見ようと思っている。今週もどんなチャレンジがやってくるのか、半分は心配でもあるがチャレンジを続けることになるとは思う

バスのフロント幕をシルク印刷で

路線バスのフロントに掲げるフロントマスク、というものがある。今では恐らくのぼりのような感じで機械で出力すれば安いのであろうと思うが、昔ながらのやり方でやればシルク印刷でできる。

もちろんフルカラーはできないので、色数が1~4色くらいの範囲で、ベタ面が多かったりどうしてもシルク印刷でなければ、という理由があれば問題なくできる。

1枚あたりの単価を安くというのであれば、1色にしてしまえばよいのだが、それだとさえない。機械で出力するといくらになるのかを知らないが、価格で競争をしようとは思っていない。

シルク印刷でどうしても作成しなければならない、という依頼の時に出番となるだけだ。

バスフロント幕、シルク印刷可能です。
front-maku

しわの無いように

70cmの透明ビニール傘への印刷、一見それほど難しそうではないが、実は乳白のポリエチレンと透明のポリエチレンタイプがある。

乳白の方は表面がスムーズでザラザラしていなく、綺麗な仕上がりだ。一方透明のポリエチレン傘は表面の突起が激しく、ほんの少しのしわでもインキが流れてしまう。これを完ぺきになくすのは難しいが、一工夫することでバキューム台で吸っているかのようにできる。

見た目は同じ傘だが印刷にかかる手間暇は全く異なる、こういうちょっとした工夫と知識はやってみなければわからない

ビニール傘へのシルク印刷、小ロット10本でも20本でも、弊社では対応可能です

大きな70cmビニール傘にシルク印刷

ビニール傘へのシルク印刷はいつも手掛けているのでそこそこ慣れてはいるが、印刷面積が大きくなるとそれが難しい。

骨の部分と上に行けばいくほど狭まる印刷面積だが、下とは異なる面積になる。平面のシルク印刷になるが、その受け台とインキの希釈やスキージの返しを上手に行わなければ綺麗に印刷ができない。

先週末に70cmの大きなビニール傘に最大で印刷をしてほしいという依頼でやってきたが、難しくなるとは想像していた。実際にこの湿度や天気もあってか、印刷条件としてはあまりよくない。

明日か明後日からは晴れ模様になるとの予報なので、それまで印刷をいったんstopすることにした。雨の湿度が高い日に無理やりやっても恐らく作業効率が悪いという判断になるからだ。

一応水曜中にもう一度やってみて、それでもスムーズにいかなければ晴れ間を待つことにして、そこから一気に仕上げようと思う。来週はまた別のビニール傘で、8面中4面に印刷をされたい案件なので、そちらに集中することになる。これはお盆前までに仕上げる数量だが、インキの色もないので今日注文をしておいた。

そろそろビニール傘がいらなくなる季節ではあるが、日本では1年中必要なアイテムだとは思う。名入れ印刷をするかしないかで、インパクトも異なれば、PRにもなるのが名入れ傘だと思う
kasa-for-blog-july

大雨による湿度が高すぎる

新潟県はここのところ大雨になっている、週末も蒸し暑かったが、月曜日は湿度100%のような日になり印刷には最悪のコンディションになってしまった

除湿機をいくら稼働しても湿度が落ちない、こういう日は作業効率が悪い、いくら何をやっても駄目だ。あきらめるくらいで、印刷ではない開墾梱包やその他の作業を行う方に集中した方がよほど効率が良い。

月曜日は難題の百万塔のNGの商品を朝から晩まで研磨した、かなり綺麗に再生できたので、再度印刷をしたが、やはり個体差がある商品ですべてバラバラなので再印刷でもNGが出てしまった。これはまた火曜日に研磨するしかない。

ここまで個体差があると大変な作業になってしまう、作った受け治具も役に立たないので1つ1つ手と目視で位置を出してやってみるしか解決方法が無い。成形物はその形がしっかりしていなければXYZ軸の3方向を必要とする回転印刷には合わない。何度か過去にも問題があったが、解決できた。今回はそれも手が届かず、かなりの難題の上苦労することになったが、これも経験だと思う。

ここまで難しい事をやっていれば次から楽になるとは思うが、湿度の高さに大雨に、短納期で少々参ってしまっている部分もある。こういったときに体調を崩すわけにはいかないので、十分注意しなければならない

百万塔へのパッド印刷

百万塔という法要に使用する塔がある。こちらの台座にぐるっと名入れができないか、という問い合わせがあったのが数か月前。

案件がきまり回転シルク印刷ではできない事が判明し、さてどうやればよいかの試行錯誤が続いていた。サンプルを1つ預かりそこそこできるところまでいったが、、、金曜日にその百万塔が納品され参ってしまった。

1つ1つ手作業でつくってあるので塔の大きさがことなり、凹んでいる部分の凹みも皆ことなる。折角うまく回転する受け治具を作成したが、サンプルと本番の傾斜が異なっているので全く使えない治具になってしまった。

これを考えて作成するまでに何週間も悩み続けたが、土曜の午前中でそれがパァになったと気づいた時には本当に参ってしまった。それから再度いろいろな調整を行い、土曜日は調整が終わったかと思えば、結局はその形が異なることに気付いたのが量産を始めようとしていた日曜だった。午前中から午後までなんとかならないかといろいろと考え、ようやくうまく回転することができる治具にたどり着き、量産を始めた。

しかしやはり形が異なるのでうまくはいかなかった。ロスもでたが、木材なのでインキが乾燥してから表面を研磨すれば印刷を消すことができる、不幸中の幸いかもしれないが、その方法でNGになった品は研磨を行い、再度印刷をすることになる。

こういうときに限って納期が無い、金曜にもちこまれて火曜までにほしいという事だったから、なおさら精神的にも参ってしまい、胃が痛くなっていた。ここのところ何年も胃が痛くなることはなかったが、久しぶりに過度のプレッシャーがかかったのだと思う。

3/4は完成しているので、あとは研磨とやり直しだけなので、今が気が楽になっているが、今週もまた慌ただしい日々が続きそうになっている。
100man
今回の百万塔へのスライドパッド印刷が今迄で一番難しい印刷になったとは思うが、解決するアイディアを手に入れることができた。これでどんどんまた印刷できる成形物が広がっていくと思う

あっという間の金曜日だ

今週は曜日に気づかないほどあっという間に日が過ぎてしまったかのような週だった。先日までは通訳の仕事で2日半ほど出っぱなしで、夜にメールの返信をしたり製版をしたり、早朝に小ロットで仕上げることができることを処理したりと、あわただしい週になった

あらかじめわかっていたので、今週末はフル回転とは言わないが、土日も仕事をする心構えだったので、明日と明後日で難しい仕事をやろうと思っている。電話や来客が無い週末にしかできないような難しい仕事も、世間の常識の月曜から金曜の定時という感覚ではできない。恐らくサラリーマン感覚だと恐らく小ロットの難しい仕事はできないと思っているが、現実はわからない。

難しい事にチャレンジをする、問題が出れば解決する、最初から完ぺきや理想は存在はしない、そのような事を通訳をしていたドイツ人の方と話しながら盛り上がっていた。彼は前向きで難しい事にチャレンジしている、そういう方とは話が合うし、話がとまらない。

今日も天気が良くなりそうだ、製版にはもってこいだと思う

最近の傾向が変わってきている

理由はわからないが、ここ最近の印刷への依頼内容が変化している傾向がある。簡単な印刷よりは難しい形状のものだったり、見た目ですぐに断られるような成形物とデザインへの印刷依頼が増えている。

もちろんできない事にはできない、というのが一番楽ではあるが、やろうと思えばできる印刷が多い。どこまでできるのか、本当にできるのかは、実際にやってみなければわからない。

人間の息抜きと同じなのかもしれない、毎日厳しい生活だと折れてしまう、しかし打たれ強くそだった雪国の県民性なのかはわからないが、簡単にはNoとは言いたくはない。それが自分を向上させているだろうし、世間から見ればなぜ進んで苦労をしているのだろう、と見えてしまう場合もある。

週末も仕事を続けなければならないくらいの難題がどんどんやってきている、自分一人で処理をできる限界に達しているのかもしれないが、無理ではない。限界という線を引くのは簡単だと思う、一度引けばそれが限界になり、それより先に進もうとしない。私はその限界の線を引きたくないし、引けばたちまち競争に飲みこまれてしまうかもしれない。

仕事というものは日々前進、難しい事にチャレンジし、成長する。そうでなければ単なる作業で終わる、仕事をするのか作業をするのかで違いがでるとは思うが、私はある意味バカな技術者なので損得勘定を気にせずにできる事をやろうという気力でやっている。小ロットの成形物への印刷はコテコテの技術者魂があったほうが合っているのかもしれない

形あるものへの印刷単価はどうやって決めるのか?

紙のようなフラットな素材であれば物を見なくともある程度は金額を決めやすいが、そうでない成形物の場合は印刷単価が決めにくい。

理由としては:

1.インキ密着の確認ができない(おおよそ見当がつくが、外国製の成形物が多いので即答ができない)
2.梱包状態がわからない(印刷より開墾梱包に時間がかかる場合がある)
3.受け治具が簡単にできるのかできないのか(平面であればすぐだが、成形物は皆形が違う)
4.印刷方法の選択(平面、回転、パッドなのかの選択)
5.難易度がどれだけあるのか(こればかりは物とデザインを見てみないと判断が難しい)

どれも写真などでも見ることができれば、おおよそ想像がつくのだが、それでも単価を出すのが難しい。

一番難しいのが#5かもしれない、どれだけ難しいのかは実際の成形物を見て、版を作ってやってみなければわからない。やってみて簡単にできた、というラッキーな事もあれば、逆にいつまでもできず苦戦する成形物もある。

同じ素材で商品であってもデザインの違いにより難易度が増す場合がある。色数が多くなれば1つ1つ印刷しなければいけないので、難易度も増してくる。インキジェットのように差し込んでボタンをおせばある程度は誰でも同じような印刷ができるものではないのが、成形物への印刷となるので、簡単には単価が出せない。

しかし単価をださなければ予算がつかないし、目安もないので先に進まない。こんなことと日々格闘しているのが成形物への印刷なのかもしれない。

今週もタンブラーに瓶、いろいろな難しい素材や成形物への見積もり依頼や印刷依頼が待っている。忙しいときほど難し印刷が連続してやってくる。今週からお盆までは気が抜けないと覚悟しなければならない

難しい印刷にチャレンジする時が一番楽しい、1つ1つ前進しようと思う。

海の日は海岸へ

3連休で連休明けにどさっと荷物が到着するのがわかっていたので、あらかじめ3連休は版の用意やテストだけで、少しはのんびりしようと思っていた。

比較的のんびりできたとは思うが、その反面今週は忙しい事になる。私に限ってではあるが通常の印刷業務の他に今日の午後から木曜日まで、特殊なセンサーを製造販売しているヨーロッパの会社の方がやってくるので、その通訳に出かけることになる。通訳に出ている間は印刷の仕事ができないので、私しかできないような難しい案件は夜や通訳が終わってからの作業になってしまう。その為、今週末は休まずにフル回転しようと思っている。

今日は比較的涼しい日になりそうだ、梅雨も今週でおわるのかもしれない。

しかし久しぶりに海岸にいき寝転がってしまったので、日焼け痕が痛い。無理な直射日光は避けなければいけない

123