印刷ブログ
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解決の糸口をつかんでテスト成功

2週間ほど前に預かった百万塔の台座への印刷だが、ようやく特注のパッドが届いた。特注といっても既存の型のパッドなのでそれほどでもないが、これがなければできないという成形物だ。

そのパッドを使い数日前に思いついたアイディアでテストをしてみたが、やはりNGなのがわかった。扇形の回転角度があまりにも大きすぎるのでNGということになった。こうなれば何か別の方法がないかと試行錯誤したが、たまたま思いついた方法を簡易治具で作成、スライドさせてみたら見事綺麗に印刷ができた。

あとは微細な位置合わせに、印刷の開始位置と角度、高さ、インキの選択をすればほぼ完ぺきに印刷ができるようになると思う。商品は恐らく来週に到着するであろうと思うから、この3連休でじっくりとテストと練習を行い、本番に備えればと心にも余裕が出てきた。

難しい印刷の解決の糸口を見つけた日程気持ちが良い日はない、木曜の夜は1-2杯くらいひっかけるつもりで帰宅した。

このパッドは幸いにもそろそろ買い替えになっているボールペンなどへにパッド印刷する際に使えるので、ちょうど良いので、それもプラス素材になっている

やってみなければわからない

いろんな成形物への印刷をしていると、どのくらいの印刷範囲まで印刷ができるか教えてほしい、という依頼があったりする。

その場合は即答ができないが、やってみなければわからないと伝える。しかしデザインをするには範囲がわからないとできないという事になるので、おおよその範囲をお伝えする。しかしそれが本当に印刷できるのかどうかと聞かれると正直わからない。

あらゆる成形物への印刷をしているので、同じ形のリピート以外はすべて新しいチャレンジになる。一度範囲をお伝えするとその通りにデータが届き、それを再現しなければならない。中には一度決まったものは変更できず調整が聞かないと言われる場合もある。100%約束をしているわけでもないが、そうなってしまうともうやるしかない。

やったことがない成形物への印刷はいつもチャレンジだ、しかしそのチャレンジが私の技術を向上させてくれているのだと思う。今日は特注していたパッドが届くはずだ、そして今朝のシャワー中に治具の改良部分を思いついた、さっそくためしてみようと思う

コクヨファイルへのシルク印刷

写真のような文具店やホームセンターで販売しているコクヨのファイルへのシルク印刷

表紙はそれほど難しくはないが、背表紙は厄介だ。表紙と裏面の突起物があるので、普通に印刷をしても掠れたり潰れたりする。ある程度の強さでしかもスキージは柔らかいものであっても幅が広くなければならない。

幅の広いスキージを使い突起物をへこませ、その中心にはいる文字列をシルク印刷する。慣れればそれほど難しくはないが、個体差があるのでどうしても1-2%はNG品が出てしまう。ここまで狭い背表紙に印刷するのは少々難しいが、コツと慣れでなんとかなる。

ロットは200枚で2種類、火曜日に1種類を終わらせ残りは水曜で仕上げるつもりだ

紙製品へのシルク印刷、小ロットでもお問い合わせください、予備は1-2%程ご手配ください
kokuyo

猛暑が続いている

週末から猛暑日になっているが、今日も朝から暑い。これだけ暑いとさすがに場内も温度が高くなってしまい、昼間の作業は少々しんどい。無駄に広いのかなんなのかわからないが、昭和に建てられた工場なので仕切りが悪い。この場内を完全に冷房で冷やすにはそうとうな設備にしなければならない

昔はここまで猛暑ではなく、日当たりが悪い場所だったので夏場でも冷房がいらなかったくらいだ。ここ近年の気温上昇で毎年夏場がしんどい日が2-3週間ほどあるが、それが終わるのがあっという間なのでそれほど気にはしていない。

これだけ暑いと版の目詰まりがおきやすい。幸いにも昨日は目詰まりが出にくいメッシュにインキだったので版の洗浄をせずに一気に仕上げることができる案件だった。

今日は目詰まりがでてしまいそうな案件なので、それも涼しいうちにやるのか昼間は避けて夕方からよるにかけてやろうか段取りを組まなければならない

しかしそろそろ扇風機でも購入して多少は空気を循環させないとと思っている。今日の午前中にでも買いにいってこようかと思う

サブゼロ

先週は印刷とは全く無関係ではあるが、サブゼロという冷凍技術を試してきた。これは私が以前から行っている別事業で必要になりそうな技術で、通常の冷凍とは異なる急速冷凍技術だ。

液体窒素を冷凍したい物体に吹きかけることにより、通常のゆっくりと行う冷凍とは異なり、物体を急速に指定の温度まで下げることができる。これにより細胞の状態がほぼそのままに保たれるので鮮度を保ったままの保存が可能となる。

これが成功し使えるようになれば別事業で細々と行っていることが現実味をまし、新しい道が開けるかもしれない。これは長期的な視野で見ているので、今後も細々と行うとは思うが、どうなるかが楽しみだ

今週は明日には注文している特注のパッドが届くことになっている、それを使って今迄一番難題になっている回転パッド印刷のテストを行う予定だ。今週末は3連休になっているが、私は3連休のんびりと休むことはできないであろうと思うが、できるだけこのテストを早期に成功させ、連休は子供を連れてどこかにでかけたい気持でもある
subzero

自然に癒される

梅雨の間の快晴という予報があったので、土日は少しアウトドアにすることにした。

とはいっても午前中は仕事をして、午後から食事をしてのんびりと事務所ちかくからほんの15分も運転すれば到着するキャンプ場へ、そこでテントを張り、近くの自然温泉、桂温泉 へ出かけた。ここの温泉は長岡市街地からほんの15分だが、源泉かけ流しの自然温泉だ。

6月からは露天風呂も解放されており、のんびりできる。快晴で涼しい夕方だったので、最高の温泉日和だった。なによりもこの距離のかけ流しで550円で入れる。しかも幼児は無料なので子連れ家族にとっては最高の温泉でもある

そこから近くの回転ずしに行き少しだけ食べ、テントに戻り、子供はクワガタやカブトムシさがしをしながら、私は風呂上がりの1杯ということで大自然の中で呑ませてもらった。こんな時こそ地方に住んでいてよかったと感じる。

日曜日は早く目が覚めてしまったので、5時前には持参したパンを食べ終えた。そのまま事務所に戻り少し仕事をしながらブログを書き、今日も夕方までは仕事をしたり家族で食事にでかけたりとして、夕方にはまたテントに戻って明日の早朝まで子供とのんびりする予定になっている。明日は学校の日になるが、5時起きで片づけをして下山すれば十分に間に合う
camp

ABS製のセイコーの置時計に印刷

デジタル式のセイコーの置時計40個程、こちらも立職記念ということで名入れをしたいとのことで急遽もちこまれた

しかし形状からしてシルクスクリーン印刷ではできない場所に名入れを希望されている。少々難しいと思ったが、実際に試行錯誤をしてやってみたら、パッド印刷でなんとかできた。

パッドも時計にあたってしまうので、インキを転写した後にパッドを移動・固定し、そこに置時計をセットしなければならなかった、印刷後もそのままでは置時計がパッドにあたってしまうので、パッドを移動させてから印刷後の時計を取り出す。

40個という小ロットではあるが、こういった小ロットのパッド印刷が弊社は得意だ。ABS素材なのでSG740で密着する、色もゴールド1色指定なのでやりやすい。ゴールドの場合はパッドインキを使用しなくとも十分な発色をするので比較的やりやすい

難しい形状のパッド印刷、まずはご相談ください
tokei

追加で1個パッド印刷

香合というお仏壇の焼香を入れる器のようなものがある、正式な名称はわからないがこちらの蓋の裏側に記念の名入れ印刷を20個程。

印刷は終わったが1個商品不良があり、追加で1個だけ印刷をしてほしいという依頼だった。セットを全部外してしまって位置決めも最初からしなければならないので、少々大変ではあるが、実際にパッド印刷をやっている人にしかわからない。

幸いにも位置決めや印刷もそれほど難しくない形状だったので、5分ほどで完了。セットがしたままであれば30秒もかからない。昨晩は同じくパッド印刷でしかできない形状の時計40個程に印刷をした。

今週はパッド印刷が多い、来週も難題を控えているがなんとか解決することになるとは思っている
shoukou

ポリエステルの折りたたみ団扇

折りたたんでしわくちゃにして収納ができるような団扇があるらしい、ということでそちらの団扇のところにロゴを1色。

ポリエステルなのでインキは何種類かあるが、印刷がしやすいインキと伸縮や折り曲げにもつよいSG410を使うことにした。あらかじめテストを行い、乾燥後にしわくちゃにして収納したがびくともしない。

データが細かかったので、少々調整を行い、版は3回ほど作成した。やはりインクが多く出たほうが良いと思ったので、最初は120メッシュだったが、少々多すぎるので、150でちょうどよかった。

数は100個程、入稿から仕上がりまで4日ほど、版の作り直しやデータ調整がなければ1日くらいで仕上がったかもしれない。

治具は収納する部分のプラスチックのおさえが突起しているので、団扇だけを上げることができるような受け治具を作成し、使った。こちらも手作りだが十分に使える。

何でもDIYで作成、これはシルク印刷やパッド印刷では必要なスキルだと思っている。幸いにも私は昔からDIYが好きなので自分で何でも作成し、使うようにしている。

ポリエステル製の折りたたみ団扇に印刷、小ロットでも可能です
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とうとうやってきた

月曜の朝からの大雨で新潟県はすっちゃかめっちゃかになっている。大雨だと思えば午後からは快晴だったが、しかし15時過ぎに強風でその後はまた雨だった

湿度が高いので版が崩れる、そして場内も湿度が一気にあがってしまったのでフィルムさえ湿気をすってしまっている。ここまで湿度が高くなるのが1年に2-3日はあるのは覚悟はできているが、その1日目がやってきてしまった模様だ。

梅雨がなければ夏が来ない、梅雨が無ければ農作物も育たない、仕方ない時期ではあるがこれを乗り越えれば暑い夏がやってくる、そしておいしいフルーツや野菜が食べれるのを思えば少々の梅雨くらいは我慢できる

高濃度白で印刷をするデニムのポーチがあったが、文字列が細かい。合計で60枚程ではあったが、10枚も刷れば文字列が詰まってしまった、連続印刷が難しい季節だが、こればかりはどうしょうもない。10枚x6回の版の洗浄を行い、なんとか仕上げた。梅雨時期と夏場は手間暇がかかってしまい納期が長くなるが、2か月の我慢だ。