写真のような漆塗りの端箱9個、という極小ロットのシルク印刷を行った。
漆塗りで表面がコーティングされているかのような素材なのでSG740と硬化剤で密着するのは何度か試験をしているので、インキ選択は問題はなかった。
あとは端箱が木製なのでその凹み具合が心配だったが、全く問題なく9個にシルク印刷を仕上げた。端箱の形が長方形なので位置合わせやセットアップも早めに完了し、1時間もしないですべてを完了。
ここまで極小ロットのシルク印刷はなかなか進んで受けてくれるところが居ないとは思う。お盆中だったが、依頼されたサンプル6種類への1個1個の印刷を済ませ、こちらの端箱を終わらせ、あとは梱包などを行い1日を過ごした。
電話もメールもほとんどなかったので作業の進みが良い、世間の休みとは同じではやっていけないのがシルク印刷の職人だとも思った。
ちなみに写真の端箱の料亭、中国にある高級料亭の依頼となる。銀座並みの価格で最高級の料理を提供する中国のお店だ、機会あるかたはぜひお試しください