弊社には1つだけ流れの案件が存在する、毎月10万個を超えるシルク印刷だが、機械を使用せずにすべて手刷りで印刷をしている。
10万個もどうやって手で印刷しているかと言えば図のような治具を作成し、1回で100個印刷できるようにしているからだ。100個でも気の遠くなるような作業ではあるが同じような治具が何個もあるので、それほどでもない。
かといって1日でも止めてしまうと月産の10万個に到達するのが大変になるので、コツコツ毎日続けている。こういう流れの作業は正直怖い案件でもある。いつどこで何がおきて無くなるかがわからないので、進んで受けることができない。ある程度の覚悟をもってやらなければたちまち流されてしまう。
私はできるだけいろいろな業界のいろいろな案件を引き受けるようにしている、先代の時代にあった流れの作業が止まった時の恐ろしさは若かった私にも強い記憶で残っている。世の中が不安定な今の時代こそ、いろいろなことに挑戦しなければならないと思っている