よくある市販のお猪口、こちら20個へ指定のデザインを回転シルク印刷。
20個だけ、、、となれば価格が難しい、版代、治具代、印刷単価、、、などと言っていればまず決まるわけがないし、人件費等考えれば世の中のこういった極小ロットはまず1つも決まらない。
私はそこらへんは臨機応変に対応し、十分な納期をもらえるようであればある意味破格(激安はしたくない)で対応する。それも従業員も誰もいない夜か週末をつかって一人で仕上げる。でなければなぜ社長はあんな効率の悪い安い単価の仕事をしているのだ?と思われるからだ。効率だけ考えれば最初から小ロットの案件はすべて断った方が無難だと思っているくらい効率が悪い、しかしそれを誰かがやらなければならない。
単価や値段・効率ばかり考えていればたんなるどこでもあるシルクスクリーン印刷工場で終わる、世の中にはいろいろな意味で何かを作り上げたい方がいる。モノづくりよりもPC上やネット上で仮想の空間で何かをしたほうが儲かるのかもしれない、だが、それでは日本の本来のモノづくりがなくなってしまう。私見ではあるが仮想空間でのたたかいに関してはどの分野でも日本は負けていると思う。
大量生産大量消費の時代はとっくに終わっている、今は少量多品種、めんどくさいことを仕事にしなければ時代の流れについてゆけない。