世間はゴールデンウィークだが、私はカレンダーに関係なく毎日仕事を続けている。コットンバックにスクリーン印刷だが、表面の汚れや糸くずを取らなければならない、ここは家人でもある息子にやってもらう、コロコロするだけなので面白がってやってくれている
休みが無いほどの仕事の山というわけではなく(そうであれば嬉しい限りだ)、世の中の動きと反する行動をとることにより、印刷の効率とスピードがあがる、という理由からだ。
祝日や土日だと:
1.電話が鳴らない(ほとんどならない)= 手刷りの手を停める事がなく連続印刷ができる
2.来客が無い = 同上
3.確認作業や質問等が無い = 同上
つまり仕事に集中できるという理由からだ。 平日だと荷物の搬入搬出、電話、そして来客がある。そのたびに手を止めるので版が乾燥してしまい、目詰まりを起こす。そこで版をすべて洗浄することになる。版の洗浄も時間がかかる、刷り台を占有するので止めたくはない、どんどん仕事を進めたいが、平日はそうもいかない。
まして難しい印刷の場合は途中でなにかが入るわけにもいかないので、静まりかえった夜や週末が最適だ。言ってしまえば難しい印刷ややったことが無い印刷等、効率が非常に悪い。いったいできるのかできないのかすらわからないまま進めるので非効率だ。そういう事を社員の前でやるわけにもいかないので、誰も見ていないところでじっくりと行う。
こういった世間が休んでいるときこそ最高の仕事日和となる、なので私の場合は昼間よりは週末や夜の方が仕事がしやすい。
大型連休はどこも混雑しているし渋滞も出る、出かけてもゆっくりできないとわかれば仕事をし、平日に代休をとって休めばよいと思う。これこそ本当の働き方改革だと思うが、果たして日本がこれを達成できる日がいつやってくるのか、は、政府主導ではなく国民一人一人の意識改革だと思う。