印刷ブログ
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小さな布にスクリーン印刷

リボン状の布、3m程あるものがもちこまれこちらを35mにカットし、25枚に印刷。カットは弊社にいる昔縫製業務を行っていたプロに任せ、私は印刷に集中。やはり縫製業務をしていた方は早いし上手い。

 

印刷はロゴだけで太いので、3ストロークの重ね印刷で白を再現。枚数は小ロット。もちこまれたその晩に仕上げ、翌日納品の超スピード納品。平面のスクリーン印刷だからできるし、治具もいらない。治具が必要な成形物はここまでは早くはできない。今週は2件ほど治具作成が必要な案件をかかえているが、週末にじっくり作成し、仕上げる予定だ。

 

もう1つ、大きな2mを超える面板の出張印刷の用意で大きな板、クランプ2つを購入し用意をしている。3月に印刷が出るそうだが、今週中には専用の印刷台を完成する予定だ

レインポンチョへスクリーン印刷

とあるノベルティ会社様よりレインポンチョへ印刷が可能か否かの問い合わせ、印刷は問題はないが、問題は撥水加工だ。

 

強い撥水の場合はインキが弾かれてしまう、今回はPEVAというポリエチレンビニールらしき素材、溶剤で軽く拭いてみたが弾きがあったので撥水加工が施されているのは間違いが無い。試にPE用のインキで印刷したら、テープ剥離でNGだった。なのでもう1つの撥水加工用のインキに硬化剤を入れてテスト。硬化剤注入なので熱乾燥150℃くらいがベストだが、素材からして溶けてしまうので、温風乾燥と自然乾燥で様子をみる。 本番と同じで再現をしなければならない

 

火曜の朝には結果が出るであろう、楽しみでもある。こちらが問題なく密着すれば仕事が1つ増えることになる

寒くて冷たい製版

冬場の製版は水商売だ、冷たい水で現像した版を洗い流す、月曜は祝日ではあったが、大きな2m程の製版をしたかったので、そちらを製版、ついでに今週行う1000枚の袋の製版もやった

 

首都圏は雪の模様らしかったが、新潟県は晴れのち曇り、それほど寒くはなかったがやはり場内は一けた台の気温、ストーブをつければよいが一人だけなので節約ということでストーブなしで製版、さすがに寒いし冷たい。手がかじかんでしまったが、無事に製版が終わった。祝日は電話もならないし来客も配達もないのである意味のんびりとやることに集中できる。こういうチャンスを逃したらもったいないので、祝日が休みでもできることをやらなければならない

巷では土日祝日が休みで有給休暇を取得させるという法律が始まったが、零細企業で人手不足になっている企業ではそうもいかないが、法律なので仕方がない。しわよせがやってくるのが経営者だが、私は仕事が好きなので気にならない。家族が犠牲になってしまうが、理解してもらうしかない。有給取得100%を目指して今年度はチャレンジしてみるが、果たしてどうなるのか

 

私的に思うのが子供のころから学校で宿題や塾通いが当たり前になっている、これは子供の残業ともいえる。子供のころからこの宿題や塾通いと言う残業に慣れてしまっている日本人に大人になってから残業をしてはならない、有給をとりなさいといっても如何なものかと感じる。子供は宿題などせずに若いうちにしかできない遊びを満喫すればよいと思う。嫌々言われてやる宿題(残業)や皆が通っているからといっていく塾通いは効率が悪く、本人の為にもならない。働き方改革よりは日本人の意識改革が先決ではなかろうかと強く感じてしまう

マグへの回転スクリーン印刷

とあるホテルのマグ、ここ最近増えてきている、担当者と打ち合わせをしたら今後店舗数を増やすので徐々に増えるらしい、私一人でやっていては間に合わないのでできそうなスタッフにやってもらった。

 

治具、版、セットは全ておこなってあるので、あとは慣れでコツをつかんでもらうだけだ。初めてだったが、ほぼ問題なく完成。陶器なので焼き付けをするまでは簡単にふけるのでリスクも低い。どんどんとチャレンジしていただきたいし、今年は職人育成でいろいろな案件をやってもらおうと思う。そうすることにより私はもっと難しい案件や急ぎの案件に対応できるようになる。

 

世の中急ぎが多い、そして小ロットも多い、そういった需要をこなしてゆくにはやはり機械ではなく人間の手で行うことが絶えないと強く感じる

PET製ボトルへ2色回転スクリーン印刷

こちらの案件はとあるペット製品を取り扱う会社様で、数年前に弊社をみつけ、そこから小ロットのボトル印刷が始まった。いまのところ定期的にやってきている、2色で200本程。

 

細かい文字が裏面の原材料表記であるので、メッシュは300、表が金、裏が黒なので重なりが無いのでやりやすい。最初はなかなかうまくいかなかったが、今はNGはほぼゼロ個で全数を仕上げている。納期も治具があるので、時間さえ見つけてしまえば2日ほどで終わり発送ができるが、回転スクリーンの機械がうまっているときはすぐにはできない。しかし極力早くやるようにしている

 

今週は新潟県に春がやってきたかのような陽気で道路の雪が全て消えてしまった、今週末に再び寒波がやってくるらしいが、寝雪にはならないであろう

現場印刷の用意

大きな塗装板への現場印刷が決まりそうだ、まずは黒い塗装板にどれだけ白が再現できるかを確認してもらうために、A4程の板にサンプル印刷

 

実際の板とほぼ同じ、メッシュはシャープに印刷をしたいので、270、塗装済みの板なのでSG740と硬化剤、コンクホワイトで80℃乾燥。綺麗に仕上がったと思う。

 

あとは原寸データをもらい、準備をすれば1日で終わると思うが、板そのものが2000mmを超え、重たい物なので助手がいるはず。土曜にできれば土曜1日を使い全て仕上げたい。60台程なので恐らく問題なく連続印刷ができ、仕上がるであろう。

 

今年は現場印刷がこれで2件目だ、昨年はコンテナ1000台程があったが、こちらも2日かかった。今後もこのような需要が増えると思われる

布製のカバーにスクリーン印刷 100枚程

小ロットの傾向が変わりつつあるかもしれない、弊社にとって100という数字は小ロットだが、首都圏では100よりは300~500くらいが小ロット、あるいは1000でも小ロットに分類される感じだ。

 

知り合いに聞いたことではあるが、首都圏に工場をもっているスクリーン印刷の会社でも5000でもロットが小ロットだと言っていたらしい、ということは弊社で手掛けるような100とか100以下の数字は小ロットではなく超極小ロットになるのであろうか、、、しかしこのくらいの数字がなんとなくやりやすいし、世の中にたくさん眠っている数字だと思われる。それを受けてくれるところが少ない、恐らくセットをしたら半自動機にかけ連続印刷をしたいからかもしれない。しかし世の中には半自動機では刷れない成形物が無数にある。

 

最後は人間の手刷りだ、それができるようになるには職人としての気質と腕、コツ、工夫が必要となる。私もまだまだ半人前、いや一生半人前だという思いで常日頃からどうやれば腕をよくできるか、考えながら仕事に励んでいるのでそれが楽しいし飽きが来ない。同じことの繰り返しではなく毎日異なる成形物への印刷、性格にあっているのかもしれない。

 

先日は3月納期ではあるが、布製の成形物120個程へ白印刷、白を濃く出す為に2ストローク、見た目はわからないが2ストロークの方があきらかに白が強い。これもこだわりの1つなのかもしれない

トートバッグにグラデーションスクリーン印刷

テスト印刷ではあるが、グラデーション写真のデザインをトートバッグに印刷、線数が細かいので250メッシュでやってみたが、恐らくあまり綺麗にできないと思い、案の定。

 

トートも2種類、粗い感じと平坦な感じの2つ。とりあえずのテストなので良いのだが、実際にやるとなったら線数を粗くしてメッシュを150くらいにしなければならないと感じた。平坦なバッグは綺麗に出ているが、やはり粗いバッグはなんだかよくわからない感じだ。どちらにするかはまだ決まっていないので決まった時点で調整をしようと思う。

 

今週もいろいろな案件が待ち構えているが、比較的容易にできるものが多いので、時間との勝負だ。寒波も去り、今年は暖冬だと感じる。しかしいつまた寒波がやってくるかわからない。。。気が抜けない

黄色い児童傘にスクリーン印刷

児童が使う黄色い傘、子供のころにつかった覚えがある。こちら500本程に黒1色で印刷。 てっきり学校用かと思えば、、、デザインからして学校ではあるが大人の学校っぽい。

 

しかしいつの年齢でも学習は大切だ、今日で1月が終わる。第一週は休みではあったが、その後は徐々に稼働し、忙しくなってきた。2月もどうなるかわからないが、卒業シーズンにいろいろなノベルティや工業製品への名入れが続きそうだ。

 

今週土曜日はデザイナーさんをあつめて午前中だけ工場を開放、スクリーン印刷を体験してもらう。今週もあわただしい日々が続きそうだが、雪は降らなさそうだ

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