印刷ブログ
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アルミアルマイト製のお猪口に回転シルク印刷

私が住んでいる長岡市の観光課よりの依頼、数量は70個ほど、それはよいのだが急ぎだった。8/5までにほしい、ということ。ちょうど長岡まつりがあり私は人と時期をずらして少し休む予定にしており、その代わりお盆中は毎日仕事をすることにしている。

 

昨年もテストをしてみたが、お盆中は仕事がはかどる。荷受け、電話、来客がすべてなくなり、仕事に全神経を集中できるからだ、恐らく普段の生産性の2~3倍、いやそれ以上になる時期だ。生産性がものを言う=売上と利益に直結するので、周りがなんと言おうと生産性をUpするしかない。

 

8/5は不在なので、その前までに仕上げなければならない。納期も1週間程度とかなり短いが、やはり回転シルク印刷をどうやっているかがわからないので、インクジェットのようにすぐできるのであろう、と思われてしまっている。これはもう仕方がない、時代の流れだ。

 

土曜は外が猛暑で出かける気分にもならない、午前中は製版を行い、天気が良かったので後露光で外に版をおけば完璧だ。午後からすぐに刷り始め、終わったと同時に窯にいれて焼き付け。これで週明けに納品ができるが、すぐに出せるというといつもすぐに早くできると勘違いされてしまうので、ここは仕方がないことだが、納期の数日前に仕上がっていることを伝えようと思う。

 

いままでの経験からだが、急ぎ依頼ですぐに完成させた案件は引き続きリピートのときも短納期だ。夜や週末を使い、そして現在のスケジュールをひっくり返して調整しているので、毎回無理はできない。極力短納期に対応するよう整えているが、すぐにできない案件などはどうにもならない。

急ぎの出張印刷

2日前に取引先よりTELが、金曜納期でものが完成するのが木曜の夜、14個だがデカいので出張印刷しかできない。

もうどうにもならないが、どうしても、、ということで無理やりスケジュール調整を行い、木曜の19時に出発、同じ新潟県内で高速道路で1時間ほど、到着後すぐにセット、1時間で仕上げた。しかしエアコンがない工場で横で高温で塗装板を焼き付けている

 

汗でびしょびしょ、版の乾燥をおさえるために通常はT926溶剤でOKだが、T980に切り替え、一気に仕上げる。1時間印刷しただけだが、2-3kgは痩せたかもしれない(汗)

 

夏場の印刷は夜が向いている、これもある意味働き方改革かな?

 

印刷も大変だったが、この時期の夜の運転でウィンドウに付着する虫が多い。今週も土日に関係なくフル稼働になってしまったが、仕事があることはうれしいことだ

夏に向けてのPVCバッグ?

取引先より急ぎで透明のPVCバッグに印刷依頼、大きさからしておそらく夏のプールシーズンに使用する感じだ。

 

こちらは何度かやっているが、今回は裏面に糊をふけない、、、のりを拭かなければしわが取れない、そして印刷も滲みが出てしまう。なんとか試行錯誤でそこそこできるようになったが、以前やったPVCよりは常温でも柔らかい。

 

150枚ほど、透明なので色はすけやすい、そしてムラが目立つ。吸引もできない成形物、ノリもふけない。。これはもう勝負だ。なんとか知恵を絞り、150枚、ほとんどムラもなく仕上がったが、中にはムラが多少でている個体もある。事情を説明し、そして今回の条件では仕方がない、ということで了承をいただいている。あまり無理をするわけにはいかないし、短納期ですぐに解決策も出てこない。特殊な吸引板を改造すればできるが、その時間もなかった

 

梅雨が明けた模様だ、これから本格的な夏がやってくる

 

包装も手掛ける

私がやるわけではないが、完成品の包装も手掛けている。できるといえば昔アルバイト時代の高校生の時にやっていたが、キャラメル包装程度だ。

 

今回は80個の時計のケースを斜め包装で熨斗掛け。これは専門のできる人にやってもらい仕上げる、さすがに手馴れているので上手だ。最後はしっかりと梱包し発送すれば完了。本来はお客様のところに送付、そこで梱包し、再度発送を想定されていたらしいが、送料が2回にわたってかかるので、弊社でまとめてやってみてはどうか、と提案。

 

こういった小技もできるようになると割高になっている送料を削減できる、one stopサービスとまではいかないが、できることはやろうと思っている

クラウド化でバック業務を削減

今年の初めころから徐々にクラウド化を進めている、スタッフのタイムカードはタッチパネルの打刻性。だいぶ慣れてきた、100%とは言えないが押し忘れと機能の1つを除けばほぼ完ぺきに使用できている

 

そろそろ(いまさら?)かもだが、手書きだった納品書や請求書もいづれやってくる消費増税に備えてクラウド化を導入し、試験段階で始めた。まだ数日だけだが、なぜ今まで利用しなかったかのように生産性が確実にUpしている。事務員を雇うような作業もクラウドですべてほぼ終わり、人手を増やす必要がない。ほぼ自動化までまだまだ時間がかかるであろうが、今までの事務作業を半減、いやそれ以上に削減できると感じている。

 

これで本業の印刷の仕事にもっと集中できると確信を持てたが、逆にいままで20日や末日に時間がかかっていた事務処理がすくなくなる分、早めに帰宅して早く寝れるとも思っている。どちらを選択するかといえば、、、やはり貧乏性の私は前者のもっと技術の仕事を、だろう(笑)

 

今週も一山超えそうだが、まだまだ気が抜けない。しかし事務作業を減らせることがわかってきたので、気が楽になってきた

 

ご紹介までに、使用しているクラウドはこちら、もし興味があればトライアル使用もあるので使ってみてはいかがでしょうか?

https://biz.moneyforward.com/

週末は仕事をしながら遊ぶ

週末は仕事をしなければ、だったが、日曜日は子供を見なければならなかったので急遽予定変更。とはいってもそれほどではない、平日に挽回すればなんとかなるという自信はある

 

天気予報は悪かったが意外と晴れ間が出たので近くのピザ屋にでかけたり、図書館で涼んだり、そして夕方は娘の友達を海岸沿いまで送り届けながら海岸で遊んだりと、なんだか癒された

 

近場にある見附市のイングリッシュガーデンで時間を過ごし、その横のカフェで食事とジェラート。

 

今週は激務が予測されるが、いままでのバックオフィス業務の書類をクラウド化するために試運転を行い、これがすぐに導入できた。これからは手書きがすべてなくなりPDFとメール送信で処理できるところまで準備が整った。あとは使ってもらうだけだが、これだけは私がコントロールはできない。

 

クラウドで処理できる業務が多くなり、事務員を入れなくとも一人でチョイチョイ処理できる、これで印刷に集中できるが、すべて順調にいくとは思わない、弊社が変わっても周りが変わらなければ意味がない。あとは世の中の変化を期待するしかない。

ポリエステルバッグの側面にシルク印刷

旅行鞄のような形、表裏は印刷は問題は無いが、、、側面となると少々工夫がいる。ちょうどTシャツ印刷台が使えそうなので試行錯誤で改造、刷ってみれば問題なくできた

 

印刷はOKだ、あとは乾燥、これはなかなか難しい、ドライラックから印刷面をはみ出すような感じで、無理やり乾燥。週明けには完成する、少し長く乾燥させておけば問題は無い。来週もフル稼働だ、といっている間に7月が終わる。

ポリエステルの旅行鞄にシルク印刷

ポリエステルのカバンに印刷は問題は無いが、問題は位置合わせだ。

 

縫製されているので形が1つ1つ異なり、しかもかなりシビアな場所なので、試行錯誤。数分ほど悩み、こうすればできるかな?というジグと位置出しでトライ。シュミレーション通り問題なく綺麗に印刷ができた、位置ズレもほとんどなく、どちらかといえば縫製の具合でズレが出ているが、これはもう仕方がない。極力左右天地にぴったり入るように1つ1つ慎重に位置合わせ。

 

合計で200枚ほど、とりあえず正面、そして側面の方が難しいので週末に試行錯誤をして、Tシャツ印刷台で印刷ができるようにセットしようと思う。土日もフル稼働で6~7色印刷のデザインの案件を仕上げることになる。あいにくの天気なのでまたまた仕事日和だが、来週に備えていろいろとやることも待ち構えている

PVCの硬質バッグ

シルク印刷でもつらいのが硬質のPVCバッグだ、温めなければ柔らかくならない、夏場で少しは良くなると思ったが、まだ固い。。。エアコンをきかせている場内だが、そこで窯で温める。

 

とにかく暑い、そして揮発の早いインキでなければ密着しないので、作業性も悪い。T-980で揮発を遅くしているがそれでも難しい、結局200枚仕上げるのに半日かかった。季節柄仕方がないが、季節により印刷物は選べないので耐え抜くか知恵を絞るしかない。

 

昨年より始めたが、私だけはスライド勤務にして日中の暑い時間は印刷を極力せずに、夜の涼しい時間帯に行う。作業効率を考えてだ。これを全員にとは言えないが、8時~5時という普通のリズムで仕事をするよりは、いかに効率よくやるかで作業性が変わる。1日8時間労働を絶対ではなく、できることを仕上げればよい。いっそのこと皆が個人事業主になったほうが双方良いと思うくらいだ。

 

もちろん流れの仕事は別だが、弊社のような単発物が多く一人でやる仕事が多い場合は個人事業主のほうがあっていると思う

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日本酒の180mlフロストボトルに金色

日本酒を入れる180mlの小さなフロストボトル、フロストなのでインキの密着が良い。わざわざ1690Nを使用しなくとも1000でもSG740硬化剤で密着はするのだが、あえて1690Nを使用。

 

1690Nと金粉を混ぜる場合は硬化の温度に注意が必要だ、1690Nは150℃硬化だが、金粉が150℃まで耐えれない、120℃くらいで長く乾燥させなければ金粉が焦げてしまい、金が茶色になってしまう。これは以前やった時の経験があり、一度失敗すると学ぶことが多い。幸いにも前回のNGはそれほど大ごとにはならなかったが、1690Nの印刷でフロストボトルは消しにくいのでNGは出せない。

 

金色は純米大吟醸、銀は純米吟醸、そして白は純米酒。それぞれ100本、これは国内販売はされず、弊社近くの酒蔵で日本酒を詰めてもらい、輸出される。弊社の別事業で酒輸出を行っており、輸出酒販免許を保持しているので、このような海外からのOEM/PB依頼を引き受けることができ、それを最終製品にまで仕上げることが可能だ。瓶の手配、直接印刷、瓶詰めはさすがに酒造免許と蔵でなければできないが、それ以外はすべて自社内で完結。そして輸出も自社で行い、海外の最終顧客へ航空便で届ける。中間の商社やコーディネーターは一切いない、それだけスピードが早く意思疎通も、そして余計な経費や中間マージンが発生しないので、双方にとってビジネスに成り立つ。

 

これからの時代、中間業者がますます減ると感じる、海外、特に中国や東南アジアはスピード勝負だ。中間業者が何社も入っていれば決まる案件も決まらないし、華僑の方々は中間業者が入ることを嫌う、それだけ中間でマージンが発生しているのを知っているからだ。

 

本業のスクリーン印刷の技術を生かし、最終製品を市場に投入、それも国内ではなく海外へ、これから成長する海外市場へ視点を向けなければ賃金上昇ができないと強く感じる

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